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和書 508054 (106)



経済倫理学序説 (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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 冷戦構造の崩壊により問題となったのは廣松渉や今村仁司、柄谷行人等が周到に準備してみせた色褪せたマルクス主義思想の再建ではなくロシア人自身、中国人自身の行く末であったはずだ。これと同様、ケインズやヴェブレンという思想家としてはあまり知られていない経済学者の評伝が、著者の親英反米の保守思想とは逆説的な構成で展開されている。本書刊行後の動向を跡付ければ、本書が経済学の再建ではなくその解体と日本に於ける本格的な大衆批判による真正の保守思想の確立への第一歩であったことが判る。それは著者の意図せざることだったのかもしれないが、それ程に大衆批判はここ日本において緊急の課題であり続けている。例えば、毎日4人くらいが殺人事件で死んでいるのに1ヵ月に1度、1つの事件だけで騒いでそれが全てだと考えることを率先してやってのけるマスコミの社会報道の在り方もその大衆性に含まれるだろう。少し脱線して言わせてもらえれば、私が社会部の編集委員なら交通事故の統計のように殺人事件の統計ぐらい載せるし、自分が報道する殺人事件の形態ぐらいちゃんと位置付けて未然に防止できるような運動として報道するだろう。これは他の事件報道についても共通する。
 問題は、ケインズが死んでヴェブレンが復活する本書の構成にあるのではなく、ヴェブレンを産んだアメリカ自身の病み方が確かに尋常ではないという方にこそあったということだ。さらに、アメリカのみならず中国・インドでも日本がかって経験した経済成長が達成されつつのであってみれば、今こそ社会経済学、経済倫理学、大衆社会論、大衆批判を日本から彼らに向かって直接に輸出、発信すべきときではないだろうか。





経済倫理学のすすめ―「感情」から「勘定」へ (中公新書)
販売元: 中央公論社

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 経済や政治に関する倫理的考えを極めてハイレベル且つわかりやすく説いています。
 なぜ世の中には〜〜するべきを、〜〜であると飛躍させて考える人が多いのか
 考えるヒントになります。
 人間が持つ理性だけが倫理学では強調されすぎですが嫉妬、妬みをも考慮にいれて
 考察しています。
 ヒュームやマンデヴィルも援用しつつ勉強になる本です。
 経済に関して興味がある人。
 倫理に関して興味がある人にはおすすめできる1冊です。




経済学はむずかしくない (講談社現代新書 350)
販売元: 講談社

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「経済学はむずかしくない」というタイトルをつけながら50ページ目でいきなり『微分』が出てくる。

新書本という一般向けの書籍で「むずかしくない」というタイトルをつけながら、説明に『微分』等の数式を使うのはいかがであろう?

かつて、アルバイトで塾講師をしていた私の経験から言えば、平均的な文科系の学生は微分の概念を理解出来ていないと思う。もちろん、難関といわれる大学の学生はこの限りではないが。

微分に限らず、数式が出てきた時点で『むずかしい』という判断をして理解することをあきらめてしまう人がほとんどではないだろうか。

やさしい語り口での説明や、身近な事例を用いるなど、確かにわかりやすい部分もある。しかし、本書を「むずかしくない」といってしまう事には大いに疑問を感じる。

もしかしたら、一般向けではなく経済学部の1年生あたりを対象にしているのだろうか?でも、新書だしなあ?




経済学をつくった巨人たち―先駆者の理論・時代・思想 (日経ビジネス人文庫)
販売元: 日本経済新聞社

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わずかな図と表を除けば、数式はない。数学の苦手な方にはもってこい。
が、よいところばかりではない。でてくる概念に解説はなく、一流どころの学者陣が書いているので、文章は堅め。巻末に解説を載せればもう少し読みやすくなったのでは?




経済学を学ぶ (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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 本書では、経済学とは何かということから、需要と供給などの経済学の基礎的なこと、経済学を学ぶ時の態度、経済学の学び方などがわかりやすく書かれています。短い時間で経済学を勉強しなければならない状況にある人、漠然と経済学に興味を持っている人にもおススメです。




経済学誕生 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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経済学と公共目的 (上) (講談社文庫)
販売元: 講談社

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経済学と公共目的 (下) (講談社文庫)
販売元: 講談社

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経済学入門 下 5版
販売元: 日経

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産業構造や産業組織、労働市場、経済変動、国際経済など、応用分野を解説。
幅広いトピックを扱っており、全部読みきれば、そこそこの理解はできる。
ただし、各トピックの基本を説明するのではなく、どこを注意するべきか、どういう特徴があるか、という視点でまとめられているため、入門向きではない。基本を一通り勉強した人が内容を確認するのには役立つかも。




経済学入門〈上〉 (日経文庫501―経済学入門シリーズ)
販売元: 日経

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経済学の主なトピックをまとめたものだが、さわりの部分で終わっている項目が多く、とても不満。
一方で、新古典派とケイジアンの対比などについての記述があり、こうした部分は、入門書というよりは、入門書を一通り読んだ人が内容をおさらいするのに向いている。また、著者の専門分野は他の分野に比べ詳しいなど、全体としてバランスに欠ける。


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