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和書 508080 (225)



ゴミと化学物質 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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廃棄物学会の権威である酒井博士の著作である。90年代の廃棄物管理の現状が概観できた。ゴミの種類からその有害性の考え方が論じられたあと、残留性有機汚染物質・シュレッダーダストなどの廃棄物管理の現状、今後の提言などが纏められていた。廃棄物問題を適正に対処していく方法は、有害化学物質の1)廃棄抑制、2)リサイクル、3)適正処理であり、それを踏まえた「化学物質をコントロールする枠組み」が必須であることを確認できた。また廃棄物問題の遠因として「人口増大と物質消費を前提としたライフスタイル」があるとした著者主張に同意できた。




細胞から生命が見える (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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細胞が生命にとっての基本であるのと観点から書かれた本。
最初に細胞の4つの原則が述べられ、
後に詳しく細胞のしくみや働きを見ていく。

普段、何気なく生活している我々はあまり細胞の事など考えない。
単純な性格の人に単細胞などとあだ名をつけたりする。
ところが実際の細胞は、単細胞生物であろうが驚くべき活動をしている。
多細胞生物になったらその仕組みには驚嘆するしかない。
なにゆえ細胞分裂によって数々の組織が作られ、
それらが独自の働きを持つにいたるのか。

そういった細胞の世界を知るには格好の入門書であるといえる。




産業廃棄物 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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酸性雨 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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酸性雨のことは、報道などで見聞きしていましたが、欧州でこんなに進んでいるとは知りませんでした。
またブロンズ像がまだらになっているのは普通の現象だと思っていました、昔はまだらではなかったのですね。
この本が書かれた時よりは、状況は良くなっているのでしょうか。




自然保護という思想 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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市民科学者として生きる (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 市民科学者、高木さんの一生の物語です。高木さんは脱原発派の科学者でしたが2000年の10月に癌で亡くなりました。享年62歳なのですが、おそらく放射能の影響とは無縁ではないでしょう。この著書はその病床で今までの自分を振り返りながら執筆し、1999年に出版されたものです。
 高木さんは原発業界では有名な人なのですが普通はよく知らないですよね。元は原子力の研究者でありながらその技術と将来性に疑問をもち一般人の立場から原子力を評価してきた人です。現在の原子力資料情報室(CNIC)の初代代表。この業界でこのスタンスにいる人は約1%ぐらいだそうです(^^; 人間誰しも自分の研究が意味の無いものだと思いたくないし、多少の欠点は目をつぶりたくなるものです。それらを積み重ねていくとだんだん変な方向に行ってしまうものですが、現在の原子力業界が正にそれ。この著作の後に東海の臨海事故も東電の事故隠しも起きましたが、それを予言するかのような内容です。
 人としての高木さんも興味深い。癌とは死ぬとわかっていて時間があるからよい、という言い方をしています。つまりは死の準備をする時間があるということなのですが、ここまで達観して癌を捉えた人は見たことないですね。
 2002年8月に東電が事故隠しでカミングアウトしました。しかしその後の東電の態度はまさに居直りです(^^; 今を逃すと脱原発の機会は何年後にやってくるかわかりません。原発がメルトダウンすればすぐなんでしょうが(^^;
原子力資料情報室
http://www.cnic.or.jp/




旬の魚はなぜうまい (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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"食材としての魚"について生態学から色々と分析しています。
赤身と白身の魚、旬と脂質・水分の関係、環境によって雌雄を変化させる魚、そして干潟をめぐる環境問題など様々なテーマを取り上げています。
晩酌を豊かにする酒の肴として一冊いかがでしょうか。




証言水俣病 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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患者たちの生きた言葉が、これでもかとばかりに胸に突き刺さる。高度経済成長と呼ばれた時代に置いて、その負の面を背負わされながらも、ありのままで生きていこうとする人々。チッソをうらまず、また単なる犠牲者としてではなく「人間として生きる」ことを追い求めている人たちの姿がこの本にはある。20世紀の日本とは何であったかを振り返るのにも、この本は最適であろう。
 また編者の栗原彬氏のもつ「やさしさ」が、この本の下敷きとなっている。彼の水俣患者に対するまなざしが患者達をここまで語らせたといっても過言ではない。
 とにかく偏見無しで一読あれ。確実に胸を揺さぶられる。




進化の隣人 ヒトとチンパンジー (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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言葉を操り、複雑な概念を理解し操作可能な世界一有名なチンパンジー、アイ、その子アユム、そしてそのパートナー(?)の松沢先生による啓蒙書。

本書はアイの示す高度な知的能力のみならず、アイの子アユムの子育て、アユムの発達の記録などを紹介しながら比較認知科学の視点から熱く語っている。
アイの知的能力は有名だが、それのみならず、この本はチンパンジーの社会と文化の継承まで話を広げてわかりやすく語りかけてくれる。

グドールさんも松沢さんもそうであるが、自分たちの貴重なデータを駆使して一般の人たちにわかりやすい言葉で伝えてくれる。
この才能はすごい。
私も怪しげな研究ばかりしていないで、そのようになりたいものだ。




鍼灸の挑戦―自然治癒力を生かす (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 最近腰痛で鍼に通い出したので,ふと本屋で手に取った。最初はおもしろかったが,どこそこのある先生は○○という技術を持って××という症状を治療したという「お話」が列記されているのみで,岩波新書に期待するような合理性にはほど遠い(失敬!)。ただ,筆者自身もそれを自覚されているようで,EBMについて鍼灸業界での挑戦についても紹介している。
 ともかく,全体的に逸話的で,鍼灸についての体系的な記述に欠け,途中で読むのに飽きた。もう一つの印象は,こうした本が評価(業界誌で受賞)をうけるということは,この業界自体に基準となる評価がなく,知的体系が形成されていないことを示唆しているのではないだろうか。


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