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和書 508082 (337)



ヘーゲルの歴史意識 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 この書は出版は70年代の初頭である。81年に再販され、それが文庫に入ったのである。
 これは長谷川さんが、ヘーゲルの翻訳をはじめるはるか昔の書物である。内容はヘーゲルの中心問題から外れた周辺問題を扱っている。その内容は雑多である。第一章が「啓蒙的理性の克服」であり、最初期の論文「民族宗教とキリスト教」を扱い、主に「精神現象学」以前の文献を対象としている。最後の第六章は「歴史意識の帰趨」であり、これは「歴史哲学」を扱っている。
 初版が世に出た際に、アカデミックなヘーゲル研究をはずれた書物という批評をうけたが、自分の問題意識からしてもとより当然の評であった、と長谷川さんは語る。だから、別段論じるところもない。
 このように長谷川さんは最初からヘーゲルの周辺にいたし、現在も周辺にいる。それは翻訳に注をつけないことからも理解できるし、著作も周辺的なものが多い。この人はヘーゲルの中心に入るのが怖かったのかもしれない。あるいは、ヘーゲルは理解できないということをよく知っていたのかもしれない。
 この本の文庫化は出版社の思惑からであろうか。
 





ベルクソン (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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魔女とキリスト教―ヨーロッパ学再考 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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マホメット (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 ギリシア哲学、ヘレニズムと、東洋哲学との共通性に
ついての、今後の展開が期待される。




マルクスその可能性の中心 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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この本はマルクス主義の本でもなければ、マルクスの考えを好意的に解釈しようという試論でもない。あくまでマルクスの「可能性」を検討したものであって、柄谷はマルクスのいまだ「思惟されていない」部分を読み取り、時にはマルクスと決別しさえする。
まず柄谷は『資本論』の価値形態論から入るが、古典派経済学の労働価値説との違いを強調する。マルクスの価値形態において、価値とは複数の商品の関係において表れてくるものである。一方で、スミス、リカード等の労働価値説は商品に内在する価値を認め、それは労働時間に他ならないというのである。そしてマルクスも同じく、価値形態の必然的帰結として「拡大された価値形態」=「貨幣形態」を導く。しかし柄谷はここで「転倒」が生じていると指摘する。マルクスの貨幣形態は、現実に貨幣が使われているからそういうのであって、論理的帰結ではないというのである。そもそも「内在する価値」を想定すること自体が危険だというのだ。
これは、古典派経済学批判、貨幣形態論批判であると同時に、「本質」の存在を当然視するヘーゲル哲学、形而上学批判でもある。

続いて柄谷は「剰余価値論の検討」「マルクスのテクスト一般の検討」に移るが、その態度は一貫している。剰余価値については一部不信な点もあるが、柄谷のオリジナリティは充分に見てとれ、同じくマルクスについて言及している『探究(1)』の布石として読むことも可能である。





マルクス・アウレリウス「自省録」 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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とても簡潔に、力強いことば、人の精神を奮い立たせる言葉がのっています。こんな本は貴重であると思います。
日々の折々に、いやむしろ、なにか煩悶があるときに、この本の言葉に触れるととても勇気付けられます。でも決して、この本の言葉は慰めの言葉ではありません。著者の高貴な精神から生み出された寸鉄のような言葉です。
生を真摯に生きた一人の実際的哲人の言葉は、現代を生きる人にも等しく、精神を目覚めさせる力があると思います。
この本を読まないなんて、もったいない!若い人ほど、なにはさておいても読んでほしいです。





ミルの世界 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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民族の世界―未開社会の多彩な生活様式の探究 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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昔話の民俗学 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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桃太郎の母―ある文化史的研究 (講談社学術文庫 (664))
販売元: 講談社

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内容の資料的価値の高さもさることながら、その筆のすべりを突き動かしていた力に脱帽する。

しかしながらもっとも心を動かされたのは、序文やあとがきに記された石田氏の内面告白や、ニコライ・ネフスキー氏との思い出をつづったものであった。

この実直な姿勢と、多感さが彼の魅力の源泉なのかもしれない。


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