和書 508082 (69)
はじめてのインド哲学 (講談社現代新書)
販売元: 講談社
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冒頭の言葉が魅力的に思えた:
「自己と宇宙の同一性の経験」を中心軸としてインド精神史を追いつつ、
そのテーマが、わたしにおいてどのような現実的意味をもつのかをさぐる
ブラフマンに加えて、アートマンが見いだされた意味、サーンキャ学派・ヴァイシェーシカ学派・
ヴェーダーンタ学派の基礎部分が解説されている。そしてそれらは時代と共に変化・発展していく。
この本を読みながら、ナーガールジュナ(竜樹)とシャンカラを少しかじったのも理解の助けになった。
私も、インド哲学全体のあらましを知るのに良い本だと思う。
個人的には、哲学とは形而上学的なものを含む学問だと思っているが、
インド哲学は常に「世界の形成と構造に関するより精緻な理論」を求められてきたようだ。
説明しようとすること、それにより安心しようとすること、理論を作って安心しようとすることは
人間の根本的な欲望というか、サガであるらしい。この本を読んで大いにそう思った。
(しかし、細かく分けすぎ、やりすぎのように思う。やりすぎは常に危険である。)
(科学ではようやく、ほとんどの銀河の中心に巨大ブラックホールがあることを突きとめた段階である。)
もしできることならば、インド哲学は個と世界および個と個の関係にはほとんど関心がないこと、
すなわち世界観、社会観が欠落していることを言っておいてほしかった。冒頭で述べられた趣旨から
すると、やむを得ないのだが。
環境問題等は、お金で何でも買える主義、つまり資本主義のみでは解決できない。
哲学・ポリシーが欠落している人が多い昨今、社会観を含んだ新しい哲学が求められているのでは
ないだろうか?
要は、知識を得ることが目的ではなく、自分の頭で考え、踏み出すことが重要なのだから。
この本を読んであなたは、哲学についてどんな一歩を踏み出すだろうか?
はじめてのタロット
販売元: ホーム社
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かわいい!
タロット素人ですが、持ち歩いています。
アクセサリー買ったときに入れてくれる
皮の小さい袋にはいります。
私の小さい手にすっぽりおさまるし、
とにかく絵がかわいい!プロの絵本画家
すごい。子供いないけど、いたら子供に
持たせます。
裏がブルーなのが唯一気に入らないのですが。
タロットの裏面ってブルーがいいのですか?
なんか表の絵と合わない気が。。。
パッケージにあわせてオレンジにしてくれたら
もっと可愛かったのに。
はじめての哲学史講義 (PHP新書)
販売元: PHP研究所
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学校で哲学系の講義をとったものの、専門外ゆえ最初から最後まで「????」でした。
やっぱり基礎がわかんないと駄目だなー、と思い購入した本。さすがに『はじめての』というだけあって分かりやすいです(笑)。
冒頭に「哲学は哲学史だ」という言葉がありますが、ギリシア哲学から時代にそって進んでいくほうが初心者むけですね。講義では突然カントやデカルトが出てきてまったく訳がわからなかったのですが、最初から追っていくとなんとか「ああ、そういうことを言ってたのかー」と思うことが出来ました。
たださすがにふんふんと読んでいるだけだと、(私のような完全な初心者には)意味が咀嚼しにくいかも。どうしても流しがちになってしまうので…
なので私はアンダーラインを引き、ノートに自分なりにまとめながら読み進めました。これだと頭に入りやすいです。
ほんと、教科書としては便利ですよ☆
はじめての構造主義 (講談社現代新書)
販売元: 講談社
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主にレヴィ・ストロースが構造主義を構築するまでの経緯を平易に解説した良書。
数学や言語学との関連が良く分かり、人類の思想の発展を概観することができる。
ただ、それぞれの学問のTopics自体は本来高度な専門知識が必要とされるものなので、
なんとなく分かった気にはなるが、本当には理解できていない。
著者も書いているが中学生や高校生にも分かる入門書という意味では、非常に良い書籍。
はじめての自分に出会う本
販売元: 土屋書店
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はじめて学ぶ哲学 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房
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わかりやすく読みやすい。
正統派、つまりオーソドックスだ。
教科書的な哲学入門書の記述である。
だから高校倫理をある程度マスターした者が読むと良い。必ず、一段引き上げられると思う。
ただ、著者が現象学やハイデッカーの専門家なので、「根源性」への問い直しという視点が随所に見られる。
自分は、ここは、少しだけ、疑ってかかってしまう。
分析哲学やプラグマティズムを学習すると、ちょっと気にかかってしまう。
たしかに正統派、つまりオーソドックスなのだ。
だが、哲学の世界である。
私自身は懐疑主義。みなさんはどうだろう。
ある程度、ごく一部の学問であっても、それを深く探求した人ならば、この書を読んでほしい。
あなたと同じ深み、同じ高みが、それぞれの場所にある。
そしてそんな高いところから世界の知を双眼鏡で見ているような心境になるだろう。
こんな本はあまりない。
はじめて学ぶ社会心理学 (現代心理学ブックス 66)
販売元: 大日本図書
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はじめて知る仏教
販売元: 講談社
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確か、自称「ラディカル・ブディスト」宮崎哲弥が同著者の『仏教「超」入門』を推薦していて、こちらの新書の方がコンパクトで通勤時に読むのが便利だし、発行も新しかったのでまずこちらを読むことにした。著者の白取氏はドイツ語学専攻後、ベルリンに留学した著述家で、僧侶でもなく、仏教学者でもない。仏教については所謂「素人」である。にもかかわらず行間からはいかにも「自分は悟りを得た」というような確信が伺える。本書は通常の仏教入門書とは異なり、釈迦の生涯や、仏教の歴史の解説には頁を割かず、ただ一心に「仏教本来の教えとは何か」「悟りとはどういうことか」を読者に伝えようとしている。いきおい「本来の仏教から大きく離れてしまった日本仏教」に対する批判は苛烈さを極めている。渡辺照宏『日本の仏教』や松尾剛司『仏教入門』を読んで強く同感した私は大いに溜飲を下げた。著者は宗教・哲学ついての一般向け入門書を色々執筆されているようで、文章は非常に読みやすい。
ただ本のタイトルが余りに一般的過ぎて本書の特徴を表していない。もっと過激に『ここが変だよ、日本仏教』とか『これが悟りだ!』くらいの方が販売戦略上も好ましいのでは?
ひろさちや、瀬戸内寂聴、五木寛之各氏の愛読者にはかなり独断的で腹立たしい内容なのではないだろうか?
はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内 (PHP文庫)
販売元: PHP研究所
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考える、とはどのようなことか。それを、言語の観点から言葉を尽くして説明しようとした本。小学生にも読めるのではないかというわかりやすい文体に対し、内容は哲学的。哲学的ではあるけれど、何かを伝えたいという筆者の気持ちが伝わってくる。精緻な哲学書とは違い、筆者の遊び心が見え隠れするところに、本書の最大の良さがあると思う。
はじめて読むニーチェ (新書y)
販売元: 洋泉社
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ニーチェの生涯を「ツァラトゥストラ」の「駱駝の時代・獅子の時代・幼子の時代」に倣って区分し紹介した第1章
「アポロ・デュオニソス」「永遠回帰」「力への意思」「ニヒリズム」「ルサンチマン」「系譜」など
ニーチェの思想の鍵となる概念を個別に説明した第2章、主要著作についてそれぞれ1P程度で言及する第3章。
わかりやすそうな入門書だなと思い書店で手に取りました。
第1章の年代記は全体のほぼ半分の紙面を費やされて書かれていて、最初一読したときは
やや細かく冗長な印象も受けましたが、第2章を読んでみてニーチェの思想と
彼自身の生涯を照らし合わせてみたときに納得できる内容でした。
第2章のニーチェの思想の解説は、著者が読者に語りかけるようにやさしい言葉で書かれていましたが
ややマニアック(?)に論じられているところもあり、他のニーチェを解説した著作も参照しながら読んだ部分もあります。
第3章は著作の書かれた背景などを簡潔にまとめただけのものです。
「はじめて読む」にはやや難しかった部分(第2章の一部)もありましたが
その分ニーチェの著作やニーチェについて書かれた他の著作をもっと読んでみたいという気になりました。
その意味でもいい入門書だったと思います。