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和書 508082 (130)



杉浦重剛座談録 (岩波文庫 青 123-1)
販売元: 岩波書店

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遠野物語・山の人生 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 皆さんは、遠野の自然が、どんなに美しいか、知っておられるだろうか?−−私が、初めて遠野を訪れたのは、1976年(昭和51年)の夏の事であった。夕方、誰も居ない五百羅漢を訪れ、それから、宿に向かふ野道を歩いた時、「日本にこんな場所が在るのか。」と思った事が、今も忘れられない。以来、私は、何度も遠野を訪れ、遠野の自然の美しさに、魅せられ続けて来た。
 遠野は美しい。特に、秋から冬にかけての遠野周辺の自然の素晴らしさは、言葉で表す事の出来無い物である。誰も居ない晩秋の山道で、風がごうごうと鳴り、その音の中で、落ち葉が踊り、頭上を雲が流れて行く光景を見ると、宮沢賢治が描いた岩手の風景が、創作ではなく、リアリズムであった事に気が付く。そして、そこで数多くの精霊に出会ったと言ふこの本(『遠野物語』)の伝説が、現実の事の様に実感されるのである。
 『遠野物語』を読んだ人は、是非、遠野を訪れて欲しい。−−秋から冬をお薦めする。−−そして、是非、遠野周辺の人気(ひとけ)の無い山を歩いて欲しい。そうしたら、山の木々が風に鳴る音の凄さと、その風に空を流れる雲の美しさに、言葉を忘れる筈である。そして、その誰も居ない山道で、『遠野物語』の伝説が、そこで起きた現実の出来事としか感じられなく成る筈である。

(西岡昌紀/内科医)




木綿以前の事 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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一つの俳句からはじまり、民俗学全体への興味をそそらされる。
俳句の美しさ、民俗学の奥の深さ、そして女性史へのいざないと、著者の意欲はつきない。




忘れられた日本人 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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入試などの歴史や戦国もの時代小説など歴史は苦手です。
それは、自分とはかけ離れた人の世界だからです。小泉がやめて、安部になって、福田に
とか、100年後勉強するのか??って、世界は嫌い。。。でもこの本の中には
私たち身近なものの歴史が載っている
昔の風習が残っている事に触れ合った経験で謎だったことが、本を読むことで解消されました。民俗学に興味を持ちました




ルネサンスと宗教改革 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 マックス・ウェーバーの盟友にしてドイツ神学の大家トレルチの代表作。
 その重要性は認められているものの、あまり省みられることの無いルネサンス・宗教改革の意味について追求しています。
 トレルチ入門としておすすめの一冊です。




ソクラテスの弁明・クリトン (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 某所でのディスカッションのネタとして、先に角川文庫で田中美知太郎訳『ソークラテースの弁明・クリトン』を読んでから、参考のために本書も読んで見た。

 活字も大きいし、訳文も本書の方がずっとこなれた会話体で確かにこちらの方が読みやすいと思う。

 ただソクラテスの言ってる主張には納得できない所が多かった。 例えば、彼は死について全くの無かあの世があるか、のどちらかしかないと言う。そこまでは良い。だが「全くの無」を「夢も見ない熟睡」に例えるのは、詭弁である。人が「熟睡」を有り難がるのは、いずれ目が覚めるからである。目の覚め無い熟睡を望む者は少ないだろう。
 又、ソクラテスは「あの世では歴史上の偉人や文豪と会って話ができるのが楽しみだ」と言ってるが、「あの世」で彼らに会えると何故信じるのか不明。孤独な「あの世」かも知れぬのに。




ゴルギアス (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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本書のクライマックスはソクラテスとカリクレスの対決にあります。これは理念とこの世の現実との対立のようにも見えます。この対立と見えるところを超えたところにプラトンの思想の真骨頂があるのではないかと感じられます。プラトンはこの本の後、中期の作品で、イデアを取り上げた本を書き、そして「国家」へとつながっていきます。真実在を見識したものがおこなう政治、統治へと思想が向かいます。本書ではそこへ向かう上での問題点のありかを、対立の形で表そうとしたのかもしれません。興味深く読める著作であると思います。





パイドロス (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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プラトンの著作を読むならまず“ソクラテスの弁明”から入り、次にこの作品(あるいは“ゴルギアス”)をお勧めします。この作品は“国家”という超大作の後で、プラトンがもう一度シンプルに己の哲学の要諦をまとめ直している−という感じがします。

短い作品ながらも内容は充実しています。 “恋は、恋する人よりも恋される人のほうが得をするのだから(傷つきもしないし、それなりに楽しめるから)、そういう恋愛をすべきだ”という何やら現代社会でまかり通っている様なドライな恋愛論に対してソクラテスが反駁を試みる−という所から始まります。 プラトンの作品の卓抜な点は、四角張って倫理道徳を説く前にまず、全ての人が感じているこの世の矛盾にするどく切り込んでいくところにあります。 その突っ込みの大胆さにはワクワクする様なスリルがあります。 そしてその様な得だの損だのと言った技術論よりも、本当に物事の本質は何か−に思い至らなくては善い生活を送ることはできない−という基本的な主張に収斂していきます。 何やら精神論的な匂いが強くていやだ−という人も居るでしょうが、私は処世のテクニックばかりが云々される今日において、何をするにもやはり心構えとして持っていたい立派な人間の精神遺産だと思います。 読んでみてください。





国家〈上〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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人類の思索の歴史を学ぶには良いと思う(表面的認識と実相・本質の認識を分解する考え方)。また、複雑化した現代政治を単純化して見る視点を提供してくれる面もある(民主制の必然的堕落など)。しかし、古い。新しい発見というものは無い。




国家 下  岩波文庫 青 601-8
販売元: 岩波書店

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人類の思索の歴史を学ぶには良いと思う(7〜8巻の洞窟の例などで、表面的認識と実相・本質の認識を分解する考え方)。高みに上った哲人に、再度、大衆の中に下って政治を行うようよう主張するところは共感できる。また、複雑化した現代政治を単純化して見る視点を提供してくれる面もある(民主制の必然的堕落など)。ただ、10巻のエルの物語、即ち、戦死した際の臨死体験で天国と地獄を見、不正を働く者、僭主には煉獄の苦しみが与えられる様子を見たとという物語を持ち出すところなど、今日から見ると余りにも子供騙しで、古さを感じざるを得ない。



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