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和書 529056 (100)



イラクと日本 (集英社新書)
販売元: 集英社

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過去における日本のイラクへの関わりから本書は始まります。
原油需要という事情が根底にあったとは言え、日本がイラクをはじめ中東諸国へ行なった人道支援、経済支援は好意的に受け止められていました。

それが今般の米国追従型でのイラク派兵(政府は人道支援との詭弁を使っていますが、受け止める側は完全に派兵です)によって、日本に対する印象が悪化してきていると言います。
これは米国のイラク攻撃が全く大儀のないものだったからです。
イラク攻撃は、父ブッシュ超えを目指した現大統領の勇み足だったことは、もはや公然の事実となりつつあります。

著者は、そうした変わりつつある日本とイラクの関係について、事実を積み上げて論じていきます。
これまでと同じ米国追従型の外交で良いのか、日本人全員が考えねばならない大きなテーマだと思います。
今後の日本のあり方を考えるには、本書はちょっと喰い足りないかもしれません。

新書という形での限界なのかもしれませんが、考えるためのきっかけにはなるでしょう。
イラク問題について、これまであまり関心がなかった人に、我々の身近な問題として捉えて頂くために、ぜひ読んで欲しい一冊です。




イラクとパレスチナ アメリカの戦略 (光文社新書)
販売元: 光文社

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本書の初版は2003年1月、つまり米国によるイラク侵攻が開始される直前である。この点を意識して読む必要があるが、もしも4年前のアメリカの戦略が筆者の分析通りだったとしたら、その戦略は正しかったのだろうかと大きな疑問を感じる。

筆者の基本的な見方は、米国の中東戦略はネオコンに代表される右派と、穏健派もしくは中道派の政権内での主導権争いの所産であるというものだ。9.11のテロ事件を含め、ネオコンの陰謀説、自作自演説は2001年当時からずいぶん囁かれていた。私自身、自作自演とまでは言わないまでも、テロが発生して最も好都合だったのは米国の右派だったと思っている。

また、筆者の基本的な手法は、ネット上で公開されている情報を並べて、背景の構造を読み解いていくというもので、悪く言えば筆者の想像の域を出ないことばかりであるが、「なるほど、そうかも知れないな」と思わせるものがあることは事実である。

湾岸戦争の際にフセインを深追いせず延命させたのは、冷戦終了後の米国にとって「敵」が必要だったとか、欧米の中東支配は強力な一国が育たないように分断統治することだとされると、何となくそうなのかと納得するが、いかんせん確証はない。しかし、そんな気もする。

2001年のテロ以降改めて「文明の衝突」論が脚光を浴びたが、私見では文明を衝突させているのはアメリカの側であり、抑圧されたイスラムの当然の反発に対して衝突を演出しているように見える。

一方、フリードマンが論じるように世界は急速にフラット化しつつあり、またグローバル化の主体が国、企業から個人に変化している中で、国家としての米国が演出しようとしている国際政治の構造が今後とも維持可能なのかには、大きな疑問を感じる。





イラクに住んで (新風舎文庫)
販売元: 新風舎

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イラクの人達も、日本人と特別かわるところはなく、普通の生活
をし、豊かな生活を求め、素朴で日本人に近い共通点を見つける
ことも出来るのが良くわかる。同じ人間を知る...という意味で、
購読に値する本であると思った。




イラクの戦場で学んだこと (岩波ジュニア新書)
販売元: 岩波書店

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 イラク北部のクルド人自治区でたったひとりで人道支援活動に携わった女性
NGO職員の活動記録。
 新聞やテレビで報道される戦争のニュースではまったく手のどかない現地の
様子、民族問題の複雑さ(日本人には理解がたい物だということがよく分かり
ます)、戦争がなぜ起きて、なぜ繰り返されるのかといったことがとてもよく
理解できます。自分や周りの人、子供たちにもぜひ読んでもらいたい一冊です。





イラスト 戦争ってナンダ!? (現代教養文庫)
販売元: 社会思想社

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イラスト「かんたん手話」入門 (講談社プラスアルファ文庫)
販売元: 講談社

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医療福祉への道
販売元: 山陽新聞社

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日本(イルボン)のイメージ―韓国人の日本観 (中公新書)
販売元: 中央公論社

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日本は隣の国から、良いイメージ・悪いイメージともにいかなる視点で眺められているのか?様々なイメージが収録されています。

悪いイメージのほうは、、、
拝読いたしまして、日本人の劣等性をあらためて認識しました。(嘘です。)
とくに、朝鮮総督府時代を経験していない若い人々ほど、日本のイメージが一方的に極端に悪いく、逆に経験者は、良いところ悪いところともに評価してくれているのが興味深いです。
(教育がもたらす効果の恐ろしさを実感すると同時に、今後、正当な評価をおこなう方々がいなくなった後のこの国と交流していくことの難しさをあらためて実感しました。

もちろん、非常に良く捉えてくれている方もいますが、そういった人々は韓国の社会の中では親日派(チニルパ ここでは売国奴・人間として最低!というくらいの意味)として抹殺されてしまうのでしょう。
(竹島問題についても、日本人の側にはいろいろな意見があるにも関わらず、韓国人サイドの意見は一色に塗りつぶされているのがいい例です。)

そういった現実がわかったので良い本ですが、
日本人がこれほど悪いイメージをもたれているのかと、暗くなってしまったので、星4っつ




岩手靖国違憲訴訟 (新日本新書)
販売元: 新日本出版社

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正義論/自由論―寛容の時代へ (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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ロールズ、J.S.ミルなどのリベラリズムに依拠しながら生命倫理や宗教などのアクチュアルな社会問題を論じようとする。それはいいんだけど、色々突っ込みどころ満載の本である。

まず第一に、ロールズの「無知のヴェール」をやたら引き合いに出し、自分の表現で説明・適用しようとしているが、それなら井上達夫の「反転可能性」の一語で片付く話である。
第二に、ミルの危害原理もやたら使いたがるけれど、本書のような使い方は今更な話で、何もミルを引かなくてもわかる範囲だ。
第三に、ロールズ正義原理を日米関係に適用した場合、日本側の市場の閉鎖性が一方的に問題であると主張するが、ロールズに従って日米関係に原初状態を適用すれば格差原理の範囲に該当し、土屋の主張通りにはならない。
第四に、最大の欠点だが、リベラリズムの最も魅力的な部分は本書で扱われていない。

本書によってリベラリズムが判断されるのは寒心に堪えない。リベラリズムはこんな浅い思想ではないはずです。


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