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和書 508082 (342)



自分を生かす自己催眠法 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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自分をどう表現するか―パフォーマンス学入門 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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自分からの自由―からだ・こころ・たましい (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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自閉症からのメッセージ (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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人生に意味はあるか (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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 人生に意味はあるか……というテーマに関する議論を,学生の議論,文学や宗教,哲学といったところから問うていく前半部分は,「どこまでが確実なところか」「どこからが究極的には信仰の問題か(つまり証明できていないテーゼか)」と誠実に腑分けして進められ,好感が持てた。
 おやっと思ったのは,宗教とは異なるものとして提示された「スピリチュアリティの答え」から。著者はスピリチュアリティを明確に定義していないが,そこで挙げられていたのは輪廻説や「死者の書」であり,そこでの議論が宗教的な議論とどこが違うのか,読んでいても理解できなかった。
 また,著者の提示する「人生の意味」論の「正解」は,般若心経を比ゆ的に用いて説明していることからも明らかなとおり,これまで宗教的なテーマとして論じられてきたものと同じではないか。
 筆者は,「人生の意味」論は思弁ではなく体験によってしか会得できないと強調するが,その体験は,結局は宗教的な神秘体験と同じに見える。だから,筆者の提示する「正解」も,同じ体験をしていない者にとっては,「それを無条件に信じるか,否か」という宗教的な教義と何ら変わらない。
 前半の誠実な議論の進め方と,後半の「正解」部分との落差が激しく,読んでいて脱力感を禁じえなかった。

 なお……
 筆者は,≪私は,14歳の時,「私は死んで,永遠にこの世界から消えてしまう。たった一度きりのこの人生。だとすれば,何が何でも,”ほんとうの生き方”を探し求めていこう」と決意しました。それはほんとうに,いのちがけの決意でした。≫(122頁)という。
 こういう,あるのかないのか分からない正解を「探す」ことに一生を捧げるという決意は,オウム真理教の林郁夫も青年時代に抱いていたものであり(「オウムと私」),やっぱり,それ自体が宗教的な決意なのではなかろうか。






スピノザの世界―神あるいは自然
販売元: 講談社

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昔スピノザの“エチカ”を読んだとき、なんだか数学の定理みたいな文章の羅列に恐れをなしてすぐに投げ出したことがありました。 10年前にこの上野氏の解説書があったらどんなに良かったか。

第四章は難しかったけど、何度か読むと理解できました。 第五章は痛快なことが書いてありますねえ。上野氏のスピノザ解釈が正しいとするなら(なんかスピノザみたいな言い方)、彼の哲学はわれわれアジア人にとっては完全−とは言えなくともほとんど違和感なく受け入れられるものでしょう。 逆に人格神を奉じる人から見ればまさに邪教。 それにしても一神教の世界に生まれたスピノザは、一体どこからこのような世界の見方を得たのでしょう。 まったくの独創なのでしょうか? すべてが整然と定理化されていて、あまりに明快すぎて(究極の演繹法ですね)、迷える凡人たる私には“え? それでホントにいいわけ?”と突っ込みをいれたくなる気がなきにしもあらず。 むしろ世界の人々がこんなに明快なスピノザ哲学を受け入れないのはそれが正しくないからというよりは、みんな私のように疑りぶかいだけだからだったりして。






性格分析 (講談社現代新書 (704))
販売元: 講談社

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著者は、東京教育大学心理学科で教育学博士を取得した、大学教授です。この本では、ユングやフロイトの理論に基づいて、著者の臨床体験から具体的に性格分析を試みたものです。トピックは色々ありますが、個人的に面白いと思ったのは、中年になってから、若い女性と同棲するために家を出て、家庭崩壊を招いた男性の話です。日本では特に珍しくないとは思いますが、この男性の場合、母親の強い家庭で育ち、結婚相手も母親のような強い女性と送ってきました。ところが、中年になってやっと男性としての自分に自信が持てるようになってきたときに、初めて「女性」として接することのできる若い女性を見つけたのだそうです。この男性は、母親=妻という関係から抜け出すために、家や子供を捨てなければならなか!ったので、事態は深刻でしたが、この話を読んで、思い出したのが、クリントン大統領、最近では、Gary




聖書のヒロインたち
販売元: 講談社

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聖書は意外に女性に関する記述は少なく
神の教えも男性にだけ与えられています。
そんなバイブルの中で記述される女性たちにスポットを当てた本ですが

なんとなく、書き込みが偏っていますけどね




精神病理からみる現代思想 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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現象学を専門とする著者でありながら,現象学にかたよらず,フロイトの理論,言語学(失語症にも及んで)バランスよく案内した本である.私が知る限り,精神科医が精神病理を解説した本が多い中,このような本で素人向けの本というのは大変すくないのではないかと思う.素人向けと言っても読みこなすのは容易じゃないと思う,フッサールやハイデッガの理論の解説本などを参照しながらでないとわからないことも私にはあったと思う.不評をかったフッサールの他我認識の可能性の類推理論に関してさりげなく通過しているが,この本においてそのことはさしあたって問題ではない.なぜなら,その直後に分裂病(現在の用語では統合失調症)の「他者」「他性」が解説され,遡って読むと,病者の自他不分離が最初に在りき,分離の達成により正常の他者体験が成功すると非明示的に議論されているとも読めないでもないからである.そこで M.メルロ=ポンティが登場しないのが残念ともいえるし,身体性の問題が通過されてしまっているように感じるが,そのことによりコンパクトな魅力的なサイズの本になったこともたしかだ.余談であるが著者の「超越論的間主観性」の大胆なクリアカットな解説には本当にびっくりした.
レビューは現象学に偏ってしまったが,哲学者からみた無意識や退行ってこのようなんだとか,失語症における古典的な局在論では想像もできなかった驚きがそこにあることも強調しておきたい.
いつまでも大切にしたい本である.




聖典「クルアーン」の思想――イスラームの世界観 現代新書
販売元: 講談社

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題名にクルアーンの思想と銘打ってあるとおり、クルアーンに焦点を当てた書である。
イスラームの考え方という視点ではなく、クルアーンはどのように成立したか、どのような内容か、ムスリムにとってクルアーンとはどのような意味を持った書なのかといったクルアーンそのものに迫ろうとしたのが本書である。

本書において重要な視点となってくるのが先行のユダヤ教・キリスト教徒の関係からクルアーンの位置づけをしようとするイスラームの思想潮流である。
旧約聖書・新約聖書とクルアーンはどこが違うとイスラームは主張しようとしているのか。またどのまでは同じ立場を共有しているのか。そういった差異からイスラームの、クルアーンの特色を読み取ろうとしている。
さらに、クルアーンはどのようにしてムハンマドに伝えられたかについての神学的な考察もイスラーム神学における論議にとどまらず、どのようにして先行のユダヤ教・キリスト教徒差別化していくか(つまりはいかにイスラームのほうが優れているかを主張しようとした)という試みと同時にムスリムの持つユダヤ教観・キリスト教観も読み取れる。
今後の中東情勢を占う上ではこういった伝統的なユダヤ教観・キリスト教観についても視野に入れていく必要があるのではないか。

第4章の「日本人とクルアーン」はそれまでの章と毛色の異なる章である。
日本人はどのようにクルアーンを受容してきたか。日本においてムスリムは極少数派であるからその営みについてはほとんど知られていないように思うが、西洋経由の知識、アジアとの連帯といった時代の様相を色濃く反映した受容史は日本人の外国文化の受容という視点から眺めると非常に興味深い。

個人的には非常におもしろく読むことができた。
文体も変に難解なところはなく、読みやすかったように思う。
ただ、内容的にはイスラームに関心のある人やイスラームにそれなりに知識のある人以外には読みづらいように感じた。
クルアーンを中心においてイスラーム思潮を読み解いていくという試みは面白く感じたが、イスラームについてよく知らない人には全体像がつかみにくいのではないか?というのが率直な感想である。



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