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和書 508082 (335)



人間交際術 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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近年
『品格』
というキーワードの本が流行っていますが、そうした本の元ネタは多分これです。ベストセラーを読むより、そういう本を書いた人が元ネタとして使った本を読む方がよっぽど勉強になります。いい本ですが、読んだからといって自分がそうなれないので星4つとします。




ニーチェ (講談社学術文庫 (1210))
販売元: 講談社

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ニーチェとその影 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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反哲学史 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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「形而上学的原理とは・・・人間の願望の外に投射されたものでしかなく、本当に存在するわけのものではありません」
「真実らしいこと以上の真理はありえないわけであり、その真実らしさは実際的有効性によって決せられる」
「万事を無原則に成りゆきにまかせる自然的存在論」に立脚していたソフィストの言い分・・・誠にご尤も。

「頽廃期に入り、国内的には民主政治が極度に堕落した衆愚政治」と化していたギリシアにおいて、
「ソクラテスやプラトンが戦おうとしたのは・・・堕落」
「ポリス(都市国家)の市民が・・・詭弁を弄してまで自己の個人的権利を主張し、
 民主政治が過度に発達して衆愚政治と化すことによって、ポリスは精神的共同体としての統一性を失うと考えた」故である。

「おのれ自身いかなる立場」にも立たず、
「既成の知識や実在を否定して、それに代わる何か他の知識や実在をもち出そう」としなかったソクラテスの目的は、
「新らしいものの登場してくる舞台をまず掃き清める」ことにあった。

「国家というものは正義の理念を目指して形成され作られるべきものだという
 政治哲学を提唱(『わたしの哲学入門』)」したプラトンの特異な存在論・・・イデア。
「すべてが作られたもの、作られるものであるからこそ、
 国家も成りゆきにまかせるのではなく作られなくてはならないのだ(『わたしの哲学入門』)」

成りゆきまかせの堕落を憂いたが故の "あえてのイデア論" が、存在論そのものを転倒(おのずから生成→つくられてある)させ、
イデアに振り回された「ヨーロッパ文化は実は無に向かって形成されてきた」というニーチェの指摘・・・ニヒリズム。

おのずから生成、転じて、万事無原則の成りゆきまかせ。
作られなくてはならないのだ、転じて、ニヒリズム。
全存在者が往き場なく生成を繰り返す世界・・・「永劫回帰」こそが、端的な事実。




バタイユ (学術文庫)
販売元: 講談社

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 他の「現代思想の冒険者たち」シリーズが普及版として再版されているのに対し、本書は全面改稿により大幅に拡充されている。とは言え晦渋になったのではない。言い難きもの、これまでに表現されようとしたこともないことどもを表現しようとした作家以上の思想家バタイユを血肉化して読み直し読み砕き読み切った一書になっている。著者は本文庫以前に書き下ろしでちくま学芸文庫に『聖なるものと〈永劫回帰〉 バタイユ・ブランショ・デリダから発して』を上梓している。その後に『バタイユ』を書き改めたのである。難解そうに見えるのは活字が少々小さく組まれているからで、年輩の読者には少し不親切かも知れない。
 ところで、宗教は言い難きものを神と表現してきた。宗教や政治が現実の運動である以上それは如何様にもずれていると言え、言い難きものを実際は表現できていない。このことは普通には宗教批判、政治批判という現実の批判となるが、その批判の本質は、実は宗教が神として政治が王として表現しようとしたものは実際に本当には何だったのか、という問いが極限まで問い続けられていないことの告発なのである。言い得ぬものを言い得ぬものとして諦めてしまったら思想の言葉など必要ない。意識の社会化により表現せねばならないのに表現できないものが後からじわじわと現実化したのではない。唯物論者の言うように神は後から人間が作り出したものではない。
 バタイユが21世紀の宗教、特に例えばイスラムにどう言及できるか、そして言い難きものを言い難きものとして何とか表現しようとした思想の残骸を結晶としてどう継ぎ往くか、このことが本書において圧倒的な情熱で問われたことなのである。




パスカル伝 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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ヒューモアとしての唯物論 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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ヒューモアとしてではない唯物論というのは結局虚無的なものでしかないと思う。ヒューモアとしての唯物論というのは要するに括弧で括る行為であり、あまりにも人間的な姿勢でもあって、現実にそれを超越する試みではない。それをスピノザにとっての「認識」と言い換えても差し支えはないと思う。柄谷自身もまた共同体の内部にいる。それは単なる事実であって、それ以上のものではない。問題なのはそれをどう捉えるかの方であり、そこにヒューモアが生まれる。僕がこの本を読んで思い浮かんだのは「私は一人の他者である」というランボオの言葉だった。元気の出る本だと思う。




漂流思考―ベルクソン哲学と現代芸術 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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ベルグソンの入門書としては読めないが、実に豊富な内容を持っている。日頃シェーマLなどで敬愛していたラカンに失望させられたりと、読んで様々な印象を持った。特にデュシャンのページは、美術館という舞台そのものの限界を問う芸術のあり方を新鮮に描き出しているし、目がチカチカするように真っ青なイヴ・クラインの彫像の謎も、本書では実に異様な形で表される。すべてに浸透する感性である、インターナショナル・クライン・ブルーに篠原が引きつけられるのは、この神智学的なエーテルのような感性が、ベルグソンの生命の持続ととどことなく通底しているような感じがしたからに違いない。モダンアートの思想史としての深みに迫る一冊だと思う。




瀕死のリヴァイアサン―ロシアのイスラムと民族問題 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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不機嫌の時代 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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