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和書 507378 (397)



サハラとわたしとオートバイ (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 1983年に大和書房から出た単行本の文庫化。
 著者は女性ライダーの草分けで、特に耐久レースを得意としたという。国内外で活躍したが、1985年に事故で亡くなっている。
 本書は1982年にサハラ砂漠を縦断した記録。もうひとり年下の女性ライダーと、伴走車に2名の、合計4人で挑み、成功させている。しかし、予想以上につらい旅だっようで、読んでいても本当に大丈夫なのかと途中で何度も心配になる。特に難しいのは人間関係。体力がもたなくなる人が出たり、はぐれてしまったときにどうするか。そのあたりに、「冒険」の真の姿が見えて興味深かった。
 読んで面白い本ではないが、貴重な記録といえる。




サハラに死す―上温湯隆の一生 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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※時事通信社版

 読み終えて、ため息が出た。なんと惜しい人をなくしたのだろう。高校を中退し、ヒッチハイクでの世界旅行に飽きたらずに挑んだ、サハラ砂漠単独横断の旅。あえなく熱砂の上に命を落としたが、それまでの旅程で彼は、アフリカ諸国をはじめ世界の人々と出会い、交流し、生きるための術を身につけ、数え切れないほどのことを学んだことだろう。果てなく続く砂漠をラクダとともに歩きつづけることの孤独、過酷な環境、死への恐怖。22歳の青年にとって、どれほど厳しいものだったことだろう。そんな中、自己洞察し弱い自分を反省しながら旅を続ける、上温湯青年。旅こそ人生とする冒険家も多いが、上温湯青年の描いた将来は違っていた。大検を取り大学を出、国連で人のために働きたいと思っていた。もし彼がサハラの旅を成功させて帰国したら、どんな大人になっていただろうか。じつに惜しい人をなくしたと思う。
 本書は、彼の日記・手記から編まれたものである。彼の見たこと・体験したこと・考えたことに、私はいちいち感銘した。彼のとともに涙を流した。成人したばかりの青年に、私は多くのことを教えられた。この本、座右の書にしたいと思う(復刊してほしい!)。




ザ・ニューヨーク・アイ・ラブ (講談社文庫)
販売元: 講談社

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私的メコン物語―食から覗くアジア (講談社文庫)
販売元: 講談社

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一人の熊本の中学生が偶然あの水俣病を取材するためにやって来た一人のカメラマンと出会う。そしてその中学生はいつのまにか内戦のカンボジアやアジアの国へ赴くようになり、今はなぜか「食」をテーマにする物書きになっている。ぼくが森枝卓士の本とであったのも同じく中学生の時だった。それはぼくの頭の中を変えた。どこかの国の政治や経済を、彼らが何を食べているかさえ知らないで、知った風なこといえるのか。ニュースだけじゃなく、僕らは外国旅行から帰ると「何人はいい加減だ」なんていいたくなる。この本がいってるのは何も難しいことじゃない。国や民族は友達と同じだ。違う事を理解しようとするほど、仲良くなるってことだ。その時、心の壁は取り払われた。




週末アジアに行ってきます (講談社文庫)
販売元: 講談社

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三連休に一日ぶつける。
旅好きのサラリーマンにとって、まさに魅惑の言葉です。
本書はそんな「息抜きアジア旅」のコツを教えてくれる一冊です。

全部で12のルートが紹介されていますが、決してお仕着せの旅を推奨するようなものではありません。
それは著者も『アジア好きは、それ(本書)をヒントに自分にとっての週末アジアをつくり出していく気がする』(P.24)と語っている通りです。




新・東京物語 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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全日本荒唐無稽観光団―こんな迷所知っていますか? (講談社文庫)
販売元: 講談社

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ソウル マイハート (講談社文庫)
販売元: 講談社

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 1988年に草風館から出た単行本の文庫化。
 著者は映画『タンポポ』などに出演した女優で、『世界ふしぎ発見』の初代リポーターとしても知られている。
 韓国のバレーボール選手に一目惚れしたのがきっかけで、韓国に興味を持ち、NHKの『ハングル講座』を七ヶ月勉強しただけでソウルに行ってしまう。韓国の人たちとの付き合いでは良いこともあり、悪いこともあり。柔らかい文章で韓国の魅力が伝えられている。
 本書の一番の読みどころは、日本における韓国タブーをどのように打ち破っていくかというところ。現在では日韓関係もかなり落ち着いてきているが、1980年代には様々な軋轢や偏見が存在した。特にテレビの世界では、韓国を取材することさえ嫌がられていたようだ。そんな壁に突き当たりながらも懸命に韓国の素晴らしさを伝えていこうとする著者。尊敬すべき人物だと思った。
 ソウル・オリンピック以前の韓国の姿を知ることの出来る貴重な一冊でもある。




ソビエト新事情―ペレストロイカとリーボック (講談社文庫)
販売元: 講談社

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タイ様式(スタイル) (講談社文庫)
販売元: 講談社

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 タイを詳細に観察した記録集。食事、衣服、交通、習慣、モノ、住まい、建築物と生活に関わる様々な場面が取り上げられている。
 たとえばトイレに行ったときの尻の洗い方。王宮のゴミ箱について。雨樋はどうなっているか。普通のガイドブックには出ていない、そして普通の人なら興味を持つことのない事柄が事細かに解説されているのである。そこが面白い。
 著者のウリはタイの人々・風習への食い入るような眼差しである。こんなところまで、とびっくりさせられるようなところを見ている。そして、なぜ、そうなっているのかということをじっくりと考え込むのである。長年タイに住み、現地に溶け込んだ著者ならではの観察眼と言えよう。
 ただ、同じ著者の『アジアの路上で溜息ひとつ』などと比べると、本書などは格段にレベルが落ちるのが残念。


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