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和書 508072 (331)



この国のかたち〈2〉 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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第二巻は88年から89年の約2年分を収録している。
当時司馬は65から66歳。

あとがきにこうある。
 
 「この国の習俗・慣習、あるいは思考や行動の基本的な型というものを
  大小となく煮詰め、もしエキスのようなものが取り出せるとすればと
  思い「かたち」を取り出しては大釜に入れているのである。選ぶこと
  と煮詰めることは私のしごとながら、もしよき読者を得るなら、そこ
  から本質的なものをとりだしてもらえるのではないか。」

取り上げられた話題は、教育や仕事や宗教、自然との関わりなど多岐に渡
り、一見とりとめもない。しかも、司馬によってきっちり煮詰められ、そ
れぞれが見事に味付けされているので、どれをとっても完成された美味な
る一品料理である。満足してしまう。
それだけに、これら完成された数々の一品料理から「日本のかたち」を読
者が自身が取り出すのは、相当な努力を要する。

この年齢にもなれば、司馬にはもう答えはわかっていたはずである。
それをあえてこういった形にして、読者に対する謎かけのような形にして、
私たちの前に「さあ、召し上がれ」と出してくれる。

この時期、司馬はもう小説を書くことをやめていたし、
話題的にも過去の作品と重なるところが多いため、
本シリーズは司馬小説の余禄もしくは解説といえなくもない。

が、筆者にはまた、司馬が自身の小説の読者に対して出した
宿題のような気もするのである。
いつかそれの答えがわかるまで、何度も読み直してみたい。




この国のかたち〈6〉 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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長年の連載も、著者の死によりついに絶筆。
奇しくも、未完となった章は「歴史のなかの海軍」。
「竜馬がゆく」「菜の花の沖」「坂の上の雲」など、明治維新の作品では必ず触れられてきた「海軍」には、司馬自身も相当な思い入れがあったと思うが、残念ながら絶筆となってしまいました。
司馬が残した功績は非常に大きなものがありますが、読者というのは欲張りなもの。適わぬ願いとはいえ、司馬の作品や歴史に対する考察をもっともっと読みたかった、と思ってしまう一冊です。




この国の失敗の本質 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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明治国家以来続いて来ている日本の官僚制度・官僚主権。
社保庁のいい加減さ、国土交通省のいい加減さ、防衛省のいい加減さ、これらは氷山の一角に過ぎない。族議員の見事な番犬ぶり、次はどこか。
専制主義・秘密主義・煩瑣主義・形式主義・画一主義・前例主義・・・・・を特徴とする。
この官僚制度・官僚主権・天下り国家を一日も早く改革しなければ、遠くない将来日本はアジアの小さな貧国に凋落する。官僚は、国民の目の届かぬところで甘い汁を吸い続けている。
暫定税率、ガソリンの税の3分の2再可決云々よりも、公務員制度の改革が先だろう。
公務員制度の無駄をなくすこと、血税の濫用防止が先決だ。
ガソリン価格の再値上げは、国民が許さない。特定財源化は自民党道路族を利するだけ。一般財源化あるのみ。
高度成長期・バブル期を頂点として、日本は凋落の一途だ。
この国の失敗の元凶は、官僚制度・官僚主権・政官癒着・天下りにある。







この夏、突然に (角川ルビー文庫)
販売元: 角川書店

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この夜が、終わるまでには (竹書房文庫)
販売元: 竹書房

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 私がこの作者の魅力だと感じている、切ないようでいて実は甘々、という物語。個人的には買って大満足な内容でした。お互いしか見えていない、執着しあう関係がツボです。そしてとにかく弟がかわいい!この弟への愛が多少暴走気味な兄もステキです。応援したくなります。

 この作者の他の作品とも少しだけリンクしているので、好きな人は要チェックです。そしてハッピーエンド好きな人にもおすすめです。




この夜が終わるまで―彼女は友人の妻 (フランス書院文庫)
販売元: フランス書院

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この夢をこころに―ぼくの青春讃歌 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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この子を残して (アルバ文庫)
販売元: サンパウロ

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 著者の永井博士は、長崎大学で放射線医学の研究を専門に行っていて、慢性骨髄性白血病を発病し、余命3年と診断されたそうです。そんな時にあの原子爆弾が落ちてきました。1945年8月9日のことです。 自分が亡き後の子供のことを頼んでおいた奥さんは、バケツの中の軽い骨となって家の焼け跡から拾わねばならなかったそうです。(たまたま子供たちは三日前から疎開していて無事だった。)
 博士は原爆による急性原子病も加わり、急速に病が進行していきました。それでも、博士は一生懸命生きました。自らの体(原子爆弾症)を研究材料に選び、数多くの負傷者の救護に当たりましたが、ついに2ヵ月後危篤に陥ります。なんとか回復するものの無理がたたり被爆から約1年後の1946年7月に長崎駅で倒れ以来寝たきりになってしまいました。      博士の体は脾臓が途方もなく大きくなり、少しでも衝撃を与えると破裂してしまい、内出血して死んでしまうため、幼い子供たちは博士に甘えたいのも我慢してたそうです。 博士は一分一秒でも死期を遅らせ子供たちが孤児になってしまうのを先に延ばしてあげようと必死に生きました。 奥さんが健在ならば、子供たちも母親に甘えることも出来ただろうにと思うと切なくなります。 博士は結局1951年5月に亡くなってしまいます。 まだ43歳の若さでした。 戦争がなければ、長崎に原子爆弾が落とされてなければ、博士はその後も研究を続け放射線医学の第一人者になってたかもしれません。 残念でなりません。 核実験のニュースが聞かれる昨今ですが、このような思いは誰もしたくないはずです。 世界平和について考えさせられる作品です。 皆さんもぜひ一生に一度はこの作品に触れてください。




この常識では日本人は世界を歩けない―いま一番新しい世界の思考 (ベストセラーシリーズ・ワニの本)
販売元: ベストセラーズ

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この店で待っている (パレット文庫)
販売元: 小学館

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