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和書 508066 (93)



世界をゆるがした十日間〈下〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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今読むと、普通にソ連のスパイだろ!という突っ込みができる本です。
一応ルポなので、ところどころ民衆が革命というものを全然わかっていなかった
ことがわかる発言もでてきます。
革命の危険性を説く男に対し機械のように「世界にはブルジョワジーとプロレタリアートしかいないんだ」と
何度も何度も繰り返す労働者・・・。
彼はその後生きながらえることができたのだろうか??




世事見聞録 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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仙境異聞・勝五郎再生記聞 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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当時の知識人がまじめな顔をして子供に天狗の事をたずねている様子は、今読むと滑稽ですな。天狗の着物は全身タイツのようなものであったり、まあとにかく質問責めでありまして、質問も回答もなかなかおもしろい。学術的にとても意義のある書物なのかも知れませんが、こうして学問の外野にいるワタクシのような者が読んで面白いのだから傑作であります。カスパー・ハウザーの話なんかとよみくらべてもイイかも知れません。




千字文 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 中国六朝時代、梁の武帝は、王子たちに書を習わせるため、あの王羲之(楷書・草書において古今に冠絶(ずばぬけてすぐれてる)、その子王献之と共に二王と呼ばれる)の筆跡から、重複しない1000文字を抜き出させ、教材を作らせた。

 ところがもとより1000枚のばらばらの紙片、これではどうも学びにくい。そこで武帝は、周興嗣という詩文をよくする者を呼び寄せた。普段は詔勅の起草などをやってる人物である。
「この千文字を余さず使って、韻文をつくれ」。

 周興嗣は命を受け、一晩かかって四字一句、計二五○句の整然たる韻文一編をつくり、武帝に奉った。彼はその苦心のために一夜で髪が真っ白になったという。世界一速成の、命がけの教科書。
 

 よくできた韻文は唱えやすく、したがって覚えやすい。用いられる修辞にもそれぞれ典故(モトネタ)があり、その後出会うであろう漢文のエッセンスが満載である(注解は、千文字しかない本文に、凝縮されたネタを丁寧に説きほぐして、漢文古典マメ知識の宝庫である)。おまけに字はあの王羲之だ。
 

 伝説の当否はともかく、『千字文』は漢字文化圏の児童が最初に文字を学ぶ初等教科書また習字手本として永らく用いられた。中国大陸はもとより、朝鮮半島、日本、モンゴル語訳まである(近世には英仏独伊羅語に翻訳され、ヨーロッパ版も作られた。
 

 『千字文』は中国の「いろは」である。本当にこれで数を数えてたことがあるらしい(天-1、地-2、玄-3、黄-4、……)。科挙の試験の席番号なんかはこれであった。




雑兵物語・おあむ物語 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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田中正造文集〈1〉鉱毒と政治 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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田中正造文集〈2〉谷中の思想 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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摘録 鸚鵡籠中記〈上〉―元禄武士の日記 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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摘録 鸚鵡籠中記〈下〉―元禄武士の日記 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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トゥバ紀行 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 トゥバとはモンゴルの北に1921年から1944年までの23年間だけ存在した独立国で、その後はソビエト・ロシア共和国の自治州となった国です。この国に1929年入国したオーストリア出身の民俗学・考古学者メンヒェン=ヘルフェンの貴重な記録です。
 トゥバ人はテュルク系の言語を話すテュルク系民族ですが、モンゴルの支配を長く受け、宗教もモンゴルの影響からラマ仏教が信仰されていましたが、シャーマニズムも根深く庶民に信仰されていました。
 その後トゥバは、清朝と帝政ロシアが領有権を争い、当初は清朝が支配下に置きましたが、やがて帝政ロシアが領有することになります。ソ連が誕生すると、ソ連の意向の下、一旦トゥバ人民共和国として独立しますが、これは、最終的にロシア共和国に編入させるためのステップに過ぎませんでした。ソ連の強い監視下にあって、外国人の入国が不可能であったその短い独立国期間に、幸運にも入国できた唯一の外国人が著者でした。
 トゥバは、モンゴルの強い影響を受けてはいますが、その基盤にはテュルク系の遊牧文化が残り、トゥバ独自の素朴な文化・社会を形成しています。しかし、人々の暮らしは非常に貧しく過酷な様子が様々記されてます。一方、ソ連による植民地支配の様子も記録されています。例えば列車内で、KGBの工作員がわざと政府を批判する発言を大声で発し、同意するものがいないかと様子を窺いますが、事情を察している乗客達は無視を決め込みます。
 本書は、ソ連という大国の植民地として翻弄され、過酷な状況におかれる少数民族の実態と、社会主義者である著者が、ソ連の帝国主義的植民地主義を世界に告発した貴重なルポルタージュとなっています。
 なお、トゥバは自治州としてロシアに編入されますが、その後自治共和国となり、さらにソ連崩壊後は、ロシア連邦を構成するトゥバ共和国となり独立性を取り戻しつつあります。


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