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ゼロエミッションと日本経済 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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ゼルエミッション(廃棄物の無い)社会の構築の提言として
先進事例の屋久島の例や、環境に優しいビジネスに取り組む企業を紹介している。興味深かったのは、北海道の住宅メーカー木の城たいせつ、最近なにかと話題の日亜工業の青色LED。
また、企業のほかに、地域の環境の取り組みも紹介している。風力発電の立川町の話が興味深かった。
ただ、本書のタイトルと日本経済への結びつきが良くわからなかった

今、廃棄物(エミッション)をなくし、資源循環型社会をめざす「ゼロエミッション」構想が提唱されている。環境保全という地球規模の課題にこたえる経済システムとは何か。屋久島の実験をはじめ、「常識」の壁に挑む起業家たち、足元から実践する地域、方向転換を展望する企業など、最新の動向を報告して、新時代のイメージを提出する。




大恐慌のアメリカ (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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中国 現代ことば事情 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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最初に現代中国を代表する言葉を選び、次ぎにローマ字表記で発音を記し、そして著者の意訳を載せる。そこからいろいろな解説が始まる。隣の国なのに実にいろいろなことを知らない自分に気がつく。著者は新聞記者なだけに、現代中国のキーワードに精通しており、北京に居住が長かっただけに、その内情のポイントを良く押えている。現代中国の格好の入門書になっている。 参考になった項は、IT関連記事、豆腐渣工程(手抜き工事)、政治風波(天安門事件の中国風呼び方)、小皇帝(一人っ子)、法輪功、党報(低迷する党機関紙)、四個現代化(四つの現代化…「富強」目指して)等々である。

たとえば、『人民日報』の中にある『論壇(ルゥンタン)』というフォーラムでは、中国人の生の声が聞けるという。あるいは、報道でよく知られている法輪功はまず『ファールンゴン』と読むことを初めて知る。そしてこの宗教がなぜ最近になって大きく拡大したか、著者は「改革解放路線で近代化され、豊かになったとされる中国社会に、市場経済への急激な転換から置き去りにされ、失業・病気・住宅問題などさまざまな不安を抱いて精神的な空白を満たされていない大衆が多数出現している」とその背景を説明している。説得力がある。




独占禁止法―公正な競争のためのルール (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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著者は米国ロースクールに留学経験あり、公取委で実務経験もあり、学者としてだけではなく実務家としての視点からも競争法たる独禁法の来し方行く末を解説しております。
最近の審判決の動向もフォローしており、私訴が活発になることで透明な競争のルールが形成されることを期待するなど時代の趨勢にマッチした内容となっています。とはいえ、独禁法制へのシカゴ学派の影響といった産業組織論からのアプローチもあり、一般的なビジネスマン向きというよりちょっぴりアカデミックに学びたい人間向けでしょう。





日本の経済格差―所得と資産から考える (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 最近は「格差社会」という言葉も一般的になってきたが、その問題提起を1998年の時点で行っている先見性に富んだ本である。

 私は、小泉内閣の「構造改革路線」の前の時点でも、
(1)日本は諸外国の中でも平等性が高い国とは言えないこと、
(2)高度成長期は平等性が高まったが近年は不平等が進んでいること、
を知り驚いた。
 また、本書の議論が常にデータに基づき論理的に展開されており、最近のともすれば雰囲気だけで書いている新書が多い中で(これは政治や世の中全般もそんなふうになってきているのだろうが)、非常に有益な本であると思った。

 ただ難を言えば、第1章〜第4章(約150ページ)の実証分析の部分に紙幅を割きすぎ、第5章の制度改革の提言(約50ページ)が簡略になっている点が残念である。
いずれにせよ、2008年の現時点においても有用性の高い良書といえる。





人間回復の経済学 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 サッチャー、レーガン、中曽根そしてその亜流に引き継がれた「新自由主義」経済路線に根本的な対案として提示された20002年の財政学者神野直彦の著作です。
 本書において神野が展開するのは、財政社会学の始祖ゴルトシャイトの思想を継承するものとして、アメリカ主流経済学とその俗流理解による「合理的経済人仮説」の限界を、ドイツ財政学やフランス社会経済学の潮流を援用し、その人間理解の限界と底の浅さを指摘し、人間の信頼と自己実現に基礎を置く社会観・人間観の上に立つ『人間回復の経済学』を構想する。
 日本においては、小泉・竹中政権によって、この『人間回復の経済学』とは真反対の構造改革路線が有権者の熱狂的な支持と、当時の野党民主党執行部の「小泉政権との改革競争」路線のもと、推し進められた。
 2008年現在、あからさまな格差社会の出現と日本社会からの希望消滅が露になってきている。しかし、世論調査によれば今だ小泉待望論が存在するという。
ホモサピエンスとして立ち止まり、2002年時点を振り返り、今後のアプローチを考える際に貴重な示唆を与える一冊といえる。




能力主義と企業社会 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 1938年に生まれた労使関係研究者が多くの「補助労働」に支えられ(あとがき)1997年に刊行した本。日本的経営は、「常識」に反して、顕在能力(実績)を重視する欧米と異なる、潜在能力(柔軟な適応能力、生活態度としての能力)重視の能力主義であった。戦後初期の日本企業では、労働組合の強さを背景に生活給に裏打ちされた「年の功」賃金が支配的であったが、1965〜75年頃=第一期、高度成長を背景に、職能資格給(「年と功」賃金)、社員のランク分け、人事考課、小集団活動(QCサークル等)と共に、年功制に内包されつつ能力主義管理が導入された。続く1975〜92年頃=第二期には、低成長・円高・消費社会化を背景に、人員削減、ME化、JIT方式、フレキシブルな働き方への要請の高度化、会社人間化、生活態度としての能力の重視が進み、年功制度は空洞化した。全階層を包括する頻繁な個人ごとの(同一労働同一賃金の欧米と異なる)多面的な(実績、潜在能力、情意)人事考課による、強制された自発性の喚起がこれを可能にした。同時に、男性長時間労働者と女性短時間労働者が手を携えて増加する。1992年以降の第三期には、ホワイトカラーへの目標管理制度の導入、実績主義賃金(フレキシビリティ要請により歯止めがかかるが)と賃金格差の拡大、雇用形態の多様化(69頁)、リストラの日常化・配転の広域化・転籍の頻繁化、労働密度の増大等が見られ、能力主義管理が一層強化された。著者は警戒しつつも、こうしたもう全面否定はできない傾向との望ましい付き合い方を模索し、個人主義は集団主義によって守られるという観点から、ゆとり(ノルマ等の規制、訓練機会の保障、最低保障)、仲間同士の連帯(連帯賃金構造、配置の平等化、ワークシェアリング、条件付き人事考課等)、決定権(発言する場の確保)による働きやすい職場づくりを提唱する。





マルクス遺稿物語 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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昔、この著者の講義を受けたことがある。大学の講義なんて退屈なものと相場は決まっているが、そこそこ大きな教室で繰り広げられるマルクスの話はオーラが漂っていて「不思議な」感じがした記憶が今でも残っている。多分スゴイ先生なんだと思っていたら、若くして亡くなられた。これはこの分野ではかなりの損失に違いないと思っていた。それからしばらくしてこの本に偶然出くわした。授業はほとんど分からなかったけど、この本は面白くかつ感動しながら読んだ。マルクスの遺稿をエンゲルスがまとめたように奇しくもこの本もそうなってしまった。こちらはマルクス経済学者(死語?)を近代経済学者(こちらも死語か?)がまとめている。経済学者の論文が政治的な思惑に利用され、数奇な運命を辿るようすがまるで推理小説を読む気持ちで読んだ。面白いですよ。




ワープロ徹底操縦法 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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ワープロ徹底入門 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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