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和書 508054 (48)



共同体の基礎理論 (岩波現代文庫―学術)
販売元: 岩波書店

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薄い小冊子と思って油断していると専門的で深い内容に圧倒されます
『共同体』という存在に対してのベースになる基礎をばーっと把握するには
最適な本ですが、最新のものと比較するとやっぱり古いなあと思う点も幾つか
「アジア的」形態→「古典古代的」形態→「ゲルマン的」形態と単なる相違の問題
と思われる点を進歩の道筋のように書かれている点などがその最たるものだと思います。
その辺をコントロールして読む必要はあります




最新版 法人資本主義の構造 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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アメリカの、エンロンやワールドコムなどの破綻を見た日本の識者は、アメリカの株主資本主義は間違っている、日本のように従業員や、顧客を大事にする資本主義の方が優れているのだ、とナショナリストめいたことを(左派的な人も)いう。しかし著者は日本の「法人資本主義」こそ、矛盾の最たるものであると一蹴する。

この「法人資本主義」が歴史的にどのように形成されてきたか、戦前、戦後改革、高度経済成長期にわたって解説し、さらに、日本の株式会社のどこが問題なのかを明らかにしていく。株式会社の実態はその原理から相当乖離しており、克服するには原点に立ち返るか、株式会社にかわる(一部であっても)存在を考えていくしかない。




漂海民 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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インターネット2―次世代への扉 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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インターネットは進化速度が非常に早いため、こういう本もすぐに陳腐なものになる。歴史的視点でインターネットを知りたい人は前作と合わせて読まれるとよい。
インターネットの技術論よりもむしろネチケットに近い観点から書かれている本。セキュリティ概念とかPGPの成立過程の話も少しは出てくる。でも、あくまでも簡単な概略であり、技術論ではない。
私にとってはトラフィック分散の技術の話が興味深かった。印象に残ったのは教育分野への応用の話。学生のレポートをWWWで公開すると、総体的に質が上がる、というが、クラスにはどうしても書くのが苦手な学生もいるはず。そういう一部の不利益者を追い込んでいいものか、どうか。べた褒めでインターネットを持ち上げるわけにもいかない。不満な点は新しい経済モデルともいわれるオープンソースの動き、ボランティアベースで運用されているパソコン難民救済プロジェクト等の話を読みたかった。今後の情報化社会を占う重要視点なので。




インターネットセキュリティ入門 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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エンドユーザとしてコンピュータ使用を行なう場合に必要となる基本的なセキュリティ知識が一通り網羅されているように思う。本書は7章からなるが、1~3章にてインターネットセキュリティに関する基礎的な事項、4~5章にて全世界をつなぐコンピュータネットワーク世界での振舞い方について述べ、最後の7章でセキュリティ技術の未来について述べている。とりあえずネットワーク社会でのマナーについてのみ身につけたいといった方は4~5章のみ目を通すだけでも非常に勉強になるのではないだろうか。




会社本位主義は崩れるか (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 日本経済が脅威の成長を続けたのは、その背景にある独特の法人思想に
基づくものであった。
 この本は、日本の経済の構造が法人主義に基づくものであるという視点に立って展開している。
 無論、よく出回っている悲観論に凝り固まった理論を展開しているわけでは
ない。なんら建設的なことを書かずにひたすら自虐に酔っている様なものでもない。

 戦前、戦後、現在、に至る日本の経済構造を解き明かしている。
 この本くらいの項数で、ここまで踏み込めれば十分である。
 ただ、この構造の背景にある、政治、税制にまで突っ込んだ考察があれば
なお完成度が上がるように思う。
 




株主総会 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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法人資本主義論で有名な著者の株式会社論。
事業会社による株式の相互持合いが本来の株式会社という制度とくに株主というものの存在意義を骨抜きにする点を指摘しています。
十年近く前の著作なので、内容が古くなっている点も見受けられますが、既存の法制度を所与のものとした解釈論ではなく、
立法論を含めた今後の新しい「株式会社」制度を考えるのに有用な一冊です。





企業買収―M&Aの時代 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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この本は相当前に出されていたものであるが、今話題となっているM&AやLBOなどについて詳しく解説している。巨大化することによって単位あたりのコストが低下するという「規模の経済」は既に働かなくなっているという。ならばなぜ企業買収は起こるのか?それがこの本の主題といえる。




経営革命の構造 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 1953年生まれの経営史家が1999年に書いた新書本。他を圧倒するような競争力は、必ずある種の経営革命に伴って生じる。本書では、その経営革命を、技術の社会的性格と企業家の個人的な試行錯誤の重要性という観点から論じる。まず、18世紀イギリスの産業革命において「企業家」が登場し、技術革新への職人の反発や特許権争いを乗り越え、多くの発明を実用化した。その結果、特定工程の生産性の向上により関連工程間の不均衡が生じ、それが相互補完的に発展を促進し合うという好循環が生じた。その後鉄道・電信・電話の発達と共に、19世紀後半の米国では営業費の増大と業務の複雑化に対応して、厳密なコスト計算、購買・販売部門との垂直的統合、規模の経済への志向が生まれる。世紀転換期には経営階層の分化(ミドル、トップ、ロウアー)と複数職能別組織も見られ、それが後に多角化戦略(分権的事業部制組織)にもつながっていく。自動車産業ではフォーディズム=大量生産・大量消費も登場する。しかし米国企業が各事業部のセクショナリズムに悩まされている間に台頭してきたのが日本式経営である。敗戦後の日本は鉄鋼業への資源の一点集中全面展開戦略を採用し、最新の技術革新に裏付けられた新規の大型工場を主としてメインバンクからの借入金を中心に建設し、企業間の激しいシェア競争を展開した。しかしニクソン・ショックと石油危機の後、エネルギー多消費型の鉄鋼業と労働集約的な繊維産業に代わって加工組立型の機械工業が台頭する。とりわけトヨタは多品種少量生産、新製品開発時間の短縮、系列生産により特徴づけられるジャスト・イン・タイム方式を創出し、国際的な名声を博した。しかし1990年代の情報革命と共に、新製品開発速度の一層の加速が計画合理性を無効化し、企業家の試行錯誤を許容するベンチャー・キャピタルを生み出し、シリコンバレー・モデルを成功させた。




経営者の条件 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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「経営者の条件」という主題を「オーナー経営者」と「サラリーマン経営者」を対置させることにより掘り下げて行くアプローチには説得力がある。教科書的記述が多く、平易過ぎる記述に不満を覚えるが、全体を通して読むと著者のメッセージが伝わってくる。「経営者」について考察する入門書として最適。


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