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和書 508054 (49)



経済予測 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 経済予測の発表にはいろんな人の駆け引きや思惑が絡んでいるってことがよくわかります。素直に受け取ったらダメなんですね。
 
 まぁ未来を予測するのは難しいのはわかるけど、テレビでエコノミストが自信ありげに経済ニュースなど解説しているのは、ほとんどタレント化しているように見えてしょうがない。

 結局自分で考えるしかないみたいだけど、経済予測の参考となる指標なども解説されていて読みやすいです。

 




経済学の考え方 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 宇沢弘文氏による、経済学の学説史の趣があるが、1989年1月20日第一刷でお分かりのように、時代背景がソ連型社会主義崩壊前であり、レーガン米大統領の経済政策を意識した著述となっている。
 敢えて本書の特徴と要約を行うと、アダムスミスに始まり経済学が独立した領域を持つ科学として発達する中で、新古典派経済学の批判者としてのソースティン・ヴェブレンを位置づけ、ジョージ・アカロフとジョーゼフ・スティングリッツに連なる経済学の流れに対する著者のシンパシーが滲み出ている点にある。
 本書をより理解するために、『社会的共通資本』を読まれることをお勧めしたい。




仕事術 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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99年に刊行された極めて地味な本であり、近年のハウツウ一本やりのヤッツケ物やオカルトスピリチュアル紛いの「腐れ自己啓発」物とは全く異なる筋金入りの生き方の書だ。
仕事とは何か? 本書を読んで強く感じるのは、人間は社会的な存在であって、仕事は口に糊する手段であるが、社会に参画することでもあり、そのことに喜びを感じ、そのことで生かされるということだ。生かされるとは、食えるということだけでなしに、「人はパンのみにて生きるにあらず」、活きるということでもあろう。それは喜びでもあるはずだ(本来、そうでなければならない)。

刊行から10年近く経っているが、著者の現場を知り尽くした経験と、そこで考え抜いた思考が生み出した言葉は、労働環境が「凄い=無残な」ものになったいまこそ参照すべきものとなっている。
言葉のインフレ現象が、「すごい仕事術」とか「ダントツのハウツウ」とか「人間力」とかの珍妙かつ浅はかなビジネス本のタイトルに現われている。殊に「すごい」や「スゴイ」は厳密に言えば誤用であって、本来の意味からすれば誠にどうしようもない酷薄無残な状態である。「こだわる」も同断。こうした事態は、人間思考の劣化そのものを表していると思料する。言うなれば出版という仕事は、むしろ言葉のデフレにこそ意を注がなければならないはずなのに。著者の文章は、およそ今日はやらないものだ。誠に珍しくも真摯な言葉である。




思想としての近代経済学 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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リカードからケインズまで主要な経済学者を「セイの法則」を軸に論じる。論点は明快、しかし端寄らず勘所はがっちり押さえている。著者の感性は鋭く文章も緻密ながら伸びやか。言うことが無い。経済学の門外漢にとっては却って「セイの法則」の不自然さは理の当然の部類で、この辺りをしっかり押さえない啓蒙書が多く兼ねがね不思議だった。物資の行き渡っていない時代の遺物で、しかし、それが20世紀になっても論の中枢だったことは驚きだ。本書では意外にもウェーバーの評価が高く「プロ倫」は、しかし、「セイの法則」の前提があった時代においてのみ意味を持つ説明内容だという著者の指摘は目から鱗である。「プロ倫」の釈然としなさはそこにあったか、と。高名なシュンペーターには以前から好印象を持たなかったが、ここで著者は、「嫌味な奴だ」とシュンペーターの立論の線の細さのみならず、彼の本質をビシッと指摘しているのが、我が意を得た。ラッセルをしてその頭脳に震撼させたケインズの大才を見事に説明、まさにケインズ革命の何たるかが良く分かる。リカード、ワルラスなどについても見事な解釈。マルクスについてもむしろ唯物史観にその本領を見出している辺りも我が意を得た。ケインズへ向けて収斂する論旨だけでなく、各経済学者の論点をゆったりとした幅で押さえている点に牽強付会ではない良さがある。紙面の都合で出ていないがマルサスを論じて欲しかった。ケインズ〜マルサスの線はかなり太いと思うのだが。なお、出版年が13年前なので、具体例がサッチャー政権の失策に及びやや事例が古いが、日本では小泉政権以来類似の政策思想にあるので却って的確とも思える。




社会起業家―社会責任ビジネスの新しい潮流 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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貴方は、今の世界に満足していますか?
なんか今の世界、社会はおかしい、なんとかこの世界を変えたい、と思っている人は多いと思います。そんな人にこの本は、参考になります。元気のいい先駆者が紹介されています。この本を読んで「まずは、自分の周りでできること、自分がやって楽しいこと」から世界を良くしていきましょう。僕も行動します。





社会的共通資本 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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コモンズとは「みんなで守っていくみんなの財産」のこと。つまり、きれいな空気とか里山とか、人があるまる憩いの場とかそういったもののことをさす。

そんな、コモンズ研究の第一人者、宇沢弘文の考え方を気軽に学べる1冊。




シュンペーター―孤高の経済学者 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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若くして大著を世に問い、大蔵大臣を経験し、黄金時代を迎えたハーバード大学経済学部の重鎮として多くの教え子を送り出したシュンペーター。しかしそれは、挫折と苦悩の生涯でもあった。その人生において、彼は何を見て、何を考えたのか。
前半を伝記に充て、後半でその思想と理論に言及する本書は、ケインズ革命に直面し、その波にもまれて取り残されていったシュンペーターを描き出す。そして、その非ケインズ的な部分(本書流に言えば「長期のヴィジョン」)や、例えば新古典派的な普遍理論だけでは理解できない「特質」への注目など、その現代的意義についても言及する。
その意味で、シュンペーターの思想をその文脈に沿って理解するためには、前半の伝記部分は飛ばさずに読み進めたほうがいいだろう。




新パソコン入門 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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先に出版された88’「パソコン入門」のリニューアル本です。
5年経った今読んでも色あせずおもしろい。

前回はパソコンの歴史を中心に執筆されていましたが、今回は00’までに
機能UPしたパソコンの利用法についても具体的な例をあげて紹介されています。
マイコンが、パソコンに進化していく過程を、そして現在まで。
最先端の現場で見てこられた著者の心温まるエピソードも交え、納得の一冊。
パソコン教室では教えてもらえない、本当に必要な情報を今あなたのお手元に。
インストラクターを目指している人には特にお勧めです。




事業再生―会社が破綻する前に (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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・筆者は米国倒産法の権威で、日本の事業再生理論の構築者である。弁護士で初の裁判官も勤めたユニークな存在でもある。
・本書では米国以外での事業再生についても述べてある価値ある書である。
・世界的組織のTMAにも属する有力な理論家。公的役職も多々経験されている。
・著者の行動を知れば「次の法改正」が窺えることは注意されるべし。
・本書は「日本における事業再生」を知るには必読書である。




自由主義の再検討 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 1935年生まれの政治思想史研究者が、社会主義(著者の社会主義評価は7頁・第三章参照)体制の崩壊を踏まえた上で、なお今日のさまざまな問題の原因でもある自由主義について思想史的に再検討を加えようとして(また「公共心を失い利己主義的」になった日本社会への「危惧と憤り」に発して)、1993年に刊行した新書本。自由主義は経済的には資本主義を、政治的には議会制民主主義を基本とする社会である(6頁)が、それらは近代ヨーロッパで初めて正当化され、その背後には道徳的自由化としての功利主義があった。しかし自由主義の現実化は同時にその矛盾をも自覚せしめてゆき、特に19世紀に台頭した社会主義は自由主義に正面から挑戦し(疎外論・物象化論)、革命の必然性を説いた。その社会主義も失敗に終わり、しかも自由主義が経済格差や地球環境問題をもひき起こしている今日、1970年代の新しい自由主義哲学(ロールズ、ドゥオーキン、ノズィック)と1980年代のコミュニタリアニズム(サンデル、マッキンタイアーら)の再検討は不可避である。前者はそれぞれ立場の対立を含みつつも(ノズィックはリバータリアニズム)、共通して善(善き生)と正(配分規準)を区別し、正のみを問題として功利主義を批判し、社会契約説の伝統に回帰しようとした。他方後者は、近代的自我と社会契約説を根底から批判し、一定の社会関係の中に不可避的にうめこまれた個人から論を出発させるべきこと、善の共通性をも問題とすべきことを説く。著者は今日可能な唯一の倫理は意志疎通的論理であるというハーバーマスの発言を引きつつ、このコミュニタリアニズムに同調するところが大きいと言い、「実践そのものの場、つまり関係の網の目をおのれの属する小集団に始まって、可能な限り拡大していくことが必要である」として、経済を優先する現在の世界的な構造の組み換えを主張する。



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