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原発事故はなぜくりかえすのか (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 今日の私達に供給される電力の約半分が原発によるものです。日本には数多くの原発がありますが、原発に対する人々の関心は意外と低いものなのかもしれません。本書では、原子力発電とはいったいどのようなもので、それをどのような歴史の中どのように管理してきたのか。そして、その中にある様々な問題点からわかる過去に起こった原子力関連の事故について、著者自らの経験を踏まえ、わかりやすくしっかりと書き示してあります。
 私達の生活を支える原発や、「科学」というものにはたくさんの側面があり、科学者はもちろんのことそれを扱う一般市民こそが、もっともっと利便性に隠された「真実」を知る必要があるのではないか、と考えさせられる一冊です。




公共事業をどうするか (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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本書の構成は、無駄な公共事業の事例を挙げると共になぜそれがなされるのかを解明している。(1章・2章)それから、米国の事例等も挙げながらどうすれば無駄な公共事業がなくなるかを論じている。(3章から6章)

以下は、本文の大まかな要約である。

今、国と地方公共団体あわせた借金は約700兆円を超えている。なぜ、こんなに借金が増えたかと言えば、無駄な公共事業が行われていたからだ。それは、政官財の癒着構造と公共事業を求める地方公共団体の構図だ。これを解消するには、地方分権や規制緩和などの外堀の改革と共に重要なのは、システムの改革だ。システムの改革とは、国会の地位向上である。それは、もっと民主主義を働かせるために、それぞれの計画や予算は議員立法による。官僚によるコントロールでなく、自律的に国会議員で決めていく。公共事業の無駄を省いたものは、もっと社会福祉にお金を出していく。

私の意見としては、国会議員に期待はできない。いままで、国民が彼らのやっていることをきちんと監視できていなかったからだろう。だから、彼らは期待された働きができなかったんだろう。それならば、政権交代ができる仕組みが必要だろう。ということは、民主党にがんばってもらわなければならない。本当の意味で2大政党制になれば、国会議員の緊張感を持続させるものになる。そうすると、少しは期待できる働きができるようになるだろう。




公共事業は止まるか (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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「市民事業」を読んだ時も思ったのですが、著者らの構想が実現した場合の社会経済学的分析をきちんとやってほしいと思います。
自然が壊されるからだめ。借金が増えるからだめ。確かに一考に価しますが、では、その事業はなぜ実施されるのでしょうか。
特定政党の集票マシンだから?ということは、その公共事業を望む市民が居るということです。著者がその現実を見据えているとは、失礼ながら思えません。
行政は事業を垂れ流す、司法は放置といいます。しかし、多くの関係者が絡む事業を、行政の一担当官、司法の一裁判官にどうして止められましょう。
その事業を望む関係者も居る、そしてその数は決して少なくないという現実を受け入れなければ、泥沼の裁判闘争しか生まれないでしょう。

『日本の自然保護』という本では、その現実がはっきり書かれています。望まれない事業は行われないのです。ただし、意見が分かれれば、我が国には、一方的に善と悪を判断する、便利な神様は居ないのです。
そちらをお読みになった方が、公共事業の本質を考えるきっかけになると思います。




心の病理を考える (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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二項対立は単なる二項対立ではないとし、その構造を説き明かす、そして変奏する。しかし変奏の果てにあるのは何か?

個別化の原理は、個人の代替不可能性、交換不可能性にあるとするのは分かるが、その根拠として個人の死を持ち出す必要性があるのだろうか。それならば個人の生を持ち出しても同じであろう。実際、著者は個人の死のほかに個人の歴史とも言っているが。
「現象学的他我認知の問題など、もともと存在しない」と断言してすっきりさせているように、個別化の原理は、個人の代替不可能性、交換不可能性にあると言い切るだけでいいと思う。

基本的には、自と他の関係性の問題、あるいは社会性の問題である。それは、著者のように「あいだ」の問題と言ってもいいが。どこからか自らに命令してくる、それは客観的にはありもしないのに主観的には生々しく聞こえてくる。加えて重要なのは、聞こえてくるのは言葉であるいうこと、ではなかろうか。




心病める人たち―開かれた精神医療へ (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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日本の精神医療はどのように形作られてきたのか、精神障害のある人たちと私たちはどのようにつきあっていけるのか、まず手にとっていただきたい本です。できれば森実恵『“心の病”をくぐりぬけて』 (岩波ブックレット)をあわせて読んでください。






孤島の生物たち―ガラパゴスと小笠原 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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子どもを産む (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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子どもとあそび―環境建築家の眼 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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大変読みやすかったです。筆者や筆者の知人、生徒による幼少の頃の体験した、遊びを想像力豊かに書き綴ってありました。最近の子どもの遊び方とその遊び方によって子どもはどんな知識や経験を身につけるか、最近の子どもの遊びと戦後を生きた筆者の遊び方の相違点などをおもしろく記してありました。全ての世代にお勧めの1冊です。




コンクリートが危ない (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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■ 【山陽新幹線が危ない】
開通から15年目を迎える山陽新幹線が、その高架橋に
コンクリートの塊落下、剥離、異常なひび割れなど数多く
発生し、その為の調査団が組織された。著者は、当時、
東大生研教授(土木工学)として参加し、それから阪神
淡路大震災後の1998年までの15年に渡る調査を通じた
エキスをベースに本書はまとめている。

■ 【鉄筋が解ける、コンクリが潰れる】
その調査を通じ、今までのコンクリート構造物について
の考えを変える見解を学会なども通じて指摘し続け、本
書ではその内容を分り易く紹介している。即ち、耐久性
60年以上の神話は、東京オリンピック(1984年)以降の
高度成長を境にバッチからポンプへの打込み施工変更
が大きく、耐久性30年以下になってしまった。理由とし
て、海砂、不良骨材、不良セメントなどによるアルカリ骨
材反応発生であり、塩化物による融解による鉄筋断面
欠損、水分・CO2による潜在的膨張に伴うコンクリート圧
縮耐力低下(50%以上)などで、従来の、耐久性は単な
る「『中性化』による鉄筋錆膨張(2.5倍)による爆裂」とは
違う化学的見解を展開している。

■ 【JIS生コン工場のセメント偽装】
本書は1999年に発行された。それから10年、今年
(2008年)7月に、国交省は、神奈川県のJIS規格工場の
六会生コン(共同組合?)が規格外の生コンを1年間に
渡り、200か所の現場に出荷しており、指定工場を取消
すことを発表した。何を今更?の感がある。と言うのは、
本著者によれば、JIS生コンプラントは全国で五千弱あり、
サンプリングの立入調査で毎年10%が是正勧告を受けて
いると言うからです。

■ 【100戸以上か、超高層マンションに限る】
蛇足の感があるが、著者はマンション住いで管理組合
理事などの経験から、最後に、マンション選びのコツに
ついて語る。(混ぜ物の生コンは、監理が難しいので一
言で言うなら)「100戸以上、若しくは、超高層マンション
に限る」と。





コンピュータ・ネットワーク (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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我が国におけるインターネットの黎明期に、その後のネットワーク社会を念頭においてOSIプロトコル8階層を中心にネットワ−クの構成とプロトコルについて概説したもの。新書版なので無理せず読める。

石田先生は正直言って、ご自身の研究成果というのは聞いた事がないが、その時の先端トピックスの紹介者として、日本のコンピュータ界に貢献したと思う。C, UNIXが良い例である。伝統的にどの分野でも日本の学界にはこういうタイプの学者が必要とされるのである。

その意味で、最新の技術の紹介は手馴れたものと言え、分量と相まって、気軽に読めるネットワ−クの入門書としてお勧めできる本。


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