和書 508066 (85)
離散するユダヤ人―イスラエルへの旅から (岩波新書)
販売元: 岩波書店
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
すばらしい本です。まずは148,149ページの見開きを見てほしい。右にサフェドの市街図、楽しいイラスト。そして左に、偉大なるイサーク・ルリアの墓に詣でる人々の写真。白黒ページでも、その青空のすみきった青が伝わってくる、人々の畏怖が感じられる。この世を流浪するすべての魂にとっての師、ルリア。その墓をいつか訪れ、この
世における自分の位置をとことん考え直してみたい、そんな気にさせられる一冊だ。流浪の中でその精神と知性をきたえあげてきたユダヤ人たちの歴史に大きな足跡を記した思想家たち、イェフダ・ハレヴィ、マイモニデス、イサーク・ルリアを追いつつ、ドイツ文学者の著者は旅をつづける。マラケシュ、カイロ、イェルサレム、サフェド、そしてヤッフォ。どんなスパイ小説、ミステリーよりもおもしろい、探究の旅。著者がルリア的精神の系譜にあるものとして引用するエリアス・カネッティの言葉が胸にしみます。「世界の息吹から遠ざけられて、おまえは、息吹どころか風も入らない薄暗い牢獄に入れられているのだ。親しいもの、個人的なもの、確実なもの、そういうものはすべて捨ててしまえ。(中略)そして、だれにも通用しない言葉、世界の息吹が与える別の新しい言葉をみずからに向かって語れ。」そうだった、きみもがんばれ、ぼくもいずれがんばる、この流浪の中で!
龍の棲む日本 (岩波新書)
販売元: 岩波書店
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
中世の絵地図・行基図を出発点に、当時の日本人が国土をどのように認識していたか、明らかにしたもの。いつもながら著者の分析方法は素晴らしく、意外でありながらも説得的な議論が展開されている。日本史や日本美術史の初学者は必読。
岩波新書ということもあり、かなり自由な書き方がなされている。学術書や論文にするのにはちょっとという内容なのだろうが、くだけて、分かりやすく、大胆に書いてくれたおかげで、より刺激的な内容になっている。方法論も透けて見えるので、大いに勉強になった。
琉球王国 (岩波新書)
販売元: 岩波書店
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
1429年に成立し、1879年に沖縄県として明治政府に併合されるまで、450年にわたって続いた琉球王国。著者はその歴史の専門家で、ほかにも多くの著作がある。
琉球王国についていくつかの側面から書き散らしたのが本書。アジア史の中での位置づけだとか、役人の制度だとか、そこそこ面白い話も含まれているのだが、いかんせんまとまりがなくて読みにくい。
岩波新書としては失敗の一冊ではないか。
歴史の道を歩く (岩波新書)
販売元: 岩波書店
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
私の昭和史 (岩波新書)
販売元: 岩波書店
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
近代日本の戦争―20世紀の歴史を知るために (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
キーワードで読む戦後史 (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
故事成句でたどる楽しい中国史 (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
中国史の部分部分に「故事成句」という切り口からスポットライトを当てています。企画としてはいかにもありがちですが、読みやすくためになります。中国の歴史を網羅的に俯瞰しようとするのではなく、中国の歴史のつまみ食いというタッチの軽さなので、気軽に読めて即効性の高い本です。軽い気持ちでちょっと中国史を知っておきたい・・という方にとっては本書はピッタリです。
昭和時代年表 (岩波ジュニア新書 (111))
販売元: 岩波書店
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
昭和元(1926)年から昭和60(1985)年までの各年を4~6ページずつにまとめてエピソードや時代背景を紹介している。当然、昭和20年などの激動の年と大した事件や変化の無かった年では記述に粗密の差はあるが、年毎の区切りは細切れの時間に非常に読みやすかった。私も仕事の合間にちょくちょく読んでは2ヶ月程で読みきった。自分も物心のついていた昭和後期の記述は読んでいてとても懐かしかった。
ただ惜しむらくは発行時期の関係で昭和61~64年の記述が欠けているので、是非改訂補充して『《完全版》昭和時代年表』を出して欲しいところです。
縄文のくらしを掘る (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)