和書 529056 (91)
慰謝料・和解金勝利のテクニック―人生は荒波!闘え!法律相談所 (竹書房文庫)
販売元: 竹書房
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異色ルポ 中国・繁栄の裏側―内陸から見た「中華世界」の真実 (日経ビジネス人文庫)
販売元: 日本経済新聞社
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最初は単なる新聞記者の中国ルポかと思ったが、最後の2章が良くまとまっていて、非常に勉強になった。
著者は、支那嫌いの保守派でも、中国超大国論者でもなく、冷静な分析に終始している。
「安定した経済成長を続けられるように日本は中国への援助を続け、中国が暴発しないように見守り続けなければならない。中国が暴発して困るのは日本だ。中国沿海部とつながった太平洋に市場経済、分業体制が崩れ、日本も富を失う。」という著者の意見は最もだ。
日本は、将来アメリカから離れて中国の覇権に入る必要もないし、「アメリカとの同盟」権を競って争う必要もない。日中の経済的な共存関係こそが重要であって、その為には、この本のような冷静な分析が必要だ。
ところで、日本人は、一新聞記者でこの水準の中国研究本が書けるのに、比してアメリカ研究はどうか?専門家のそれでもお粗末なものが多いように思えてならない。
コンパクトでオススメです。
伊集院光と弁護士・岩田武司のもめごと解決大将軍 (小学館文庫)
販売元: 小学館
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イスラエル空軍 (新戦史シリーズ)
販売元: 朝日ソノラマ
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イスラエル空軍の当事者達が描いた実話を集めたもの。中東戦争の実態などの生々しい記述が素晴らしく、危機一髪という事態を乗り越えてきた様々な人の証言が収められています。実戦ではありませんが、訓練中の空中衝突で片翼を失ったF-15が墜落を免れて基地まで帰投する話しなど驚愕の記録もあります。誠に残念ながら翻訳のクオリティが低く、読者を失望される可能性があります。英語版"G-suite"又は原語版(現代ヘブライ語)でお読みになる方が良いかもしれません。
イスラエルとアラブ、和平は可能か―中東の鍵・ユダヤ人の視点とは (ワニ文庫)
販売元: ベストセラーズ
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イスラエルとパレスチナ―和平への接点をさぐる (中公新書)
販売元: 中央公論社
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日本が誇る中東問題の研究者・立山良司防衛大学校教授による出版当時としては、イスラエル、パレスチナ両方の主張をバランス良く載せた優れた解説書であった。しかし如何せん1989年の出版であり、記述がかなり古くなってしまっている。本書だけでは、現在のイスラエル・パレスチナ問題の状況を知るのは困難である。例えば、パレスチナ難民の発生原因については、当時は必ずしも確定していなかったため、イスラエル軍によって追放されたというパレスチナ側の主張とパレスチナ人が自発的に立ち去ったというイスラエル側の主張とが並記されている。しかし、現在では、この問題は学問的にはほぼ決着がつきつつある。大多数のパレスチナ難民が直接的・間接的なイスラエル軍の攻撃により追放されたというのが主流学説である(例えば,Ritchie Ovendale, The Origins of the Arab-Israeli Wars (Origins of Modern Wars), Addison-Wesley; ISBN: 0582368952; 3rd Edition (1999/09/30))。これはイスラエル側の軍事資料や諜報活動の資料からもほぼ立証されたといえる段階にある(Benny Morris, The Birth of the Palestinian Refugee Problem Revisited (Cambridge Middle East Studies), Cambridge Univ. Press; ISBN: 0521009677 ; 2nd Edition (2004/01/31)) 。1989年の出版であるから、当然その後のオスロ合意とその破綻、シャロン政権成立による泥沼の状況等、現在の重要なトピックが登場しない。にもかかわらず、パレスチナ問題の解決を願う研究者が、当時の知見により学問的に誠実に記述した良書と言える。
イスラエル―ありのままの姿 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店
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イスラエルでイスラエル人と生活を共にした著者の体験を綴ったエッセイ。
生彩がある筆致で綴るイスラエル人の習慣・風俗の記述は、筆者が現地のヘブライ語学科で学んだヘブライ語の深い理解に基づいている。
イスラムの世界―風土・宗教・文化 (講談社現代新書)
販売元: 講談社
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イスラム過激原理主義―なぜテロに走るのか (中公新書)
販売元: 中央公論新社
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とにかく面白いのがイスラムの死後感。
イスラムでジハードによって死ねば「たくさんの女に囲まれて何不自由なく暮らせる」という当たり前の死後感があるというのを初めて知った。どこまで行っても男を振り回すのは「性欲」というのを知って少なからず笑ってしまう。結局それかい!!と突っ込みたくなるが妙に親近感を感じてしまう。それを理解してしっかりと利用するものと、あっさり利用される側がいる。彼らの正義感のみにスポットを当てていると見間違う過激派の素顔が垣間見れる。
イスラム世界がよくわかる本―政治・宗教・民族 55の疑問 (PHP文庫)
販売元: PHP研究所
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空港の本屋で衝動買いしました。空港で品揃えるにぴったりの本でしょうね。
イスラムについては前々から興味があったのですが、ちょうど良いほんにめぐり合えたと思います。
構成は質疑応答形式で、55の質問に答える手法となってます。これは、初心者にとっては分かりやすい。学術書なんて、必要ないですから。
「イスラムはいつ、どこで誕生したのですか?」
「コーランとはどのような聖典なのですか?」
「スンニ派とシーア派に分かれたのはなぜですか?」
「ジハードとは何ですか?」
よく目にする単語だと思いますが、答えられる一般の人は少ないでしょう。
こういうことを理解しておくと、新聞などに出てくる中東問題を読むときの助けとなります。
内容は簡易で分かりやすいです。
ただ中盤からの歴史的な話にはついていけませんでした。
言ってみれば、日本の平安、源平、安土桃山、といったことなわけで、中東の地理的なものや、人的つながりとか、系譜とか、そういうことが頭で整理しきれませんでした。
当時の政治地図とか、家系図とか、そういう図表が適宜挿入されていると分かりやすかったでしょう。
イスラムをさくっと理解したい人には、お勧めの本でした。