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和書 529056 (129)



日米安保解消への道 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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憲法を変えてもこの国はよくならない。日米安保条約を解消するほうがずっと有効、大切。
政治家も、官僚(役人)も、裁判官も、知っていて黙っているのか、最初から知らないのか、この国の根底の歪みを言葉にしない。安保条約にあわせて憲法を変えるなんて主権国家ではない。本書は、安保肯定派の主張を分析し、反論し、論拠を突き崩す。
自民党政権はもちろんのこと、社会党村山政権のふがいなさを容赦なく暴く姿勢が良い。
見えてくるのは、戦勝国アメリカの打算と、アメリカに追従して軍事力を取り戻したい敗戦国日本の恥辱。過去の侵略戦争への反省は微塵もない。




日米情報摩擦 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 本書は新聞記者としてワシントンに駐在した著者が、日米摩擦に関する報道を記者の目から解説したものです。「タコツボ報道」の節で解説される「タテヨコ記事」、「チェッカー番」、「片思い」、「プラス・マイナス」、「新しいニュース」は著者の経験を踏まえて、海外駐在を目指す後進のジャーナリストに押し付けがましくないように配慮して書かれたもののようでジャーナリストを目指す人にとって参考になると思います。
 本書は1991年までの内容で現在、学生の人には馴染みのないニュースも多いですが、日米摩擦は形を変えて現在にも続く課題であり、その歴史観を身につける上でも役立ちます。




日用品の文化誌 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 私たちはたくさんのモノに囲まれて生活しているが、そのモノがいつどんなきっかけで、どんな人によって発明されたのかを考えることは少ない。本書は、現代住宅、洗濯機と洗剤、ティッシュペーパー、缶詰、電子レンジ、オフィス家具、内燃機関、無線など、あらゆる身の回りのモノを取り上げ、それらのモノと私たちの感覚や思考、文化との関わりを考察する。

ともすれば難しくなりがちなテーマだが、著者は生活感溢れる筆致で書くので飽きないばかりが、歴史的背景を描いたところなど、ドラマチックでさえある。

「空間に縛られず、自分の場を持ち、しかも孤立しているとは感じない環境を実現することが、携帯ラジオの魅力であった」と書かれると、いいなと思う。その携帯ラジオを携帯電話と関連づけた個所を読むと、なるほどなと思う。

ちょっと可笑しかったのは、エレクトリックギターに関する部分。妙に力が入っている。必要以上に詳しい。そう、著者はロックが好きなのだ。そういう部分も含めて楽しくてためになる本。




日本をどう変えていくのか―「改革」の時代を考える (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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日本外交―反省と転換 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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日本社会と法 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 新聞、テレビで伝えられる情報はフローとして私たちの前を過ぎてしまい、努力しないと日本社会で何が課題となっているのか、全体像の理解が難しい面があります。また、マス・メディアで流される情報は「変化」が契機となって伝えらることがほとんどで、根本的な問題があって変化がなければニュースとしてとりあげられないことから、全体像を把握することを困難としています。本書はこのような日本社会がかかえている課題を法の観点から垣間見せる良書です。(1994年の本書でとりあげられている過労死、不法就労などの様々な課題、解決が遅々として進まないことを再認識させられもします。)
 執筆者の書きっぷりから基本的に学部レベルの学生以上を想定したものと思います。また、「マス・メディアと個人」の章で解説される、第4の権力であることが期待されるマス・メディアの課題は、ジャーナリズムに関心ある人の必読の章と思います。




日本政治の課題―新・政治改革論 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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日本の軍隊―兵士たちの近代史 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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明治維新後、西洋文化を農村に伝えたのが軍隊だったという驚き。
軍隊に属して初めて靴、時計、洋食、洋服などを知った農民が、退役後に地元に帰り、その習慣を広めたという。軍隊は、地主・小作という身分制度を乗り越える役割も果たしていた。極貧だった当時の日本で、新しい文化、文明の伝達装置として機能していた軍隊は、その後、極端な精神主義に陥り、「皇軍」となって自滅してゆく。部下の反逆を怖れ、天皇の名の下に「命令絶対」を自他に強要したことに著者はその原因をみる。
歓送行事もなく戦場に送られた兵士が、報道管制によって郷土の農村から切り離され、帰る場所を失い、餓死・海没・特攻死していった。読後、その哀しさが残る。




日本の憲法 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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日本国憲法の内容と日本社会の実情とにはズレがある。本書はこのズレを丹念にたどり、読み解く。この国の異様なねじれ具合があぶりだされる。
象徴天皇制でも、戦争放棄でも、国民主権でも、基本的人権の尊重でも、憲法の条文どおりに実現しているものはひとつもない。日本国憲法は、戦前、戦中の天皇中心軍事政権の息の根を止められなかった。アメリカに負けて軍備を失った軍備政権は、日米安保条約にすがり、軍備を獲得した。憲法よりも安保のほうが大切なのだ。
この国にどっしりと根を下ろしているのは戦前、戦中の皇国主義らしい。日本国憲法の受難の歴史を知れば知るほど寒気がする。なんとかしないと、また同じことを繰り返す。





日本の「構造改革」 -いま、どう変えるべきか- (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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1.『日本の「構造改革」〜いま、どう変えるべきか〜』とあるので、小泉純一郎流の構造改革のどこが問題で、それをどう直すべきかを熱く語る本のように思われるかもしれないが、そうではない。

2.この本の長所としては、日本の構造改革の対案というよりも、なぜ構造改革が必要になったのかを、主に、アメリカの動き、ならびに、グローバリゼーションの進展に絡めて語った経済学的エッセイといったところか。

3.おおむね世界の流れ、ならびに経済学(者)的な考え方がわかるいい本だが、ところどころ根拠が薄弱なところがある(たとえば、p181「人的資本の劣化」において、「一八才人口の学力低下こそが、失業率を高止まりさせている最大の理由」とあるが、求人倍率のことなどが書かれていないので、このようには判断できない、など)。

4.以上、2と3の肯定的評価で星5つ、1と3の否定的評価で星1つ減らして、星4つ。


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