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和書 529056 (160)



大阪力―あなたと街に元気を取り戻すヒント (PHP文庫)
販売元: PHP研究所

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 著者の丹波元さんは、大阪出身でありますので、「大阪」をひいき目で評価されているのかなと思って読み始めましたが、非常に客観的な視点で評価されており感心しました。ピリリと辛口な表現も読者に心地よさを与える感じのよいものでした。
 大阪の根底にある大阪人の刹那主義的な生き方を歴史的な観点より考察し、またステレオタイプ的に語られる大阪人のファッションセンスや違法駐車に見られる公共心の低さ、日本橋の電器屋街の凋落ぶり等、今日の大阪を取り巻く諸問題や現象をうまく体系立てて説明してあります。というわけで大阪というものを俯瞰的に理解するにはもってこいであります。
 ただ、ちょっとだけ残念に思うのは、最後の章の部分です。大阪が復活するための「大阪力」向上計画がいくつか述べられてありますが、大阪のカンフル剤はきっとこれだけではないと思うのです。他の章と比べてももっとページ数を割くことができるような気がしましたので、もっともっと挙げてほしいなと思いました。もっとも、今の大阪にはその向上計画を実行に移せるだけの気力や体力はないと思えてしまうところがちょっと恐ろしいのですが...。




大杉栄自叙伝 (中公文庫BIBLIO20世紀)
販売元: 中央公論新社

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 日本最高のアナーキスト、大杉栄。「悪魔」と呼ばれた彼の半生が、実に生き生きと語られている。
 彼の論文が何編かと、自叙伝が収められている。

 この大杉の自叙伝を読んで驚いたのが、圧倒的な読みやすさである。
 100年近く昔に書かれた文章なのに、まるで最近書かれた小説であるかのように、一息に読んでしまえるのである。古臭い比喩などが一切使われていないからなのだろうか。『坊ちゃん』のように、痛快であり、一読してたちまち彼のことを好きになってしまう。

 自叙伝を読む限りでは、大杉とは、アナーキズムに染まるために生まれてきたような人物であると感じた。思想即行動、を彼はいたるところで説いているが、大杉にとってはあまりにもそれが当たり前であったのだろう。

 実際この自叙伝は、1904年前後に書かれたもののようなので(一応、例の日陰茶屋事件についての文章も自叙伝には収められている)、それ以降の活躍については知ることができないのは残念。




大空のエピソード (新戦史シリーズ)
販売元: 朝日ソノラマ

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大空の決戦 (新戦史シリーズ)
販売元: 朝日ソノラマ

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大空の攻防戦 (新戦史シリーズ)
販売元: 朝日ソノラマ

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大空の戦士たち (新戦史シリーズ)
販売元: 朝日ソノラマ

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岡田啓介回顧録 (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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緒方貞子―難民支援の現場から (集英社新書)
販売元: 集英社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

とにかく読んでおいたほうがいいです。

こういう政治家がいたらいいのにな〜・・・と現状を見ていて心底思いました。




沖縄―日米最後の戦闘 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

本書であるが、現在売っている本の中では米軍の公式資料に基づく本は他にない。
誤訳は確かにあるが、沖縄戦を知るためには読むべき本である。
そもそも沖縄戦に関する本が少なく、貴重であり、一読に値する。
日本軍がいかに強固であったか、県民も共に戦っていること、米軍の損害も大きく
共に必死であったことが良くわかる。読むには地図を広げて見ながら読まないと
どこでどう戦っているのかがわからなくなるので、別途地図を買って読むべきだが、
それも億劫であれば、見ないでも沖縄戦の状況は伝わってくる。
麻文仁の平和記念公園、海軍司令部壕、ひめゆりの塔は、沖縄に行ったら必ず
訪れるべきである。また、関係する本として、沖縄に対する特攻の本、対馬丸に
関する本、沖縄戦を日本軍側から書いた本(絶版かもしれない)、ひめゆり部隊
の本、鉄血勤皇隊の本、戦艦大和ノ最期(吉田満)、を読んで見たほうがいい。

ここで寄り道。
歪められた真実という本のところでレビューに書き忘れたことを追記しておく。
邪魔な兵隊と書いたが、負傷又は病気により通常の速さで行軍兵士のことを
指す。
青酸カリ入りミルクをわかって飲んだ者もいたし、反抗したところを羽交い絞めにして
無理やり飲ませ、または注射した例もある。衛生兵および軍医によってなされた
要だが特に少年兵の中にはお母さんといって救いを求める悲惨な光景も見られた。
そして全員に青酸カリを接種させた後、爆薬を仕掛けて爆破し、捕虜になって作戦
が漏洩するのを防止した。

もう一点。米軍が上陸した中南部に海軍司令部壕があり、ここに向かって戦いの火
蓋が切られた。日本軍は南部上陸を第一予想としており、比較的手薄ながら善戦した。
沖縄県民も強制かは不明なのだが、竹やりを持った女性も含め防衛戦を繰り広げたが、
ここで守りきれないと思った司令官は有名な電報を打つ。沖縄県民かく戦えリ、と始まる電文
であり、一緒になってしかも軍人ではない一般人が戦闘に加わり、傷病兵を看護する等の行為
を知った司令官が辞世の句を読む前に打電した。その後手榴弾により自決。やはりこの男も
敵に直接襲い掛からなかったのは、電文は評価できても許しがたい。
米軍はそこからさらに南下し、麻文仁まで至る。ここにも司令部を置いていた。
その司令官がジョニ黒(この本ではスコッチとなっている)を飲んでやはり戦闘においてではなく
切腹して自決したのもゆるせないことだ、と書いた。既に各軍がばらばらになり、通信も分断され、
そういう時は兵士を各方面に伝令を出して命令を伝達する。上陸前から司令官による集団自決命令
を下している証言もなく、集団自決命令も切腹する時点までもそのような司令官命令に関する
証拠はない、と述べたかった。




沖縄オバァ烈伝 (双葉文庫)
販売元: 双葉社

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この本は三部作の一作目です。私はたまたま見つけた二作目を読んで大爆笑し、その後一作目と三作目を入手しました
以前から沖縄というところは年寄りをすごく大事にする地域だと思っていました。とくに地元新聞の死亡記事欄で喪主から始まって孫から玄孫にいたるまで全員の名前が載っていて感銘を受けたことを記憶しています。本書はこれから沖縄でオジイやオバアになるであろう、複数の沖縄を愛してやまない沖縄人と沖縄移民たちの集団による沖縄への讃歌であり、太古から二度の戦争をはさんでの、沖縄、琉球の生活史であり歴史であり文化史でもあります。そのなかで、たくましく生きて子供を育ててきたオバアたちのたくましくも愛らしいオバアの生態が克明に記録されています。
二作目から読んだ私にとって、一作目である本書は、二作目にくらべると文章も硬くて爆笑とまでは行きませんでしたが、沖縄の方言解説や、地元では有名な店やスポットの解説が詳しく、二作目だけではよくわからなかった部分がはっきりして、興味深かったです。オバアの変なクセとかはた迷惑なまでのおせっかいさとか、おちゃめさとか、あいくるしさなどが伝わってくる、沖縄ファンにはお宝のようなシリーズのうちの一冊です。


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