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和書 508052 (351)



私の動物図鑑 (中公文庫―てのひら絵本)
販売元: 中央公論新社

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本朝話人伝 (中公文庫BIBLIO)
販売元: 中央公論新社

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無名庵を知るために、加太こうじさんの『落語-大衆芸術への招待-』から少し長くなるが引用する。「〜私は顧問の正岡容にすすめられて落語研究家の野村無名庵について落語の勉強をすることになった。〜野村無名庵は私に、落語を勉強するなら、落語を知らなくてはだめだから、まず、寄席できき、かつ、速記本を読めといって、騒人社刊の『落語全集』12巻を貸してくれた。〜無名庵はさいそくしなかったが、昭和20年の春に、12冊を風呂敷に包んで小石川の格子造りの家へかえしにいった。〜それから二、三日ののち、野村無名庵は空襲のために死んだ。〜後年、講談の一竜斎貞丈と無名庵の思い出を語ることができたが、貞丈は『あんな、いい先生が爆撃で死んじまったときいたときは、この世には神も仏もないんだなあって思いましたよ』と、いっていた」私がこの本を読むきっかけは、まさにこの文にあった。そして、この珠玉の落語・演芸評論を読むうちに、空襲で亡くなった本人の無念と、日の目を見ることがなく焼失したであろう数多くの原稿があまりにも大きな文化的損害であったことに心を痛めるのだ。よくぞ改版発行となってくれた、その喜びももちろん大きい。




文字の現在 書の現在―その起源を読み解く (中公文庫BIBLIO)
販売元: 中央公論新社

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 ワープロやパソコンの急速な普及が、我々の予想を上回って何をもたらさんとしているか。
「筆触」と「字画」の終焉によって、言葉としての純度、抽象度を軽やかに高める。
「書くこと」を通して保証されてきた文体に替わって「打つこと」の文体が新たに出現した。やがて究極の姿は、音声入力によるそれらの誕生が予測される。
 そけはともかく、近年肉筆文字が駆逐され、公文書扱いされなくなったご時勢に真向かい、歴史の中の名筆をたどる。良寛の書は抜きんでた近代性・普遍性を有している。谷崎潤一郎の書は、韻律をもつ言葉の喩としての、やや古風な〈流れ〉をもちながらも、本文言葉としての静かさも同時に湛えている。
 岡倉天心や石川啄木、竹久夢二の手紙からは、日常の私的言葉に必然的な、淡々とした雰囲気が確認される。
 柳宗悦や志賀直哉の書は、白樺的肥の系譜でありながら、言葉の形象喩を調製された分だけ〈つよいものの美学〉をはみ出す。
 中国的音韻と無縁の訓読で接近せざるを得ない漢詩文書は、中国憧憬趣味に転じるが、洒脱やユーモア、ウイットの侵入する余地が生じる。
 いわゆる変体仮名を用い、ふるえるような転感慨無量連ねた高村光太郎の和歌幅の前では、人々は不安におとしいれられるだろう。
 ワープロ・パソコンの普及で、一見明朝体の不動、その典型性・恒久性は永続するかのように見える。しかし、それは「筆触」と「字画」の終焉、すなわち毛筆楷書がモデルとしての機能を喪失することを意味する。近年の字画の厳密性を欠いた新写植文字体、たとえば「ラボゴ体」〈写研〉などの登場を見ると、いっそうその感を深くする。
 近代、現代という時空の中で言葉が書を捨てた事実だけは確実に指摘できそうだ。




森繁自伝 (中公文庫BIBLIO20世紀)
販売元: 中央公論新社

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 自伝というと、普通に考えれば、都合の悪いことは隠すのは当たり前。自分のこともそうだが、関係者への遠慮も大きい。ライターでも間に入れば、ますます当たり障りのないものになりかねない。
 本書は50歳を前にして、隠れもなき日本映画界、演劇界の巨星がものした自伝。満州時代、引き揚げてから地位を得るまでの苦労が包み隠さず、汚い部分までも書いているようでなんだか騙されちゃったかなぁと思う部分もある。本書で語っている「次がわかるようなことはしない」という演技論をそのまま実行している感じだ。
 それも森繁の味。




土瓶と湯呑み (中公ミニムックス (16))
販売元: 中央公論社

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抽象絵画を語る (対話講座 なにわ塾叢書)
販売元: ブレーンセンター

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中世イタリア絵画 (文庫クセジュ (850))
販売元: 白水社

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最初にイタリアに行った時、私が知らなすぎたのですが、どの美術館、
どの教会にいっても名の知らない画家ばかりでした。盛期ネッサンスの
巨匠を知っている程度の知識しかなかったものですから。しかし、初期
ルネッサンス以降の作品ばかりでなく、その一時代前、中世の美術の真
摯な作品には、イタリアの街とあいまって魅了されました。帰ってか
ら、イタリアの中世から初期ルネッサンスへの移行期の情報を探してい
る時に、ある本の文献の中にこの本を見つけました。
 13世紀から14世紀のイタリア各地の美術をその流れと作家とを紹介し
てくれています。おかげで、作家の名前を随分と覚えました。
残念ながら、図版がないため、正しく理解できているか確かめられませ
ん。また、作品名(絵画や建築物の)の文献一覧もないので、それがど
こにあるのか素人には分かりにくいのも難点。
章立ての項目がいろいろ細分されているのもわかりにくさの一因ともな
っている。





反体制の芸術―限界状況と制作のあいだで (中公新書 202)
販売元: 中央公論新社

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幼児と音楽―なにが大切なのか (中公新書 215)
販売元: 中央公論新社

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ヴァーグナー家の人々―30年代バイロイトとナチズム (中公新書 585)
販売元: 中央公論新社

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