和書 529056 (238)
クワイ河収容所 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房
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第二次世界大戦下のタイで鉄道建設のために日本軍に酷使される捕虜たちの物語です。
日本軍の無慈悲な扱いの中で捕虜達はどんどん人間らしさをうしなっていき、仲間への思いやりも忘れ、人として悪い方にむかっていきます。
そんな中、信仰をもった同僚に助けられた著者が少しずつ人間らしさをとりもどします。その信仰にある希望がやがて収容所全体に広がっていき、ついにはどんなに過酷でむごい仕打ちを受けても敵をうらまず愛すると言う究極の善にいきつくようになります。
捕虜達がキリストの十字架にふれられてその本当の意味を知り、
神がつくった人間本来の「良い姿」にかえられていくのです。
人間とは、どんな過酷な状況にも希望を得ることができる。そしてどこまでも無慈悲になりえる存在だと言うことを教えてくれます。
希望を手にするために光(善)に目を向けよう、自分ではなく自分を犠牲にして他者を生かそうとする意志はキリスト教の本質であり、人間のもっとも人間らしいところではないでしょうか。
君主論 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社
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思っていたのとは違った印象を受けた。きわめて現実主義的な内容だった。孫子の兵法との共通点も観られ、勉強になった。
甘やかしていると、人は普段の忠誠心が危機の状況では省みられることは無い。
運命は河に堤防を築くように、危機管理をしていれば半分は自分で動かせる。
大衆は飽きやすく、成果と遠くからの見た目で判断する。
裏切ることも視野に入れて行動する。
危機に備えてケチと言われる位でちょうどいい。
アメとムチを使い分けて人心を掌握する。
君主論 新訳 (中公文庫)
販売元: 中央公論社
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新訳版が発行されたので買ってみました。
特にこの訳本が読みやすいわけでも、
解説がすぐれているわけでもないのですが、
ただ。表紙がチェーザレ・ボルジアなので惹かれます。
たぶんそれだけです。
新訳 君主論 (中公文庫BIBLIO)
販売元: 中央公論新社
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マキャベリズムというと、
冷酷、残虐というイメージがあるが、
それは表層部分のみをすくった解釈であることは
本書を読めば一目瞭然である。
特に、下々の国民に支持されることの重要性を説いたりと、
意外にも平穏無事な、
行き着く先は立憲君主制なのか?といったような
いわゆる普通の会社の姿が目に浮かんできます。
しかしそれでも
本書の根底にあるのは
非常さであると私は考えます。
カードを切れない君主は
果たして君主として有能だと言えるでしょうか?
無能な君主は存在自体が罪。
この言葉が重くのしかかります。
勲章の内幕 (現代教養文庫)
販売元: 社会思想社
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クーデターの政治学―政治の天才の国タイ (中公新書)
販売元: 中央公論社
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クーデターをちゃっかり政治の「日常」に取り入れてしまってるタイの政治の話。
民主主義が腐ってくると無血クーデターをやって、ついでに議会政治では話のすすまない難しい事をちゃかちゃかやる。で、「絶対権力」が腐敗する前に、民主主義にソフトランディングする。タイの政治はその繰り返し。
しかも、何度もそういうことをやっているので、誰もがクーデター馴れしていて、新しい暫定憲法の作り方、どこをどう抑えたらいいか等ノウハウがすごく蓄積してる。
民衆の方も、「今週はクーデターだから、テレビがつまらない」とか言ってる。日本は毎日テレビがつまらないから、毎日がクーデターみたいなものだ。
本筋にはそれほど関係ないが、タイにはかつて世界史上唯一の哲人王が在位していたことでも有名である。これもこの本に出てくる。このラーマ4世モンクット王は、プラトンは15年でいいといってるところを、27年もパーリ蔵経を勉強し(ついでに自分で宗派を興し)、さらには英語・フランス語・ラテン語・パーリ語などの語学力を駆使しそれまでの鎖国状態から開国→きわどい外交をやってのけ、さらには王宮の占星術師に総スカンをくらいながら日食を正確な計算で予言してみせたりした。ちなみにモンクット王はミュージカル「王様と私」での、若い「王様」がそれ。
グラマン戦闘機―零戦を駆逐せよ (光人社NF文庫)
販売元: 光人社
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昭和49年に出版された本の加筆・修正版ということで目新しい内容は無く、日米の戦闘機に対する評価も型にはまったお決まりのもの。まちがいではないが誤解を招くような記述も散見されます。
グラマンの戦闘機について文庫で一冊に纏まっている点についてかろうじて評価できるくらいで大筋を押さえる程度と割り切って読みましょう。
グリンベレー 戦場の人間学―極限状況で、どんな男が生き残ったか (ノン・ブック)
販売元: 祥伝社
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戦場という究極の極限で人間はどう考え、そして行動するのか
一見して作者の思考パターンや行動は一般社会に生きるものの目からは冷酷かつ理不尽に見えるかもしれない、
しかし戦場とは生きるか死ぬかの極限であって人間の本来の姿が如実に現れる場ではないだろうか?
死相がでている部下を知らぬ顔で見送ったりできるのは軍人だからかもしれないが、究極の場ではやむ終えないだろう。
生き残るために、ありとあらゆる手段をとる。実社会で人間らしく生きるのも人間の姿なら、戦場で本能的に生きるのもまた人間のもうひとつの真の姿。
ザ・クーデター―政権奪取を巡る極秘計画の明暗 (グリーンアロー・ブックス)
販売元: グリーンアロー出版社
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日本人の西洋衝撃(ショック)―知っておきたい五つの"反応"タイプ (グリーン・ブックス (51))
販売元: 大和出版
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