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和書 508066 (69)



近世新畸人伝 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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魏志倭人伝の考古学 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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うーん、深い!というのが読み始めた印象。「もぐり漁」「裸足」「食器」など魏志倭人伝の一言一句の後ろにいろいろなことが隠れている。もちろん邪馬台国をめぐる方位問題や卑弥呼にも触れているが、あくまでも1つの項目として。日本だけではなくアジアや欧米の研究成果まで言及し、自分の専門外のことは参考文献からの引用だけでなく識者にインタビューして探っている。細かい部分もあるので私にとってサクサク読める本ではなかったが、語り口は私には合っている。参考文献も豊富。




現代史の課題 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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評論家である亀井氏が、遠山茂樹氏らが執筆した『昭和史』について疑問を呈する。太平洋戦争は、果たして軍部、政治家、実業からと、それに反対して弾圧された人々だけで動いたのか?その中間に、動揺する国民がいたはずではないか?国民、人間が不在ではないか?と。

その他、天皇制や転向、共産党言の問題などについて様々な考察がなされているが、本書が書かれたのが1957年と言うこともあり、現在では切実でない問題も多い。しかし、戦争中果たして国民は本音のところではどう思っていたのか、という疑問や違和感に対して、率直な文章は大変興味深い。そして、ここで問われていることは、現代でも決して古い質問とも思えない、持ち越されたもののように感じるのはなぜだろうか。





洪秀全と太平天国 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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古代東アジア世界と日本 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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 筆者は、19世紀に世界が一つに統合されるまでの間、地球上の各地域には各々固有の価値と秩序からなる複数の「世界」が並存していたとの見方に立ち、中国を中心とする東アジア地域には、中華的価値体系と冊封的な政治秩序に裏付けられた「東アジア世界」というシステムが存在していたことを主張しています。その上で、これが形成されるに至ったダイナミクスや、このシステムが周辺諸国や中国自身に及ぼした影響のほどを考察し、東アジア世界が単なる文化的様式に止まらず、ある程度政治的な実体を備えていたことを論証しようとしています。
 地域国際社会における中国の行動パターンの分析モデルとして、最近は「朝貢システム」論とか「中華帝国」論とかが取りざたされていますが、西嶋教授の主張は、ある意味でこれらのモデルの先駆をなすと言っても良いかもしれません。
 冊封体制の実態などについては些か物足りなさも感じますが、東アジア地域の伝統的国際関係を考えていくためには、必ず読んでおきたい古典的論文ばかりです。これからのアジア情勢を考えていく上でも示唆に富んでいると思います。これからも何度か読み返したいと思っています。




滑稽―古代中国の異人(ストレンジャー)たち (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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本書は大室氏の全仕事上で重要な転換点となった、あの『劇場都市』の助走あるいは原型にあたるものだ。取り扱う中国史、中国思想史の時期がそうであるが、文体的にもすでに『劇場都市』を彷彿とさせる。大室ワールドの読者で、その世界の成り立ち、全体像、構造にも興味のある方、未読ならすぐにも読まねばなるまい。大室幹雄氏の仕事に未知ではあるが、中国思想史には興味をお持ちの諸兄にも、是非お勧めしたい。ここから大室氏の他の仕事に入っていかれるならば、なおのこと結構である。あなたの知的読書の枠を大いに広げられることであろう。




古墳の語る古代史 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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シベリア出兵の史的研究 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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社会思想の歴史―ヘーゲル・マルクス・ウェーバー (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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ヘーゲル、マルクス、ウェーバーの20世紀社会思想への影響は甚大で、かなりの部分がすっぽりこの影響下に入ってしまう、と言っても良い位だ。いずれも、大著型の大思想家で、方法論、体系どれをとっても、規格が度外れているので、理解は容易ではない。結局、ひとつひとつ読まねばならないのだが、それでも、一つ良いナヴィゲーターが居るに越したことは無い。本書は格好の水先案内人だ。これだけの思想家に対して、「スタンダードな理解」を示すことは容易ではないのだから、年季の入った思想史家ならではの労作だと思う。が、比較的小ぶりの文庫本であり、きれいに纏め上げた手腕は並大抵ではない。ただ、「疎外」の問題を重視して、また、フロイトを流れに組み入れて最終的に、マルクーゼへと流れていくかのような構成は、それはそれで一つとはいえ、今となれば古さと賞味期限切れの感が無くも無い。が、なお今日的問題だと言えないことはないから不適当と言うわけではない。なによりも、大思想家の「聞かせどころ」を上手に紹介しているのが良いと思う。ロックからカント、ロマン主義、テンニエスなどもページを割いているのも流れを正確に伝えてくれる。巻末の社会思想史年表は決してよく目にするものではないだけに貴重だ。




神話と文学 (岩波現代文庫―学術)
販売元: 岩波書店

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いわゆる「英雄時代論」を展開した論文を主とした論文集。
周知のように(今では周知ですらないかも)、西洋的スキームに近い
英雄時代論を、記紀を「神話」とみて適用するのにはかなり疑問がある
のだが、理論的枠組みから、歴史を力学的にダイナミックに描く著者に
は必然だったのかもしれません。柳田國男にすれば、記紀は日本民族を
代表する「神話」ではなかった。それはせいぜいが一家族の神話であり、
そもそも宗教的統一を前提にした「神話」という概念を日本古代に適用
すること自体を疑問視していた程。岩波文庫にも現代文庫にも石母田の
著作はラインナップされてるけど、棲み分けはどうなってるのかなぁ。


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