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和書 508082 (336)



不死のワンダーランド―戦争の世紀を超えて (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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現代が死をどのように取り扱うか、、
その問題をハイデガー、バタイユ、レヴィナス、ブランショなどを
手がかりに、わかりやすく紐解いていく。
それぞれの哲学を西谷なりに解釈し、そして自己の論理を展開していく
のであるが、その論理はわかりやすく、美しい。
「固有の死が見失われ、無名の死となり、やがて万人の死が
留保されてだれもが死ぬことのできない世界がやってくる」
移植がある程度標準化された医療となっていく時代、
個人的なことをいえば医師として
自分自身そういう場に直面することが多く、
学生時代に読んだこの本がいままさに現実の問題として
実感される。そして以前読んだときより
さらに刺激的に自分の胸につきささる。




フッサール (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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フロイト (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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フロイト的な分析だと、僕のパーソナリティーは ↓ こんな感じ?

☆相性良好
 ・・・小柄で顔は平凡だが、知的で自己主張の強い人
☆対人関係
 ・・・初対面では喋り過ぎで攻撃的で冷笑的と感じ取られるが、
    しだいにリラックスした無口状態となり相手の愚痴を喜んで聞く

うん、だいたいあたってる。

どーしてこんな分析になるのか具体的なやり方は本格的な医学書に譲るとして、
この本の目次と内容は
1・フロイトの思想
2・フロイトの生涯と思想形成
3・フロイトの著作
   (抜粋は『ヒステリー』「隠蔽記憶」『夢判断』「性三論文」「小箱選び」「快楽の彼岸」「集団と自我」「文化への不満」『続精神分析入門』)
4・フロイトと現代

読む前に、心理テストで自分の性格を知っていれば「ニヤリ」としながら読めるかも?
YG性格検査、VRT・VPI職業検査、エゴグラムあたりなら、ネットで簡易診断できる。
読んだ後は、フロイトの各論をもっと読むのもいいだろうし、ユングとかに進むのも良。

文庫本としてはやや高価でページ数も多いけど、
一番重要なのは第1章で、ここだけ読むならたった80ページでOK。

心理学の入門にオヌヌメですよ。




仏教の根底にあるもの (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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玉城康四郎氏(東大名誉教授)の著書のなかで、少し古いものだが、それでも本書の価値は十分
あると思う。
本書では、親鸞、法然、道元などが挙げられて考察している。いずれも、彼らは仏教の根底
である、ダンマの顕現を基にしていると説明されている。
玉城仏教学に興味のない人であっても、仏教とは何かを知りたいと思う方であれば、本書は
十分にそれに応えるものとなっていると思う。ただし、少し論文調であるので、やや難しい
ところがあるかもしれない。




プラトン (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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プラトンの著作案内があり、プラトンの著作の概略がこれで見通せます。
簡単な歴史の紹介とプラトンのイデア論について解説がされています。
いろいろ議論がされている著作である「パルメニデス」については、本書の主張では、中世では経典視されていて、
神たる一者のもとに多くのイデアは統合的にとらえられていたようです。
さらに西洋では重視されてきた「ティマイオス」について歴史的な情報を与えています。
そこからイデア論放棄説を検証しながら後期の著作である「ピレボス」「ソフィステス」「ティマイオス」
の内容を検討していきます。その考察の過程が興味深いです。





プラトンの学園 アカデメイア (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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本著は、プラトンの学園アカデメイアの盛衰をその創始から終焉まで、これを大観覧した名著である。プラトンがいかなる理念のもと、本学を建設したのか、どのような教育研究施設と規模を有していたのか、その教育法と学問とはいかなるものであったか、そしてどのような紆余曲折を経て、終には九百余年にも渡るその歴史に終止符をうつことになったのか。著者はそれらを巧み見事に詳説している。一方で、一つの物語としての統一性をも失することなく、熱く描き出している。“国家(ポリス)は、哲人たる為政者によって運営されなければならない”。この哲学と政治の一体化=哲人王政治こそが、彼著『国家』にあるように、プラトンが理想とした国家の真姿顕現であった。道義国家といってもよいだろうか。彼のこのような国家観のもと、魂=イデア(神的要因)、および物の理を司る学問=科学(必然要因)との融合を完遂すべく建設された学園、それがアカデメイアである。本学における当初よりの研究課題には:1)数学諸学および政治理論の厳密学、並びに2)政治的実際家の養成、があった。少年期(至17,8歳):数学的諸学科の自由学習、青年期(至20歳):強制的体育訓練、(至30歳):数学的諸学科相互の統一学習、(至35歳):第一次選抜者による哲学的問答法の学習、壮年期(至50歳):公務経験、そして以降の老壮期には、第二次選抜をへた少数の者が全存在の究極原理である「善のイデア」の哲学的認識に邁進しつつ、国政の任にあたる事を本義とした(以上ママ或は改変)。後には、自然科学も加わり、学園の隆昌をみたという。紛う方なき偉著である。ところで、本学園の歴史を俯瞰する傍らで、弟子アリストテレスの師プラトンへの激慕の情から離反へといたる逸話には、ある種の感慨を抱いた。“弟子の恩返しとは師を超えること”なのであろう。本著の重版再開を心から願ってやまない。




プラトンの呪縛 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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序 「プラトンはファシストだった!?」
第1部 プラトンの政治的解釈(プラトンと社会改良主義;プラトン像の転換;「精神の国の王」;ナチス体制下でのプラトン)
第2部 プラトン批判の砲列(反近代的な反動的思想家;民主主義の恐るべき批判者;「閉じた社会」のイデオローグ)
第3部 プラトン論争の波紋―二十世紀後半の「哲学と政治」(近代思想の病理論;プラトンからアリストテレスへ;政治学の「科学化」と多元主義;警告者としてのプラトン)
プラトンと現代政治について語った本。なんど読み始めても最後まで行き着かない本。思想の琴線に触れるためであろうか。





プラトン対話篇 ラケス―勇気について (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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前半の前置きのような話の中に探究の仕方の「調律」のための前準備が入念に書かれているように感じました。
視覚と眼の違いの説明によって、探究すべき物事のありかをよりはっきりしたと思います。
しかし、後半にはいってからのニキアスが勇気について行った定義の真意が私にとっては不明です。ニキアスの定義は「恐ろしいことと平気なことの知識」ですが、ニキアスの意図は普通に読むだけでは読み解けず、なぜプラトンがあえてこのような定義を持ち出して、ソクラテスがアポリアに導いて終わりにするのか、その意図が不明です。対話の中でもラケスによって、この定義はすぐに茶化した感じで扱われますので、この意味不明さは意図的なものであるのかもしれません。そういった文脈からすると、この対話編は、真意を伏せた上で行われているある意味でのなぞかけであると考えることができるのかもしれません。
プラトンが思想表現するためにおこなった一つの実験的な作品であるともいえるでしょう。






蛇―日本の蛇信仰 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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太古の日本人と蛇とのつながりをあらゆる点から考察しつつ それを実証するため丹念に調べられた蛇の生態の実相に驚愕した。そして 注連縄をはじめ信仰のさまざまな場面いや日本人の生活・人生そのもに蛇や蛇の生態が象徴化されて組み込まれている事実に驚いた。しかも著者は40代50代になってからエネルギッシュに日本各地を歩き確証をとっている。また言語的な面からも膨大な歴史の中に表れる蛇に関することばを探し出し推理論証している。ときおり 無理があるな?と思うようなものもあるが多分後年それらは別の著書で違った考察として載っているのかもしれない。とにかくこの本で 蛇そのものを見る目が変わった




ヘーゲル (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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長谷川宏の斬新でわかりやすいヘーゲル入門書に比べると、本書は
伝統的なヘーゲル理解の入門書である。「ヘーゲルは難解」という
定説を認めている。かと言って本書が難解なのではない。変に甘い
文章に流れず切々とヘーゲルの思想を説く。原点の抜粋も豊富で
入門書としては誠実なできばえで好ましい。斬新なヘーゲル理解は

こういう本を読んでから考えることではないか?


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