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和書 507300 (281)



脳髄工場 (角川ホラー文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 全体に,小松左京や筒井康隆のショート・ショートのような軽めの作品が多かったが,表題作「脳髄工場」は,なかなかよかった。
 人工脳髄を付けられた人間の言動は,本当にその人間の自由意志に基づくものなのか? 人工脳髄の送る信号が人工的に作り出したものではないのか? 主人公は,あくまでも自由意志に基づいて生きる人間でいたいと願い,人工脳髄を付けることを頑なに拒んでいたが……一種哲学的なテーマのようでもあるが,本作品の結末は結構意外なものだった(小林泰三ファンなら予見可能だったかもしれないが)。こうして「自由意志」に基づいて本を読み,レビューを書いている私だけど,でも,本当は……というような不気味さを感じた。





ハグルマ (角川ホラー文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

表面的には、いつもののほほんとしたSF作品とは少し感触が違うが、これはこれで良い。妄想と現実が入り組んで、訳が分からなくなるという作品は、これまでにも沢山書かれてきたが、北野勇作のほぼ全作品に共通しているのは、そういう状況に陥った主人公が、絶望することも戦うこともなく日常の一部としてそれを受け入れているという点だろう。漠然とした恐怖や悪意の気配を感じながらも、その実体は不可解で、答えはなく、それでも生きていくというのが「現実」というものではないだろうか。非現実的な展開のこの作品が「リアル」な点があるとすればそこを書いているからだろう。ジャンル小説(今回はホラー。いつもはSF)を装ってはいるが、むしろ純文学との共通点が多い作家だ。(『ドグラ・マグラ』を宣伝に使ったのは逆効果。名前は似ていても、夢野久作とは相容れない作家だと思う。良し悪しではなく、質の問題として)




鋏の記憶 (角川ホラー文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

4編の中で一番印象に残ったのは「鋏の記憶」だ。鋏の中に秘められた母親の
心を思うと、胸が痛くなった。その母親がついに語ることのなかった真実が
暴かれた時は、ちょっと衝撃的だった。悲劇的なラストでなかったのが救い
だったが。「弁当箱は知っている」は、一人の男の哀切を見事に描いた作品だと
思う。彼が守りたかったものがどんなにむなしいものであったか・・・。弁当箱に
向き合う彼の姿を想像すると、あわれさを感じる。残る二つも面白かった。全体と
してよくまとまった作品だと思う。読後も満足♪




橋をわたる (角川ホラー文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

登場人物の印象が薄すぎて、名前とキャラがわからなくなることが多い。
話の流れもすごく単調。
今までの作品が好きだったから、この作品にはがっかり。




孕み―白い恐怖 (角川ホラー文庫)
販売元: 角川書店

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日本は他の国々と比べ著述業のみで食べている人が多い。その為か、日本は素人の技量でプロの作家と称している人が多い。(宮部みゆき、など)この作品もその一つで、構成、描写(とても解りにくい)等等、小説の要素のどれをとっても素人の領域のうちにある。作者は、たくさん本を読んでいくことをしていただきたい。最初はオリジナリティ等考えないでよい。作家にとって一番大切なことは読者につたえること、そのための最低限の技量を持つことであるのだ。




バイオハザード (角川ホラー文庫)
販売元: 角川書店

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文字でもスリル満点です。
テンポよく話がすすんでいき、休む暇のない感じが出ています。

映画ではできないような死に方が書かれており、気持ち悪さも満点です。
気持ち悪い場面なのに、さらっと書かれていて、どんどん読んでしまいます。
どんどん読めるから、また休みなく戦っている気分になります。

文庫化すると面白くなくなるものもありますが、これは面白いです。
映画を観た後でも十分楽しめます。




バイオハザード2 アポカリプス (角川ホラー文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

バイオハザードが街を襲う。ゾンビや生物兵器(怪物)が、跋扈する中を、「1」からの主人公アリスは、街に取り残された人々とともに、隔離された街からの脱出を試みます。

ゲームの「2」の内容とは、ちょっと違っているようです。

読みどころは、主人公のスーパーマン的な活躍(戦闘)、取り残された人々のサバイバルでしょうか。取り残された人々にも、その道のプロがいて、戦いぶりには、読み応えがあります。

主人公以外の活躍するシーンも増えている、スピード感は落ちているますが、ストーリーが複雑になり、その分、物語としては、奥深いものになってます。少し「1」とは、雰囲気の違う話となってます。「サバイバルもの」の楽しさ、ドキドキが十分楽しめる本でした。

「1」と話がつながっているので、知らないと読むのにちょっと辛いところがあると思います。




化猫伝―桜・妖魔 (角川ホラー文庫)
販売元: 角川書店

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 この著者のいつも通りのホラー。ゆらめく記憶の迷宮を渉猟しよう。ネコちゃんは美しくも残酷で魅力的だけれど、弟切草シリーズを超えるパワーは感じられなかった。ホラーフリークのエスカレートってやつか、もっともっとすげえお話を読ませてほしい。




バースデイ (角川ホラー文庫)
販売元: 角川書店

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貞子誕生秘話を初めとする「リング」、「らせん」、「ループ」三部作のサイド・ストーリー。しかし、「ループ」がそもそも余計な作品だったのに、更にムダを重ねた無益な作品。

どうしてこんな次元の低いサイド・ストーリーを書く必要があったのか。私は映画「宇宙戦艦ヤマト」が続編の発表を繰り返すのに対し、次のような揶揄が世間で流行った事を思い出す。「この世には愛よりも友情よりも大切なものがある、それはお金だ」。私は作者が本作を書いた動機もそうとしか思えないのである。




彼岸花 (角川ホラー文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

弟切草ワールドといいつつ、ほとんど関係なしです。
新たな主人公、新たな謎等で構成されています。(当然前作キャラは出ません)
前回ほどどろどろした感じはないものの、話として面白くない。
結局そうなるの・・って感じで、最後のグダグダ感は今までの時間なんだったの?って気さえ起こさせます。。


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