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和書 508082 (145)



色彩の心理学 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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色彩の学問については,ニュートンに始まる物理学としての流れと,ゲーテに始まる心理学の流れがありますが,本書はゲーテの「どのように見えるのか」ということにフォーカスした本です.

色彩心理に関するいろいろなことが網羅してあり,口絵や挿絵が豊富ですので視覚的にも楽しめます.色彩に興味のある方は,色彩心理学入門―ニュートンとゲーテの流れを追って (中公新書)もお勧めです.





生涯発達の心理学 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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新哲学入門 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 広松は若いひとに人気がある。この書物と「一歩手前」とは手頃な入門書であるという。だが、この本はすでに版切れになっている。どこか欠陥があるようである。
 なぜ、広松は哲学に関心を抱くものから見ると魅力があるのであろうか。これは私の持論であるが、まず、難しい用語をもちいる。論理が飛躍する。もって回った言い方をする。独特のキャッチフレーズがある。関係の一次性、四肢構造。読者からすれば、奥が深そうに見えるのである。等々であろう。
 しかし、よく読んでみると、その内容は不透明、幻惑、論旨の混乱。こういったことが若いひとには見抜けないのである。だから、混乱した内容を奥深いものと見、論理の飛躍を高邁と見るのである。若さは容易なものにはすぐ飽きてしまう。分からないものほどすばらしくみえる。それが若さの特権である。
 しかし、いつまでもそこに止まっていては広松に対して失礼であろう。若さはそれを乗り越えて行かねばならない。そのとき、広松というものがどういうものか理解するであろう。人は障碍を乗り越えることによって、初めてその人を理解するものである。だが、人々はそうしようとはしない。広松を信仰してしまうのである。
 関係の一次性とは実体を軽視した論理である。四肢構造とはヘーゲリアンなら、絶対に考え至らない論理である。ヘーゲルの論理はトリアーデ、三であって、決して四にはならない。四を基本とした論理をもって、ヘーゲルを論じる、何か変である。このあたりからもう一度考えなおしてみたらどうであろうか。論理というものは以外にシンプルである。これに気づいたとき、広松を乗り越えているであろう。





新宗教の風土 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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「新宗教」というと思わず引いてしまうという人は多いと思われる。しかし、そのいっぽうで、新宗教に惹かれ、熱心に信仰生活を送ったり、迷いつつ宗教間を渡り歩く人もいる。そうした人たちは、何ゆえ、何に惹かれてその門を叩くのか。

本書は、著者の地元である富山をフィールドに、そうした新宗教が抱かれる土壌としての人々の心のひだに分け入っていく。そこに登場する人々はそれぞれに魅力的であり、生身の息遣いを感じさせる。合理的には理解も解決もできない人生の諸相を掬い上げる何物かを、人々を惹きつける宗教は確かに持っている。そうした何物かに対する人々の切実な渇望が、真宗王国である富山の新宗教を見つめるところから、情感豊かに描き出されている一冊である。




神仏習合 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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列島の基層信仰たる神道とインドに発する普遍信仰たる仏教の習合が日本の宗教の特質といわれるが、それがどのような経緯をともなって形成されたのかを中央と地方の権力構造のダイナミックスの中に描き出している。観念論ではなく古文書をもとに、きわめて具体的かつ実証的に論が進められる点があざやかだ。

論述の密度がきわめて高く、緊張感を持って読むことが求められるが、その分、読後の充実感はひとしおといえる。近寄りがたい面があるかもしれないが、新書ながら充実の一冊として特筆に価する。あとがきによれば、これは著者が抱く人類史的視点からの自然関係史という壮大な構想の一環と位置づけられるもののようだ。
なお、本書が依拠している基層信仰と普遍信仰という図式の適用自体に問題あり、とする刺激的な主張が佐藤弘夫氏によりなされている。『神国日本』(ちくま新書)および『アマテラスの変貌』(法蔵館)がそれである。併読をお薦めしたい。




自白の心理学 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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文中に拷問的な取り調べとあったが、まさに拷問としか言えないような取り調べ。
未だに、取り調べ時の映像・音声がないとのが不思議なくらいだ。
いかに、容疑者を犯人に仕立てる様がよくわかり、執拗な取り調べでやっていないのに
自分が犯人だとなりきってしまう心理が良く分かりました。
自分が被疑者になった時を想像するととても怖いです。




術語集〈2〉 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 同著者による『術語集-気になることば-』の続編。

 普段何気なく使っている外来語や今更意味を確認する必要がないとも思われる言葉について、哲学的アプローチで詳細に解説するスタンスは『術語集-気になることば-』と同じ。

 ただ、本書の方が扱っている言葉がより現代的になっていると思う。例えば、「安楽死」「イスラム」「脳死」「ヒトゲノム」等である。

 『術語集-気になることば-』や『日本語チェック2000辞典』(樺島忠夫等編)とともに、大学入試の現代文や小論文対策に大いに活用できる。
 それだけに本書を利用するのではなく、目次を読んで目に付いた言葉があれば、本書を読んでみる価値はあると思います。

 ソレデハ…




純愛時代 (岩波新書 新赤版 (688))
販売元: 岩波書店

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本書では様々な症例・エピソードをもとに、「純愛」を求め過ぎる現代のねじれた恋愛を論じていきます。
しかし、実際には「論じていきます」の部分はほとんどなく、症例・エピソードの紹介がほぼ全てを占めています。

なのでひと言で言えば、事実をもとにしたフィクション短編集。
もっと言えば、新書型「こたえてちょーだい!」(最近「わかってちょーだい!」に変わったらしい)。
いわゆる再現型フィクションドラマですね。

一応最後のあとがきで

現に生活し恋愛をする〔自分〕と、それを見つめ、小うるさく監督し指示するもう一つの〈自分〉とがいて、その葛藤が今風の恋愛を生み、また恋愛自体を難しくしている

などといった解説がなされていますが、付け足しみたいで微妙。

実際の症例をもとに書いている分、エピソードだけを挙げて解説を省いているのは、精神科医として不謹慎だと言われてもしょうがない一冊だと思います。




情報公開法 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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情報公開法入門 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 とてもオーソドックスな入門書。記述に偏りがなく、必要な事項をコンパクトに手際よく整理して記述している。著者は、理論面、実務面(内閣府や大阪府の情報公開審査会委員など)の両面で、情報公開制度の第一人者であり、新書の基本的な解説でもそれがよく感じられる。入門者には、ぜひ一読をお勧めしたい一冊である。
 さらに、学習をすすめる人には、同著者の情報公開法(有斐閣)がとても充実しているので、あわせて読むといいと思う。


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