戻る

前ページ   次ページ

和書 508082 (379)



子どもはことばをからだで覚える―メロディから意味の世界へ (中公新書)
販売元: 中央公論新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 この本は、「子どもにとっての言語の習得は、乳児に対して遺伝的に組み込まれた知覚機構を基盤として、身体全体を巻き込んでなされる営みである」と主張していますが、そのことが実に巧みな実証実験に基づいているのでとても説得性を持っています。
 乳児に対して遺伝的に組み込まれた知覚機構は音楽の要素に深く関係し、言語の意味理解と使用が他者との身体を介した(発声、動作、表情など)関係によって可能になると述べられていますが、このことは、自身について内省してみてもナルホドと納得出来ます。
 比較行動学者である著者の手法は、この本において、言語に対する理解を深めるだけではなく、科学の対象としてのヒトの理解と哲学的対象としての人間の理解の谷間を少し埋めていくものではないかとも思います。




子どもたちはなぜキレるのか (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「子どもの心の闇の原因解明にしては、根拠がない、きめが粗い、繊細さを欠く」といった指摘は、その通りだと思う。
しかし著者は、それらが精神医学的原因であるという意味において「なぜ」への回答を著しているのではないと思う。

キレる子どもに対応する大人がキレるようでは、その「なぜ」を抱えた子どもに対して向き合うことはできない、そして誰しもそれに向き合うことが必要な大人になることは避けられない、といった意味だと私は理解した。
つまり、子どもの問題は大人の問題であるという、とても常識的な切り口からの「なぜ」への回答であると。

すべてを子どもの問題として考えて、大人の「常識」という、ある意味荒っぽい考え方を排除するのは、子どもにとっても、なにより世の中にとって不幸なことではないだろうか。
そのような一見繊細な態度も、他者への無理解からくる「キレる」なのではないだろうか。

そういう人にこそ読んで欲しいと著者は考えているのではないだろうか。
理解も誤解も読む方次第である。
そのような意味で、養老孟司氏の本と通じるものがあるように感じる。

24の若者が言うのもおこがましいが。




子供部屋に入れない親たち (知恵の森文庫)
販売元: 光文社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

(おそらく)精神疾患のために医療を頑なに拒否する人をどう説得するか−。時間をかけて説得し本人の同意を得ること、説得する人の安全を確保するために複数の人間で行くこと、心理士など専門家が同行することを考えると、相当の費用がかかるはずです。その費用、あるいは救急事態に至る前に手を打てる施策(たとえばソフト救急の充実、不安があればすぐに往診や訪問看護が来るなど)をどう地域(市町村・都道府県)で負担するのか、その議論を地域の議題にしていかなければ根本的な問題解決の道はひらけないのではと思います。しかし現実には問題を知っているごく一部の人やご家族が声をあげ続けなければ道は拓けないことだと思います。





コナン・ドイルの心霊ミステリー (ハルキ文庫)
販売元: 角川春樹事務所

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「シャーロック・ホームズ」の著者であり、心霊世界の研究第一人者であるサー・アーサー・コナンドイル卿。
心霊世界の女性との交信で知りえた数々の事がらを世に紹介してくれている。あの世が、ふわふわとした物で出来ている世界ではなく、この現世と同じく叩けばコツコツと音のする硬い物質で出来ていて、私たちの生活するこの世と同じ硬さであることは驚嘆に値する。
 人は死の後、どうなるか。一旦、眠くなり、一定期間、眠りに就く。これは日本の仏式葬儀で言う49日に相当することか。その後、各人の生前の行い、信条主義、心の状態によって各世界へ行く。
 同様の話を私も、霊能者の方から聞いた。私の知人が亡くなり、ある霊能者に今どうしているか今どこにいるかと私が尋ねたことがあった。「その人は、今は何も考えたくない、何も考えられない状態にある、場所についても、墓場、位牌、自宅、そのいずれにいるわけでもなく、この世とあの世の中間の所にいて眠っているような状態にある。もう少し時間が経てば行くべき所に行く」と答えた。コナン・ドイル卿の本に書かれていることと知り合いの霊能者の話が不思議に一致していて、面白いと思った。




星座別 365日恋占い〈’93年版〉 (コバルト文庫)
販売元: 集英社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






困ったときの子育て救急箱―一生懸命お母さんの落し穴 (らいふあっぷ文庫)
販売元: 青樹社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






小道迷子のにゃんにゃん心理クイズ (双葉文庫)
販売元: 双葉社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






コミュニオン―異星人遭遇全記録 (扶桑社ノンフィクション)
販売元: 扶桑社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

かの有名な映画「デイアフタートゥモロー」の原作者が実際に異星人に誘拐され、頭の中に監視装置を埋め込まれ、今現在もそのまま。異体験の苦痛を乗り越えるプロセスです。もし、あなたならどうしますか?




コミュニケーション不全症候群 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

オタク女子に関する本だと思われている様ですが、それだけではありません。
オタク関係に興味がなくても、「ダイエット症候群」それに続く「病気の時代」はダイエットや摂食障害、
また羨望されたい願望の病に関心がある人に一度読んでみて欲しいです。

何故過剰なやせ願望を「持たなくてはならないか」、この本に書いてあります。

「彼女たちは体重を減らしたいから、スリムになりたいから、男にもてたいから(略)ダイエットをしているのではない。
彼女たちが求めているのは、社会に受け入れられる事、それ自体である」
「本当に恐ろしいのは、ダイエットと言う形でしか適応できない社会構造その物である」
(意訳)  

皆にかわいがられ、愛され、求められたいのは、自分の存在をより多くの他者によって保証されたいから―これは昨今のモテ願望その物です。
その点では女性に限らず男性にも興味あるテーマだと思います。
                                      
2000年を超えて益々過剰になったダイエット、テリトリーの確保競争、人間の商品化。
この本は91年初出ですが、それらについて書かれています。
過剰な競争社会の構造を書き出しています。フェミニズム本よりよほど的確です。

年代のため細かい所で違いはありますが、今の2000年代以降の社会が既に20年以上も前から追われ続けた結果であると、
学生世代でこの閉塞的な社会がどうなっているのか訳もわからず苦しんでいる人に読んでみて欲しい本です。

オタク女子に関してはそれほど突っ込まれていない感がありますが、それは次作「タナトスの子供たち」に詳しいです。





コメ食の民族誌―ネパール・雲南と日本 (中公新書)
販売元: 中央公論社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ