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和書 508066 (67)



ガリア戦記 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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カエサル率いるローマ軍の戦記です。
戦いの描写や部族の内部事情等を書き連ねています。
特に、カエサルの人の感情に訴えかける行動に着目しながら
楽しく最後まで読み進められました。

ただ、私の知識ではローマ軍とガリアの各部族との位置関係や
戦い方をうまく想像することができなかったための歴史初心者には厳しいという
意味で星3です。

足りない部分は、塩野七生氏のローマ人の物語ルビコン以前・以後を参考に読み進めました。
人間臭いリーダーの記録です。




年代記〈上〉ティベリウス帝からネロ帝へ (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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古代ローマ最大の歴史家といわれるタキトゥスによる、ローマ帝国2代皇帝ティベリウス帝から5代ネロ帝に至るまでの歴史を描いた歴史書。
名文家としても名高いタキトゥスの筆致は臨場感にあふれ、激動の時代が間近に迫ってくるかのよう。
暴君の代名詞といってもいいネロはもちろん、他の四人に対してもタキトゥスは容赦なくその暴力性、非道徳性を責め立て、彼らに追随した元老院議員たちの所業を嘆く。
その歴史的判断の是非はひとまず置いておくとしても、タキトゥス節といってもいい語り口は読むものを飽きさせない。
残念なのは欠落部分が多いこと。特にネロ帝の最期の場面がどう描かれていたかが不明なのは非常に残念だ。
ローマ史に関心がある人にとっては必読と言っていい書物だが、ある程度の予備知識はやはり必要。より深くローマ史を知りたい人向け。




年代記〈下〉ティベリウス帝からネロ帝へ (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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強国論 (岩波文庫 青 412-3)
販売元: 岩波書店

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政治問答―他一編 (岩波文庫 青 412-4)
販売元: 岩波書店

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ルネサンスと宗教改革 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 マックス・ウェーバーの盟友にしてドイツ神学の大家トレルチの代表作。
 その重要性は認められているものの、あまり省みられることの無いルネサンス・宗教改革の意味について追求しています。
 トレルチ入門としておすすめの一冊です。




大森貝塚―付 関連史料 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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今回大森貝塚の報告書を読んで最初に思ったのがその「分かりやすさ」である。最初から最後まで分かりやすいのである。報告書だから当然だと思うかもしれないが、現代の遺跡発掘調査の報告書を読んだ人なら分かると思う。最初の概要だけ分かりやすくて、後の大部分は無味乾燥な文章が続くのが現代の報告書なのである。モースの報告書は科学的な見方を貫きながら大胆な推論を隠そうとしていない。その推論は常に国際的な学問の水準をもとにしているので、非常に広がりがあるのである。特に初めて世界に紹介された縄紋土器は既にその段階で、土器の特徴が余すことなく述べられていて素晴らしい文章である。しかも日本で初めての考古学の報告書でありながら図説の美しいことと正確なことが見事に両立している。!!もちろん「食人の風習があった」等間違った記述も多い。だから歴史的な書物として(1879年刊行)見なくてはならないのだが、それ以上に現代の考古学者が初心に帰るときに一度は読んでおくべき古典的な書物ではないかと感じた。




魔女 下  岩波文庫 青 432-2
販売元: 岩波書店

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魔女〈上〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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中世の魔女と言えば箒に跨って空を飛ぶイメージが漠然とあるが、ミシュレの魔女は神に反駁するサタンと合一する、悪魔の魔女である。
膨大な資料や文献を基に、魔女がいかにして生まれたのか、また、社会的弱者である女性がサタンと契約する論理を一人の女性を通して克明に謳い挙げたのが上巻である。一方、魔女狩りとその裁判をいくつかの事件を挙げて、実に惨たらしく、不平等で、哀しく描かれているのが下巻である。上巻と違い、多数の女性が現れるが、権力のある者による彼女たちの扱われ方はほぼ類似しており、その意味で下巻も一人の女性の悲劇的ロマンと言える。
ゆえに、一人の女性を主人公にした小説として味わうなら上・下巻併せて読まれることをお薦めする。
個人的には下巻が好きである。時代を追った魔女狩り、裁判の模様は段階的発展を遂げていることがわかる。すなわち、魔女に翻弄されて断罪された権威者が、後の方になれば逆に修道女の女を魔女にしてまるめこむという逆転を生んでいるのである。
歴史的観点から見れば、中世の神と近代の理性のかけはしとして魔女が現れたわけであり、魔女が神々の死と近代の理性を生む素地を作ったということを想起させてくれる。
以上のように「魔女」は小説としても歴史としても充分に堪能できる書となっているが、訳者の原書に忠実すぎる訳は、難解な日本語文となっており、読了するにはそれなりに覚悟しなければならないものとなっている。




クリオの顔―歴史随想集 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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マッカーシズムによって自殺に追い込まれた悲劇の外交官兼歴史家であるノーマンの手記。
今読んでも歴史観について教訓を得られる文言が多い。

歴史の女神クリオは気侭でいたずら好き。但し、うぬぼれ思い上がった者に対してやりこ
めてしまう。デマゴーグの多い研究者は、果たしてクリオに回答が出来たのか?今読んでも
ノーマンの歴史観には錆び付いたものはない。寧ろ、現在だからこそ、噛み締めて読む必要
があるのではないか?

偏見に溢れ、デマゴークに塗れ、そして歴史ファンをアジるだけの文筆家がノーマンの論集
を正視できるのか、見てみたい気はする。


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