和書 508052 (302)
ムーンライダーズ詩集―ドント・トラスト・オーバー・サーティー (新潮文庫)
販売元: 新潮社
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ムーンライダーズが10周年のときでした。
また、再販されるなんて・・・(うるうる)。
この本を抱きつつ、寝たということは、いうまでもなく、
今でも、本棚の端に置き、大切にしている逸品です。
ドント・トラスト・オーバー・サーティー と、
言われてはや、数年、確かに、30代以上の人の言うことは、
信じちゃいけないよ。というのが、30代になって、肌身に
染みてわかったことです。
黙阿弥名作選 (新潮文庫)
販売元: 新潮社
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大和古寺風物誌 (新潮文庫)
販売元: 新潮社
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昭和12年に初めて奈良を訪れた著者が、戦時中の昭和17年に執筆したことがあとがきに書かれています。奈良の古寺は、太平洋戦争だけでなく幾多の内戦も経験して、今日に到っています。奈良の仏像は、人間の業をじっと見つめ続けてきたのでしょう。そこに人智を超えた安心が佇んでいるのだと思います。日本の文化に育ったものはいつか仏に救いを求める時が訪れるように感じます。戦時中に仏像を訪ねて歩く著者のこころは、不安に慄く現代人にも通じるところがあるように思います。古寺の成り立ちと伝説を織り込んで、み仏との真の出会いが簡潔に記された実に美しい文章です。著者の歩いた道を辿ってみたい気持ちになりました。
山藤章二のブラック=アングル〈’83・’84〉 (新潮文庫)
販売元: 新潮社
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落語的学問のすすめ (新潮文庫)
販売元: 新潮社
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文珍の話術のすばらしさが読むとよくわかる。講義を聞けた方がうらやましい。
落語的学問のすすめ〈PART2〉 (新潮文庫)
販売元: 新潮社
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関西大学文学部非常勤講師『桂文珍』の講義をそのまま本にした本のパート2。
講義を文字に起こしているからと言うのもありますが、非常に臨場感が溢れている本です。また、内容を見ると結構マジメな内容なのですが、決して堅苦しく、あるいはしゃちほこばった話し方をしていない。ので、本としても非常にとっつきやすい。きっと、講義自体人気なのではないかと思います。
若干時事ネタが多いのが本としては玉に瑕ですが、そもそも講義を直接見聞きしている学生を最優先していれば判りやすくするために時事ネタを取り入れるのは当然の話。ちょっとだけ「エーっと、それはいつの話だったっけか」と思い出しながら読んでみてください。
お勧めの一冊です。
落語的笑いのすすめ (新潮文庫)
販売元: 新潮社
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不覚だった。
地下鉄で読み始めて、笑いがこみ上げてきて、必死に我慢してたら、涙がボロボロでてきて・・・。
アカン、周りの人が変な目で見てはる。
東京は三田の慶應義塾までいって、桂君なんてよばれながら、
なにをアホなこと言うてはんのやろー。
東京の動物園には「えさを与えるな」なんて書いてある。
神戸の動物園はもっと直接的ですな。関西には虚飾をはぎとったパワーがある。
「噛みます」
ああ、涙がでてきた・・・。
李香蘭 私の半生 (新潮文庫)
販売元: 新潮社
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日本と中国の危険な橋のあいだに立ちながら、スターとして名を馳せた女優・李香蘭の自伝。
幼い頃、テレビで沢口靖子さんが李香蘭の役を演じていたドラマを見たことがあり、その話中で、戦争で疲れた兵士たちの前でひとときの慰めを与えようと「荒城の月」を歌うシーンが印象に残っていた。大人になってからあのシーンを思い起こして、ああ、あのような人こそが真の「女優」なのだな、と思ったものである。
本書を読んで感じたのは、彼女は、想像を絶するような激動の時代や世相に「揺さぶられた」のではなく、常に「自分の信じたことにのみ身を傾けてきた」ということだった。その堅固なまでの彼女の性格というか信条への固執は、ひとりの人間としてはやや高圧的かとも思ったが、そうであったからこそ、彼女はあの時代に華を与えることのできた「女優」であったのだ。女優の姿とはこういうものなのだろうと思った。どれほどの危機に晒されようとも、常に「自分」を持って世の中と接する。これは戦時中という時代が彼女をそのように作り上げたのではなく、彼女自身がもともと持っていた強さなのだろう。
また本書では、あの「男装の麗人」川島芳子についての意外すぎる記述もあり、個人的にそれらの部分は興味深く読めた。
琉球布紀行 (新潮文庫)
販売元: 新潮社
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奄美大島でつくるのが「大島」なのですね
(それすらしらない)
写真がきれいで
花織りの本物を見たくなります
ロック―ベスト・アルバム・セレクション (新潮文庫)
販売元: 新潮社
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もう私自身10年以上参照している、すぐれたガイドブックです。
内容が古いといわれますが、それもそのはず、内容の基準時は1974年です(あとがきより)。
その後微調整されて(あくまで、少しの変更らしい)1988年に出版されたのが本書です。
なので、内容が古いという批判は、奥付やあとがきを読まずに不用意に買ってしまった人に
非がありそうです(いや、それを防止しなかった出版社かな)。
それでも、ロックが熱かった60,70年代はカバーしているので今でも十分読むに値します。
ロッキンオン系統や渋谷陽一に共感する人はもちろん、それに共感しない人も喧々諤々の
ネタとして、気楽に読んでおくべきでしょう。普通に読み物としても面白い。
また、取り上げている範囲(ジャンル)が狭いという意見もありますが、これもお門違い。
そりゃジャンルや地域などの範囲をどんどん広げていけば、一冊にとても収まらないわけで、
ビートルズやツェッペリンに想起される“いわゆるロック”(語弊がありそうですが)に
絞って、無難に選ばれた、なかなかのチョイスだと私は思います(近年の、米ローリング
ストーン誌の名盤選挙ともそれほど齟齬がない)。
なおトーキング・ヘッズには、“周りやバンドが意識的か微妙だから、あえて疑問を呈した”、
スティーリー・ダンについては、“完全なる確信犯だから、特に批判しなかった”と考えれば、
特に矛盾はないでしょう。なお、他の論考などもざっと見ると、スティーリー・ダンの
ようなテクニック重視のバンドに対して、渋谷さんは概してシニカルです。
著者の伝家の宝刀である“批評性”というタームは、確かにかなりあいまいに使われている
きらいはありますが、“安易に大勢に乗っからない”“技術だけではなく歴史や社会の
流れとの相関関係で音楽を聴く”という点を、音楽レヴューの世界で強調した意義は大だと
思います。
今年は、ロッキンオン社から新しいガイドブックが出るらしいですが、本書もぜひ
読んでみましょう!(文庫は安いですしね。)
なお、「ガイドブックは保守的」なんて話もありましたが、悲しいかな、洋楽について
ガイドブックを作ろうなんて企画しているだけでも、この洋楽不況下では革新的なような
気がします。