和書 508082 (123)
稲川淳二の本当に怖い怪談 (竹書房文庫)
販売元： 竹書房
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メインの話が他の本で読んだことのある話なのはイタいが、同じ体験をした稲川一座のひとたちの談話が載っていて、そちらは視点が変わってるので目新しくて良かった。
イヌイット―「極北の狩猟民」のいま (中公新書)
販売元： 中央公論新社
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文化人類学的見地からみた、現在のイヌイットの生活状態。スノーモービルをあやつり、ライフルでアザラシを狩るひとびとが果たしてイヌイットの名に値するのかといった疑問を持ちつつ読んだ。
良く言えば文化的適応、悪く言えば伝統破壊。ひとは誰でも自分の好むように生きられるとはいえ、また産業汚染で否応無く世界のほかの部分と関わらざるを得ないとはいえ、厳しい自然とだけ向き合って生きる生き方がこの世から消えていくのはいくらか寂しく思う。
自分の属する文化の側から、別の文化の変遷を見ることで、自分のありように対する反省材料にもなる。
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犬木加奈子のHORROR超コワ~イ話 (祥伝社黄金文庫)
販売元： 祥伝社
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結論を言うと、ちっとも怖くない。本人の漫画を小説とブレンドしたものと、本人の身近な怖いというよりむしろ〈困ったちゃん〉なお話など。
上の評価は「実話系怪談本」としての怖さ度を表してみました。犬木加奈子ファンなら楽しめるのかも。
井上清史論集2 自由民権 (岩波現代文庫)
販売元： 岩波書店
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命をみつめて (岩波現代文庫) (岩波現代文庫)
販売元： 岩波書店
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命の長さより質を大事にしたいという講演と一論文をまとめたもの。短いが読み応えがある。しかし、他の著書と変わらないことも述べているので、忘れたら、本書を読み直せばいい。
祈りと儀式の本格恋まじない (宝島社文庫)
販売元： 宝島社
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恋の始まりに効くおまじないは?素敵な出会いの瞬間を呼び寄せ、悪縁を遠ざけ、自分の性格を知りこころをきれいに保つこと!恋に気づいたときはどうする?相手に気持ちが伝わる願文書いて、誰よりも美人になる秘伝を駆使し、勇気をもってガツンと告白だ!恋愛の最中も油断しちゃいけない、道祖神に応援頼み、邪魔者を祓い、お金を増やし、浮気病を封じ込め、男女和合の祭文で駄目押しだあ。*人気漫画家、川越さちこ先生の漫画つきだ！
祈りの回廊 (小学館文庫)
販売元： 小学館
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著者はアフリカや極地を写した、独特の美しい作品で知られる写真家。
本書では、チベット、メッカ、エチオピア、ヴァチカンという４つの宗教的聖地が題材となっている。チベットはチベット密教、メッカはイスラム教、エチオピアとヴァチカンはキリスト教である。
とにかく写真がすごい。美しく、力強く、不思議な魅力に満ちている。宗教という、どこか人間を越えたような何かを撮るには、こういう写真家が最適なのだろう。それでいてどこか人間くささが残っている点もいい。
なかでも、無数の信者が祈っている写真が素晴らしい。どの宗教においても。人が個性を打ち消され、単なる「構成要素」となっているのだ。宗教の恐さと力強さを感じさせられた。
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女の楽園トンガ (異文化を知る一冊 E 69)
販売元： 三修社
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スイスと日本の子どもたち (異文化を知る一冊 E 95)
販売元： 三修社
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著者は幼児教育学の研究者でペスタロッチを専門としている人物。
1970年代末〜80年代にチューリッヒ大学に、妻や子どもたちを連れて留学した体験をまとめたのが本書。
子どもには現地の学校や日本人学校を転々とさせるなど、スイスの教育を色々と実地に試したようである。その結果として、スイスの教育が賞賛されることになる。スイスの学校の自由さに、著者は惚れ込んでしまったようだ。自由放任主義こそが子どもの幸福であると結論づけるのである。そのうえで、日本の教育についての提言がなされている。
しかし、その内容には、私は決して賛成できないと感じた。スイスの学校を礼讃するだけで、その理論には根拠がなく、ヴィジョンもない。また、子どもの幸福を重視しすぎるあまり、教育における「社会化」の側面を見落としてしまっている。
まあ、こういう教育論が流行った時代もあったということか。
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異文化としての子ども (ちくま学芸文庫)
販売元： 筑摩書房
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