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和書 508066 (96)



幕末明治女百話 (下) (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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日暮硯 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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冒頭の真田藩藩主のエピソードに続いて、
恩田木工による藩財政建て直しの事績が述べられるのですが、
短いながらも賢政ぶりがよく伝わります。
いや、頭がいい人だったんですねぇ。また、下々の役人の悪行を、
よくリサーチしていることにも驚かされます。
最近流行の問題発見&解決のお手本です。

ですが、解説を読むと行った改革の本質はほぼ記述どおりですが、
財政の建て直しはこう上手くはいかなかったそうですので、
偉人伝にありがちなことですが、あまり真に受けてはいけないようです。




ヒュースケン日本日記 1855~1861 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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一つの地味すぎる仮説として。

ヒュースケン氏が、なぜ攘夷テロリストに殺されたかって? なぜ彼は日本に好意的な感情をもっていたかって? なぜ彼の上官のハリス氏は彼の墓標に名前と生没年しか刻ませなかったかって? 
簡単なことだよ。女の問題だ。
日本の女を紅毛洋鬼の男に取られることへの深い憤りが、日本の攘夷の男達の感情の根源にあるんだよ。
いつの時代も、船員男達が長い船旅から上陸すれば、当然そこにはそれを迎える経済的事由のある女達や、それらを媒介することを商売にしている人々がいるんだよ。相手が日本人や中国人だけでなく西洋人も加わるというだけの事なんだよ。
でもそういった港市の巷では、単に商売的な関係だけでなく、素朴に真実の情心の関係が形成される場合もあるんだよ。
国際港湾都市的な多重文化性に不慣れだと、そういったことはドメスティックな男達にとっては耐え難いこととなるんだよ。無論、アジア人からすれば無神経なある種の西洋人達の振る舞いへの嫌悪感や反発もあるだろう。それが超ペイトリオッを形成せしめていくんだよ。「国家の独立」だの「民族の誇り」だのといった能書きは一種の美辞麗句の面があるんだよ。
そして、実は、そのことは、昔だけでなく、目立たなくなってはいるが潜在的に現在の事でもあるんだよ。
うんと簡単に言えば、「日本の女を横取りするガイジン男は許せない」・「ガイジン男と結婚する日本の女は理解できない」…。




美術の都 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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著者の好みは、クラシックなものへの偏りが強く、だからベルニーニ
などは俗悪だとして退けてます。ベルニーニの彫刻のもつ官能性は彼
には、はしたないものだったのでしょう。
多分、彼の中ではバロックは悪趣味や奇矯の代名詞となっていたと思
います。

ただし、最後に収録されていた、アフロディーテがどのようにしてヌ
ードになっていったか(脱衣したか)という文章は、着眼点もよいし、
それを大真面目に語っているところが変に面白かったです。




フランス革命についての省察〈上〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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訳のひどさは他のカスタマーの方々のいうとおりです。上巻を買って読み始めた時、しまったと思いましたが、不揃いになるのがいやだったので、他の訳本ではなく、岩波文庫で上下巻とも、一応読みました。

原著は名著であることには変わりなく、内容に関しては星は5つ。商品としては1つ、ということで3つをつけました。

よく、フランス革命は「自由、平等、博愛」をスローガンにしたとか何とか、持ち上げられています。しかし、それは、あのような革命でなければ、達成できなかったか、というと、それは違うだろうと、バークはいいます。この世に完全な君主、政治体制はありえず、フランス王国も欠点は当然あったわけですが、その君主制の中で漸進的に改良をしていくことは可能でした。貴族層も、教会も、同様で、全否定されるほどひどいものではなかったのでした。にも、かかわらず、それらを全否定した国民議会は、他にその権力を抑制するものがおらず、独裁制を推し進めていったわけです。
バークの分析と予想は適確で、納得できるものです。

ローラン・ディスポ『テロル機械』(現代思潮新社、2002)によれば、「テロリズム」という語は、「フランス革命において作られた言葉であり、そこで生じた新たな事態を形容する必要があったからである」ということです。まさに、フランス革命の国民議会は、テロリスト集団であったのです。




フランス革命についての省察〈下〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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訳のひどさは他のカスタマーの方々のいうとおりです。上巻を買って読み始めた時、しまったと思いましたが、不揃いになるのがいやだったので、他の訳本ではなく、岩波文庫で上下巻とも、一応読みました。

原著は名著であることには変わりなく、内容に関しては星は5つ。商品としては1つ、ということで3つをつけました。

よく、フランス革命は「自由、平等、博愛」をスローガンにしたとか何とか、持ち上げられています。しかし、それは、あのような革命でなければ、達成できなかったか、というと、それは違うだろうと、バークはいいます。この世に完全な君主、政治体制はありえず、フランス王国も欠点は当然あったわけですが、その君主制の中で漸進的に改良をしていくことは可能でした。貴族層も、教会も、同様で、全否定されるほどひどいものではなかったのでした。にも、かかわらず、それらを全否定した国民議会は、他にその権力を抑制するものがおらず、独裁制を推し進めていったわけです。
バークの分析と予想は適確で、納得できるものです。

ローラン・ディスポ『テロル機械』(現代思潮新社、2002)によれば、「テロリズム」という語は、「フランス革命において作られた言葉であり、そこで生じた新たな事態を形容する必要があったからである」ということです。まさに、フランス革命の国民議会は、テロリスト集団であったのです。




フランス二月革命の日々―トクヴィル回想録 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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うーんリアルだわ。19世紀もっともリアルな歴史の本じゃない。




ムガル帝国誌〈1〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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明治東京下層生活誌 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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兵営から出た残飯をカネを払って買って日々の食事としていたなんて想像できますか?
毎晩捐料(えんりょう)貸しから夜具を借りてきて翌朝返しにいったなんて信じられますか?
そのカネすら欠く時は着の身着のままでぶるぶる震えながら寝ていた。

明治東京の三大貧民窟といわれた四谷鮫ヶ橋・下谷万年町・芝新網町の様子をルポルタージュした当時の新聞記事からわかるのは、貧民窟というのが今のドヤ街・同和地区などとはまったく比較にならないほど悲惨な生活状態にあったということ。三大貧民窟以外にも東京の至るところがスラムだったこと。現在セレブなイメージの青山・六本木・麻布にもスラムが広がっていたこと。極貧の生活でも住民同士の助け合い、町の社でお祭りもあったこと。

今、当時の貧民窟を訪れても当時の面影は皆無である。
羽田空港へ行くのにモノレールを利用する人が多いが、浜松町の世界貿易センタービルの南側一帯がかつて「日本一の塵芥場」芝新網町だったことを知る人はいない。
先年報じられた皇太子妃・愛子内親王が”公園デビュー”したみなみもと公園、ここが実は東京最大のスラム四谷鮫ヶ橋町だったことを知る人はいるまい。





明治百話 (上) (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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昭和初期に生きたライター・篠田鉱造が、当時辛うじて存命していた明治時代の担い手達に取材を行い、徹底して実話主義を貫いて生まれたのが本書。ここには歴史の表舞台に出てくる事のない、様々な明治時代の風景が活き活きと語られている。
まずは、最後の公儀首斬役人の述懐。なにしろ、万物の霊長の首を斬るわけですから・・・と秘伝の呼吸を説明し、高橋お伝を斬った話と、本人の語り口調そのままに物語は続く。
その他に、当時初めて出来た区役所に勤務した公務員の回顧談や、浅草周辺の花屋敷、水茶屋での粋人の様、薬袋「金袋円」の中にまれに入れられている金の観音像ほしさに皆が買い求めた話、年老いた吉原芸者が語る、当時は皆自毛結い裸足でお座敷を勤めたという粋な思い出話、銭の雨を降ァすお大尽の話、日清戦争時に名物の石鹸を作って大儲けした男の述懐などが多数収録されている。
各章4、5ページ完結なので、通勤時間や寝る前の5、10分を潰したい時等にちょうど良い。
もちろん、史実としての価値もあるのでお好きな人にはこたえられないと思う。


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