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和書 508082 (364)



人格障害かもしれない (光文社新書)
販売元: 光文社

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人格障害という言葉には少し近寄りがたいものがありましたが、わかりやすい解説で距離感が薄れてきた感じがします。もしや、と心当たりの人がいましたので、読み始めたのですが、精神的な病気というのは特定するのが非常に難しそうです。この本を読んでそれと判断することはできませんが、特徴として把握するのに役立つように思います。人格障害の10のパターンと実例を掲載してくれていますので参考になりました。他人と上手くやっていけないという悩みは誰にでも程度の差はあれ起こると思いますが、人格障害は他者と独特の関係を保とうとするそうです。精神科の医師は、人格障害の患者に惹きつけられる、ということがあるそうです。新潟少女監禁事件、池田小学校児童殺傷事件、神戸連続児童殺傷事件、連続幼女誘拐殺人事件という人格障害との関連を伝えられた凶悪事件と尾崎豊、太宰治、三島由紀夫という芸術活動に昇華された面の解説も興味深いものでした。




神社の系譜 なぜそこにあるのか (光文社新書)
販売元: 光文社

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荒俣宏さんが書いた「帝都物語」は、小説という形態で、神社や街の成り立ちを紹介する作品ですが、この本はノンフィクションとして神社の成り立ちを紹介しています。
帝都物語を読んでいた時に感じた、「?」が説明されていたので、「ああ、そういうことか」と納得しました。
ただ、短い新書ですから、食い足りない部分は残ります。
読んでいて、逆に疑問が湧く項目も出てきました。
そこは、自分で本書に紹介されている出典で遡ればよいのではないかと思いました。
帝都物語を読んで感じた、疑問を解く鍵になる本(出典を知る機会になる本)でした。




人生相談「ニッポン人の悩み」 幸せはどこにある? (光文社新書)
販売元: 光文社

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とても優秀な、けれどいまひとつ個性のない若い学者さんが、これまでの研究成果を一般向けに発表させていただきます、といったところ。少なからぬ資料を立体的に配置していく手際のよさ、問題の社会的背景を、統計的データも駆使しながら考察していく視野の広さ、大した能力であると思う。が、社会史的な知見もふくめて「社会学」をある程度すでに学んでいる人間が読むと、学問的に常識的すぎて、退屈きわまりない話が多いように感じられる。まあ、最近の「人生相談」は、「問い」がマニュアル化され、「答え」が相手まかせになっていて、マンネリかも、という指摘にはけっこう納得したのだが。
以前、小谷野敦氏が、『大正時代の身の上相談』(ちくま文庫)の解説で、編者のコメントには、あまり感心しない、と述べていたが、それを想い出したのである。事例としての「悩み」、これは文句なしにおもしろい。が、その社会学的な切り方には、何だか余計だなあ、と感じさせてしまう冗長さがある。って、この本の趣旨を否定しているようなものだが。中島らもの「明るい悩み相談室」は、「パターン化されつつある人生相談に新鮮な風穴を開けた」とか書かれているのを読むと、うーん、ガクモンだあ、と、ひいてしまうわけだ。何か斬新で興奮するような、「人生相談」の二次創作の方法はないのだろうか。




スナップ・ジャッジメント瞬間読心術 (光文社新書)
販売元: 光文社

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題名の英語を翻訳すると「早とちり」ということになる・・・かな?
会ってすぐに目の前の人のことを、わかろうとする。
なぜそんなに急ぐ?
しかも、わかる=understand
ではなく、判定する=judge  ための
本であるようだ。
どうしてそんなことをしないといけないのか。
他者に対する、そのようなせっかちな自分の気持ちを
「すみやかに意識する」ことがまず大切ではないだろうか。





早期教育と脳 (光文社新書)
販売元: 光文社

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行き過ぎた早期教育を否定する本。たしかに行き過ぎた早期教育はいけない。しかし早期教育は必要だと思います。小学校に入ってはじめてひらがなを習ったり計算を覚えるようでは学校の授業にはとうていついていけないのが現実です。基本的な読み書き計算は幼稚園で身に付けさせるべきだと思います。




日仏カップル事情 日本女性はなぜモテる? (光文社新書)
販売元: 光文社

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本書に「様々なデータを検証して日仏カップルの実情に迫る」
というような内容を期待しているのであれば、それは止めておいた方が
良い、実際は単なる在仏日本人のエッセイに過ぎない。

また著者は客観的なデータを収拾したり、提示しようとする必要性を
全く感じなかったらしく、内容が恐ろしく主観的なのが特徴で、
様々な内容で日仏の是非を提示するのだが、そもそもの判断基準が
謎であることが多い。

更に著者本人の極端な思想的偏向がそこかしこに見え、中立性も望む
ことは出来ないし、その内容も疑問視せざるを得ない、例えば著者に
よると「右翼のせいで発言をためらう状況」が日本にはあるらしいが、
これが何を指しているのか私には全く理解できないし、大半の読者も
そうだろう。

致命的なのが、内容がどう考えても矛盾していると見られる個所が
そこかしこに存在し、著者の主張の説得力を著しく低下させている、
加えて内容にまとまりが無いとくれば、もはや本書の内容は飲み屋の
親父のグチ程度のものにしか受け取られないとしてもしょうがないだろう。

一応、評価できる点を上げるとすれば、日本人やフランス人を非難する
ばかりでなく、擁護する内容もあり、そういった意味ではバランスに気を
使っていると言える所だろう、モチロン、それがあちこちに矛盾が偏在する
内容で、内容のまとまりの無さを生んでいる原因だとしてもだ。




日本とドイツ 二つの戦後思想 (光文社新書)
販売元: 光文社

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内容に関しては解り易いが、それを今度は己れの口でもって説明せよと言われりゃあどうするよ?
出来ないよ。
そもそも明治以来の「思想」なんてものは全て外からの借り物であって、我が国思想なんざそうした西洋の真似や鸚鵡返しに過ぎないのだし、我が国で思想を語るものならば、直ぐ様空虚となってしまう。
そう、この本では我が国のニセモノ思想の無惨さを著した良書とも言えます。
しかし最近は新書と銘打ってもこのような難しい内容で綴られた物(本書は至って平易だが)もあれば、己れのエッセイをさも論文めいた偏見まみれみたいな本もあり、出版業界も学者さんも幾ら大壮なこと言っても「腹が減っては戦は出来ぬ」のですなあ。
思想が現実(世間に媚ること)に屈服するから、我が国では思想なんぞ流行らない。




発達障害かもしれない 見た目は普通の、ちょっと変わった子 (光文社新書)
販売元: 光文社

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アスペ本人が読むと元気がでる一冊です。当方はアスペ診断済です。最初は図書館で借りて読み、しばらくしても一度読みたくなってまた借りて読み、しばらくして今度は買った、と。なかなかそういう本はないです。研究者が書いた専門書なのですが、読み物としても非常に完成度が高く、読み応えのあります。発達障害についてよく知らない人でも、障害者本人でも、読めば必ず何か発見があります。




古伝空手の発想 身体で感じ、「身体脳」で生きる (光文社新書)
販売元: 光文社

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空手を10年以上経験しているが本書を読んで武道の動きの奥深さを痛感。

小林氏が冒頭に書いているように読者に分かりやすく書こうとしているものの、宇城氏の教えを正確に書こうとするあまり、どうしても武道の未経験者には理解の難しい部分があるが、格闘技や武道の経験者なら感覚的に書いてあることが理解できるはず。

日常生活の随所で本書に書いてある型の重要性や呼吸法を試してみたが、納得のいく結果であった。
本書で小林氏が何度も書いているように、武道は人生そのものといった感覚が少し掴めたような気がする。
宇城氏の著書は他にもあるようなので是非読んでみたくなった。
武道家に強くお薦めします。




ブッダとそのダンマ (光文社新書)
販売元: 光文社

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 著者アンベードカルはインド不可触賤民解放運動の指導者であり、インド独立の際、法務大臣としてインド憲法を起草した政治家でもある。カースト制度を容認するヒンドゥー教と決別し、平等を説く仏教に数十万人の民衆と共に改宗した。アンベードカルはその直後、急逝するが、日本人僧侶佐々井秀嶺がそのあとを引き継ぎ、いまやインドの仏教徒は1億を超えるのではないかと言われる。

 本書はこの現代インド仏教のバイブルともいわれる書で、アンベードカルが死の間際に書き上げたものである。ブッダの生涯とその教え(ダンマ)について広範な原始仏典をもとに体系的、かつわかりやすく記述したものである。

 特に仏陀の生涯については詳細かつ生き生きと描かれており思わず引きずり込まれてしまうが、解説によるとアンベードカルの創作が混じっているという。いわゆる「四門出遊」の代わりにコーリア国との開戦をめぐるシャカ族の内紛を出家の機縁としている。何でこんなことをするのか。嘘をついては成らないとブッダは再三説いているではないか。

 内容の一貫性の欠ける部分もある。206ページでは「ブッダがダンマと呼ぶものは宗教とは根本的に異なっている」と明確に断言しているのでひそかに拍手を送ったのだが、別のところでは「最高の宗教である」となっている。

 本書は初心者には薦められない。ある程度仏教についての基本的認識を持った人はそれなりに読む意味がある本であるといえよう。


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