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和書 508066 (361)



マッカーサーの日本 (下巻) (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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満州、少国民の戦記 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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閔妃(ミンビ)暗殺―朝鮮王朝末期の国母 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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日韓関係(というか日朝関係というか)で「日本は悪くない」本が沢山出ていて、ミーハーの私も、いくつか読んだのだが、そっちばかり読んでいても仕方ないので、読んでみた。1988年出版だから、いわゆる“自虐史観”華やかなりし頃。著者は朝鮮の歴史への日本の関与を倫理的に批判している。それでも、当時の朝鮮王室と政府は、政府の体をなしていなかったのが読み取れる。それが、本書の面白いところで、朝鮮の開国からの歴史のレビューをしっかりしているのだ。

歴史の評価はさておき、事実を知っておくことは大切で、そのためには、いろいろな立場の記述を読んでおく必要がある。そのために、大変勉強になった本だ。

文体も確かで、事実の重みに次第に引き込まれて行って、煩雑な記述にも関わらず、最後まで興味深く読んだ。お薦め。




無冠の男〈上〉 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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無冠の男〈下〉 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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メリー・スチュアート (上) (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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メリー・スチュアート (下) (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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ユリウス・カエサル ルビコン以前(上)ローマ人の物語8 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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文庫版第8巻、ようやく誰もが知るシーザー/カエサルの登場である。「ルビコン以前」のさらに上巻であるということで、
本作ではカエサルの少年時代から40歳前くらいまでを取り上げて語っていく。
マリウスとスッラの対立、両者の反対派粛清など、以前に読んだ話があるなと思ったら、この本では、
既に述べた歴史をあらためてカエサルの視点から記述しているとのことであった。そういうわけで、
以前の本で取り扱った歴史を復習しながら、カエサルの生い立ちを、周囲の社会環境を十分に考えながら追うことが出来る。
名門の出ながら権勢をふるう家ではなかったため、しっかりした母の下比較的つつましく生きながら成長するが、
マリウスの甥でキンナの娘を妻にしていたためにスッラに消されかかり、スッラの命令に背いたために国外逃亡し・・・
カエサルは、時代の流れのせいもあってなかなか出世街道に乗れない。歴史の表舞台に登場してこない時代の彼が、
一体どのような人生を送っていたのかが、まるで見てきたように生き生きと描写されている。
また、信じがたい額の借金を重ねた理由(そもそもそれだけ借りられたわけ、何に使ったのか)や、
カエサルが女性にもてまくってしかも恨みを買わなかった理由まで推察されていておもしろく読める。
時代の流れや空気をうまく読みながらも、自分の思うところは貫くカエサルの生き様が印象的である。
のちにカエサル批判をその著作ににじませることになる執政官キケロも登場する。




ユリウス・カエサル ルビコン以前(下)ローマ人の物語10 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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『The die is cast!!』

有名過ぎることわざの発端となったルビコン河の渡河は、
カエサルにとって自己に忠実ならしめんとする決意と、
従事する多くの部下を勇気付ける一つの表れ。

著者の情景描写がこれまた素晴らしい。
ルビコンを前に悩めるカエサルの高貴な後姿。
その向こうには打倒すべき同胞ローマがある。
地面を見続け悩むカエサル。
その後姿を黙って見つめるしかない多くの部下。
息詰まるほどの無音を破るカエサルの静かな一言。
まるで映画のワンシーンかのように素晴らしい情景描写に、私は感嘆するしかなかった。

一連のカエサル関連書の中でも絶品である。

シリーズを通さずとも、
本書を読むだけで著者の力量や思い入れ、
ローマが内包する素晴らしさがわかる。




ユリウス・カエサル ルビコン以前(中)ローマ人の物語9 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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通勤電車の中で少しずつ読み続けて4ヵ月、やっと第12巻まで読み終えたが、最初は
カエサルだけで何冊もページを割く意味が理解できなかった。

しかし、塩野氏にとって停滞していた政治システムを変えるために出てきたという歴
史的意義と、目標遂行のために硬軟とりまぜた柔軟な対応で進めるカエサルの人間的
魅力が同時に描かれていて、すっかり引き込まれてしまった。

大半がガリア戦記に充てられるこの巻では、淡々とガリアでの戦が描かれているが、
読んでいても決して飽きることはない。繰り返し出てくる記述(たとえば主戦力の非
戦力化)などの戦法の説明も、すっかり私の頭の中に入ってしまっていっぱしの戦史
評論家気取りだ(笑)

また、ガリア人の気質とローマ人の気質の違いを考えると、今のヨーロッパ社会の
複雑さの根底を見る思いがする。同じイタリアでも北イタリアと南イタリアが違うと
地理で習った記憶があるが、「ローマ人の物語」を読んでそれがようやく理解できた
気がする。



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