四次元の穴に落ちたあたるは、美女おユキに出会い、押し倒します。
おユキさんは、「ああ、いけません、いけません。」といいながら、
ラムが嫉妬に狂って、あたるに電撃を食らわすと、
「もう少しだったのに・・・」と言います。
本当はあたるとやりたかった?
また、あたるはクラマ天狗を酔っ払わせ、自分を美男と勘違いした小天狗に、
天狗のクラマ姫(美女)の人工冬眠をさます役を任されます。
姫の眠りをさますのは、「口付け」。そして、口付けした男とクラマ姫は、
「一夜の契り」を交わすことになっています。
酔っ払った小天狗は、クラマ姫のコールドスリープの装置を開いてしまいます。
瞬時に、クラマ姫に口付けした諸星あたる。
クラマ姫は、目覚めて、「いい男を連れてこいといったではないか!」と
小天狗を責めますが、後のまつり。
このままのあたると契ると、アホな子が出来てしまうと、クラマ姫は、あたる
の性格改造にかかります。
それに嫉妬する、押しかけ女房のラムちゃん、元GFのしのぶちゃん。
あんまりにも面白すぎて、第2巻も笑いが止まりません。
Part 9「怪人赤マント」はNostalgicな導入が魅力的な1作。またPart 1,2の2話はセンチメンタルなイメージの強い、美しい話で印象的です。Part 19の「戦慄の参観日」は全シリーズを通しても最高に笑えるエピソードの一つ。いろんなカラーが楽しめる文庫シリーズ18冊の中でもお勧めの度の高い1冊。
でも、面堂から金と権力を取ると、諸星あたると同じアホで女好きだと、
ラムちゃんの星座占いでばれてしまいます。
面堂は、すぐにラムちゃんに迫ります。面堂を一目ぼれしたしのぶと、しのぶに
未練があるあたると、あたるを好きなラムの四角関係激烈です。
あいかわらず面白い第3巻です。
ラムちゃんを探す、あたると面堂。
あたるは、ラムちゃんが残していった、ラムちゃんにそっくりな人形を抱きしめて、
「ラムのアホ、何も言わんで帰ることないじゃねえか。」と大泣きします。
ここで、あたるのラムに対する恋心がほの見えます。
人形に仕掛けたマイクで、ラムちゃんはあたるの泣き声を聞いていました。
嬉しそうにマイクを握るラムちゃん。
実は、ラムちゃんは、パスポートの書き換えに行っていただけでした。
ラムちゃんが帰ってきて、平静を装うあたる君。でも、喜びは隠せません。
二人の恋心がわかる、第4巻です。
また、「すめば都」「生ごみ、海へ」に出てくるプールの妖怪は、シリーズ中の出番は非常に少ないが、とぼけた味が大変魅力的なキャラクター。
テンちゃんシリーズのエピソードはこの巻でも大傑作。あたるがとった映画が現実と交錯する「"愛"それは校内暴力とともに」は爆笑の1話。お勧めエピソードがたくさんの1巻です。