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和書 508072 (376)



しまなみ幻想 (カッパノベルス)
販売元: 光文社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

内田康夫の小説は初めて読んだ。
読もうと思った動機は、小説の舞台となっている愛媛県今治市が僕の故郷だからという理由だけ。

小説の内容は、まあ可もなく不可もなく普通だと思うが、街の描写や方言が懐かしくて楽しく読めた。
だが、それは僕が今治市出身だからでしょう。他の街が舞台ならこういう楽しみ方はできていないはず。
旅情ミステリと言われる小説の楽しみ方としてはこれでいいのだろうか?

出身者以外がこの作品を読んで楽しめるのだろうかという疑問が拭えない。
推理小説として特筆すべきものは何もなかったと思う。
まあ欠点らしいものも特にないが。

内田氏の旅情ミステリとは、登場人物と舞台が違うだけで、同じような作品を大量に生み出しているだけの機械作業のような気がしてならない。
創作の本質からかけ離れているのではないだろうか?

事実、この小説は「しまなみ海道」が開通した記念として、「しまなみ海道」が舞台となる小説をと愛媛県から執筆依頼があって書かれたものだ。
つまり、創作意欲があって主体的に書いたのではなく、
「○○地方を舞台にして小説を書いて下さい」
という依頼があって、受動的に書いた作品。

暇つぶしの読み物としてはこれでいいのかもしれない。
だが、断じて文学ではないと思う。




しまなみ海道殺人旅行―江戸川探偵長の奮戦 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

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しまなみ海道追跡ルート (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

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私はこの小説の舞台となる瀬戸内海地方の出身だ。
だから、この小説を読んだだけ。

小説の出来としては、はっきりいってミステリファンから見れば平凡だとの酷評は免れないものだろう。
十津川警部とその周囲のお馴染みのメンバーは固定で、事件の舞台が変わるだけの作品群がまた一つ増えただけ。
設定舞台、被害者、犯人、を毎回変えてインプットすれば、後はオートメーションのように同じようなご当地物の新作ができあがる。
また、それを固定ファン、ご当地読者が購読し、安定収入となる。

クリエイター(創作者)としての挑戦や実験はいっさいなく、完全にオートメーション化したビジネス。
作品と言うより、商品。
固定ファンがいるのだから、ビジネスとしては成功しているのだろう。
だが、これを文学としては認めたくない。




しみじみ日本・乃木大将 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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しゃがむ姿勢はカッコ悪いか (潮文庫 青 23A)
販売元: 潮出版社

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しゃがむ姿勢はカッコ悪いか? (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞

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しゃくなげの里殺人事件―赤かぶ検事奮戦記 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

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しゃばけ (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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江戸有数の廻船問屋の一人息子、若だんなこと一太郎は生まれつき虚弱で直ぐ寝込んでしまうが、周りの妖(あやかし)が見えてしまうという得意な能力を持つ。
ある日、若だんなが行きあった殺人事件を皮切りに、次々と不可解な殺人が連続する。若だんなは妖達の手を借りて真相を探るのだが、魔の手はその身辺にまで及び…。

2001年度日本ファンタジーノベル大賞受賞作。江戸に妖怪に捕物と私にとっては堪えられない要素をてんこ盛りにした作品。

若だんなほか妖怪達のキャラクターに魅力があり、着眼とアイディアで決まりという感じ。そこに若だんなの出生の秘密や殺人事件の謎を上手く絡めており、シリーズ第1作としての作者の意図は十分成功しているように思う。

ミステリーとして見た場合は、一種のアームチェアディテクティヴ(安楽椅子探偵)の変型で、探偵役の一太郎に対し、ワトソン役(若しくは小林少年以下少年探偵団)が妖怪達という設定が面白い。或いは一種の妖怪バスターズもの、とも言えるかも。

ただ、推理や江戸情緒を楽しむというよりは、あくまでキャラクターで読ませるタイプで、全体として少女マンガ風な雰囲気がある(作者が漫画家出身であるせいか?)。ちょっと刺激は少ないのだが、気軽に安心して読めるエンターテインメントといった感じ。




しゃぶり姫―囚われの妖精 (ケイエスエスノベルズ)
販売元: ケイエスエス

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しゃべくり探偵の四季―ボケ・ホームズとツッコミ・ワトソンの新冒険 (創元推理文庫)
販売元: 東京創元社

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これはお買い得である。なにしろ一冊で落語、漫才、それに本格推理まで楽しめるのだから。
 最初の2編は、保住、和戸二人の会話だけ、ボケとツッコミのしゃべくり漫才である。大阪風の、テンポの速いボケ・ツッコミについていけない人には、辛いかもしれないが、保住の強引なまでのボケぶりと、それから想像できない見事な推理ぶりとの落差が、たまらない。吉本のマンザイのつもりで読みましょう。
 少々おセンチな本格謎解き2編が続き、床屋のオヤジの一人語りで、落語的な展開が楽しめる「注文の多い理髪店」に、怪しいギリシア棺占い「戸惑う婚約者」と、またまた、ノリは軽いが、その叙述とは裏腹に、内容はしっかりした本格推理で、謎解きにはあっと驚いた。
 最後を締めるのが「五十円玉二十枚の謎」に掲載された「怪しいアルバイト」。屋台での三人の掛け合いを楽しみながら、人間消失の謎を見事に解き明かしてくれる。これ単独でも十分に読み応えがあるが、元本で提示された五十円玉の謎とあわせて読めば、さらに楽しみ倍増だ。
と言うことで、盛りだくさんのこの作品、買って損はしません。


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