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和書 529056 (102)



近代の政治思想―その現実的・理論的諸前提 (岩波新書 青版 738)
販売元: 岩波書店

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第一章では近代政治の「前史」が、
第二章では近代政治の「カラクリ」が叙述される。

近代の政治思想が、いかにして政治権力の制度を透明化し、
そして統制可能なものにしていったのか。
それが本書の主題である。

1970年に書かれたということもあり
後半に事例として引かれる政治現象は古い。

しかし、現在、「構造改革」という美名のもとに、
政治のカラクリが見えにくくなってしまった現在だからこそ、
本書は読み返されるべきである。




言語と社会 (岩波新書 青版 950)
販売元: 岩波書店

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簡単に言うと言語と社会との関係を取り扱う学問が社会言語学という分野なのですが、この本は「社会言語学ってどうゆうことやるの?」と思っている人に特にお勧めです。この本を読むとこの領域のすべての内容がつかめるというわけではないのですが、どんなことを勉強するのかということに関してはつかめるはずです。また、この手の本は洋書が多いので、洋書の入門書ではあまりよく分からなかったという人(私自身もそうですが…)にとってこの本は大いに参考になるはずです。




バルカン (岩波新書 赤版 55)
販売元: 岩波書店

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 1939年(昭和14年)刊のバルカン諸国事情。著者は元外交官、当時衆院議員で、後(1947年)の首相、芦田均。
 トルコ、ルーマニア、ギリシャ、ブルガリア、ユーゴスラビア、アルバニアの6カ国の自然、民族、政治、経済等を描く。
 当時のバルカン各国の外交政策が、台頭するドイツ、イタリアを含む列強の政策に翻弄されていたこと、各国とも議会政治が未熟で不安定な独裁的政治が行われていたこと等がよく理解できる。
 さらに、結局ユーゴスラビアを分解させてしまう民族対立が建国時からの問題であったこと等、現在も尾を引くバルカンの民族問題が既に当時から大きな課題であったことも分かる。
 現在のバルカン事情を理解するにも役に立つ、興味深い一冊である。





メキシコからの手紙―インディヘナのなかで考えたこと (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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中南米の社会運動家の方にスペイン語を話すことの意味を聞いたところ、その方は母語がスペイン語だったそうで、何の質問をされているのかわからないようでした。
遠くから見ている外国の状況は、その国から来た人に聞いても、違う立場の人のことは語れない。中南米の混血政策と、スペイン語化、ポルトガル語化はある意味成功しているのだと思った。

日本人バイオリニストが現地で暮らした目で見ると、違うものが見えている。
その一端を表したのが本書である。

本書はメキシコと付き合う上で、記憶しておくとよい視点を提供してくれている。
メキシコでバイオリンという新しい音楽活動が、どのような効果をもたらすかも興味深い。

ps.
メキシコには1度行ったことがあるが、ヨーロッパ人の観光地のアカプルコだけなので、現地という視点はすっぱり抜け落ちている。




徴兵制 (岩波新書 黄版 143)
販売元: 岩波書店

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命令が間違っているとき、思ったままに自分の考えを口にしたらどうなるのだろう。自由にしゃべることを許さない組織(軍隊)が、国民の自由を守ることができるのだろうか。疑いは尽きない。深まるばかり。行進の美しさや、最新兵器の輝き、言葉の勇ましさに心を奪われてはいけない。徴兵は体と心を拘束する奴隷的使役。赤紙一枚で有無を言わせぬ徴兵制が出来上がるまでには、兵役を逃れようとする民衆と、逃すまいとする国家のせめぎあいがあった。本書はここから論述を展開し、徴兵制の完成とともに民主主義が圧殺されていった様を描いている。




国際政治を見る眼―冷戦から新しい国際秩序へ (岩波新書 黄版 19)
販売元: 岩波書店

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1977年というまだ冷戦構造が強固に支配していた時代に、冷戦構造の理論/歴史的分析を行い、さらに新たな時代秩序へ向けて仮説を模索している学者がいたことに驚きを覚える。著者は冷戦時代の分析を通して、冷戦前と冷戦以後の世界秩序の変化を分析すること課題にしており、現在の研究成果も加味して本書を読まれると、第一級の研究者の気迫を感じることができると思う。とくに新時代の体系的予測は、もちろん時代的な限界制約があるにしても、本書の予測の延長上にあるように感じた。




嫌煙権を考える (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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転換期の中国 (岩波新書 黄版 239)
販売元: 岩波書店

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子どもの思考力 (岩波新書 黄版 270)
販売元: 岩波書店

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中東情勢を見る眼 (岩波新書 黄版 279)
販売元: 岩波書店

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イスラーム原理主義、石油、パレスチナ問題、シーア派イラン・イスラム革命とこの地域の問題を理解するための基礎的知識を提供してくれる本書だが、少し詳しすぎるので講談社現代新書の「アラブとイスラエル」あたりのもうちょっと見通しの良い本を読んでおく方がよいかもしれない。本書ではこの地域が20世紀から激動を続けている政治的原因として、1)膨大な埋蔵量の石油が湾岸諸国で発見されたこと、2)ユダヤ人が大量にパレスチナへ流入したこと、の二点を掲げている。「石油」が大戦前の英仏、大戦後の米ソの政治的介入を招き「パレスチナ問題」がオスマン帝国以来、比較的穏健に共存していたパレスチナにおいてイスラーム、ユダヤ、キリストの三つの排他的性格を持つ一神教同士の対立を先鋭化、深刻化させ、シオニズムの確立とイスラーム原理主義の隆盛を招いたと本書は指摘している。時代としては湾岸危機以前までしか扱っていないので、内容がすこし古くなっている。


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