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和書 529056 (206)



「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書)
販売元: 講談社

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村上龍が主催しているJMMのコラム寄稿者でもある筆者の本として期待して読んだ。いや読もうとした。
JMMでの文書は多少冗長的であるとは言え、日本ではうかがい知れない視点からのコラムとして読み応えある、という理解であったが本著についてはその冗長さが読み難く、いや、読めなくしていると言える。

言語学的な視点であるかと思えばどちらかというとルポルタージュ的味付けで、しかも、山本七平の「空気の研究」を下敷きにしているので余計に「エー」という感じを受ける。

とっかかりの視点は面白いのに残念だ。




韓国―民主化と経済発展のダイナミズム (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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韓国の政治・経済・社会を論じるにあたって、冷戦・経済・政治主体・文化社会という4つの視座を提示し、それぞれに1章を割いて論じていく。そもそも新書であるし、これだけの論点で韓国のすべてを論じたとは言えないが、多少なりとも研究対象として韓国に取り組もうとする人にとっては、思考の出発点として本書を参考にできるのではないか。

文章がこなれていないところもないではないが、奇をてらうことなく、きちんとまとめられた本である。意表をつく入門書としての木村幹『朝鮮半島をどう見るか』(集英社新書)との併読がお勧めの読み方である。




韓国が死んでも日本に追いつけない18の理由 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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売れるために痛烈なタイトルを付けたのはいいが
ほとんどが新聞のコラムじみた話ばかり
分析力、学術的見解などにも程遠く
良くも悪くも私的な視野から韓国を描いている
韓国批判なのか親韓本なのか誰に何を伝えたいのか全くわからない




韓国・北朝鮮・在日コリアン社会がわかる本 (ワニ文庫)
販売元: ベストセラーズ

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韓国・北朝鮮に関する質問、在日コリアンに対する質問、そして著者である辛淑玉さんに対する質問が一問一答で載っている本です。問いと答えがそれぞれまとまっているのでちょびちょび読むのにも向いてます。素朴な質問も載っていて、あなたの何気ない質問も、すでにこれに載っているかもしれません。
私個人としては、在日コリアン1,2、3世の違いの部分などが印象に残りました。
ただ、もう今となっては10年ほど前の本ですので、帰化(日本国籍の取得)部分については日本の申請窓口の対応はかなり変わったんだなと感じさせられる本でもあります。




韓国社会を見つめて―似て非なるもの (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

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韓国大統領列伝―権力者の栄華と転落 (中公新書)
販売元: 中央公論新社

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日本同様に西側体制に属する韓国。
一党独裁の共産主義国家=北朝鮮とは異なる国と漠然と思っていたが、一国の政治的体質は歴史的・民族的な所産を抜きにしては考えられないことを改めて考えさせられた。

歴代大統領に共通するのは、三権の独立を大統領の尊厳より下と見なし専制君主として振舞おうとうする姿である(例えば二代目尹シ普善は「大統領が旅行する場合、特別列車を準備させ、総理以下全閣僚が送迎するよう指示した」)。政党が繰り返す離合は理念ではなく、個々人の人間関係や好悪に律束される。そして政権が変われば前政権につならる人間は権力の座から引きずり降ろされ、たちどころに批難・逮捕される。これはかつては党争に負けると害は九族に及んだという朝鮮半島国家の伝統を思い出さずにいられない。

大統領達の権力闘争の歴史は、日本や欧米、そして中国とも異なり、むしろ北朝鮮や李氏朝鮮の権力闘争に近い、という印象を強く受ける。一言でいえば、韓国では大統領が変わることは、易姓革命を意味する。彼らは一代限りの絶対権力者であり、代が変われば容赦なく断罪され、過去の歴史として処理されるのである。




韓国で儲ける! (新潮OH!文庫)
販売元: 新潮社

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韓国と韓国人―隣人たちのほんとうの話 (平凡社新書)
販売元: 平凡社

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韓国読本 (福武文庫)
販売元: 福武書店

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韓国のイメージ―戦後日本人の隣国観 (中公新書)
販売元: 中央公論社

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戦後の日本人は隣国たる韓国にどのようなイメージを持っていたのか。
日本の言説の世界に表れる韓国への表現から戦後日本における韓国像に迫った好著である。

日本は朝鮮半島を植民地支配していた。そして朝鮮半島は南北に分断された。
日本から見た韓国のイメージとはそうそう単純でないと言うことは容易に想像できる。
著者は韓国像の変遷を時期を3期に、関心のタイプを5つに分けて分析する。

韓国とは近いようで遠いような、遠いようで近いような隣国である。
地理的に近く、影響関係も緊密であったため、お互いに好悪入り交じる複雑な関係にある。兄弟である南北と親戚である日本という位置関係であろう。国交にない時代は在日朝鮮人への視線が半島への視線を規定し、日本における政治勢力とイデオロギーの力加減によって半島への視線が規定されていた時代は実は韓国そのものへの関心が薄かったという指摘は興味深い。また、その時期においては全般的に半島への蔑視が有力で、それを北朝鮮に向けるか、韓国に向けるかで南北どちらを支持するかが変動するにすぎないと言った指摘はまったく考えたこともなかったもので衝撃的であった。

国交も修好し、直接交流が増えると韓国の文化や韓国そのものへの関心が高まる。異質性や類似性への着目の時代あたりまでが本書の範囲だが、昨今の韓流ブームをみると韓国そのものを楽しむ段階に入ったと言えるだろう。

著者は在日韓国人であるが、南北どちらにも与しない中立的な立場には好感が持てる。学問には政治を持ち込まないという原則は、なぜか韓国・北朝鮮問題では等閑にされてしまうことが多いように見える中、著者のような存在は貴重である。
また、韓国側からの日本のイメージを扱った姉妹編である同著者の『日本のイメージ』も併読されたし。


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