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和書 529056 (257)



現代の国際政治 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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日本を代表する国際政治学者、高坂正尭氏による冷戦史の叙述。文章は平易で読みやすいが、質を落とすことなく歴史のダイナミズムを描ききっている。内容に特に目新しい点が見受けられないが、それはむしろ彼の歴史観がスタンダードなものとして根付いているからかもしれない。註がついていないのは残念。

1989年に書かれた時点で、米ソの二極体制が多角的な関係を含みながらも今後も続くと筆者が予測していたのは興味深い。このことを、筆者の能力の限界に起因するものと考えるか、当時はソ連の内情を十分に知ることができなかったためと見るか、リアリズム理論の不備と見るかは判断が分かれるところであろう。




現代の社会科学者―現代社会科学における実証主義と理念主義 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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現代の社会民主主義政党論 (新日本文庫)
販売元: 新日本出版社

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現代のまちづくり―地域固有の創造的環境を (丸善ライブラリー)
販売元: 丸善

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現代ピストル図鑑 最新版 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

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アメリカの小説なんかを読んでいると、銃の名前や口径の標記があって、それでイメージが決まる場面があります。私のように全く銃の知識がないと(オートマチックとリヴォルバーの違いも知りませんでした)何がなんだかちんぷんかんぷん。で、この本を買ったのですが、銃の基本および用語については全くわからず。写真はいっぱいのっているので、ある程度銃について知っている人はこれでいいのでしょうが、「図鑑」という言葉で初心者向けと思ったら大間違いでした。
相変わらず、銃の基本と用語はわからずじまいです。




現代文明を考える―芸術と技術 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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三浦雅士氏の「身体の零度」巻末の参考文献集で大きく取り上げられていたうちの一人が、本書の著者でもあるルイス・マンフォードだった。「身体の零度」自体が非常にいい本だったので、ルイス・マンフォードの著作を読みたいと思っていたところ、先日この本を見つけた。
 この著作自体は、1951年にコロンビア大学で行った講演を基に纏めたもののようで、六つの章に分かれている。以下、

 芸術と象徴
 道具と目的
 ハンディクラフトからマシーン・アートへ
 標準化・複製・選択
 建築における象徴と機能
 芸術、技術、文化の綜合

 と名付けられた章で、芸術がもつ象徴化の効果と、技術が持つ目的達成のための機能化の効果をそれぞれ明らかにした後、芸術と技術とは代替的な存在ではなく、芸術のうちの技術的側面、技術のうちの芸術的側面がそれぞれ、芸術と技術をより強力にすることを示す。この議論のうちにも様々な実例が示されるが、具体的な分野として、ここでは印刷術・写真術などの複製芸術、建築の二つが取り上げられている。そうした議論は常に一つの焦点を設定した上で展開されていて、それは、取り上げられている事柄、視野のうちに収められているどんな事柄も人間存在があってこそ、人が生きていること、人が生きていくこと、生きていて生きていく人がどんな状態にあるのか、どんな状態であるべきなのか、という意識、ヒューマニズムという一言では捉え切れないだろう著者自身の人間への思いだ。結果として、本書は読み手に具体的な議論の持つ説得性と、身体的に滋養になるような、日々の振る舞いについての実践的手引きを与えてくれる。それは、技術の進展が齎す無際限な生産と消費への誘惑と、芸術の齎す無際限な象徴化や妄想への誘惑、その間で自分自身が望む価値を見極め、誘惑を続ける事象から自分をコントロールすることと述べられている。

 読み終えた後、この著作が発表された1951年という年を見て、何か暗示めいた考えが浮かんだ。この年に、日本はサンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約を締結して国際社会に復帰し、アメリカに枠づけられた形で戦後復興を実現していった。その結果、2008年現在の日本でもここで描かれている技術の圧倒的優位と芸術の過度の象徴化・妄想化という社会状況は構造的に生き永らえているように見える。この著作はその内容の効果を失っていないし、芸術を制作する人には特に有用な1冊になり得ると思う。




現代兵器事典 (文庫版新戦史シリーズ (99))
販売元: 朝日ソノラマ

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現代老後の基礎知識 (新潮新書)
販売元: 新潮社

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予知可能な、ゆるやかなる災害…「老後」。
が、予知はできても、準備万全整えるのかどうか。
私は後でほえづらかくタイプだけど、将来のために少しは本の買いすぎにストッパーかませよう(笑)

100人100様の老後なれど、あえてその中の「小寺さん夫婦」なるフィクション家庭の物語にしているのが成功。読ませます。




現代ロシアを読み解く―社会主義から「中世社会」へ (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

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ロシアの社会は、中世まで遡及すればそれは、徹底的な民衆抑圧下の独裁体制とホッブズの言う暴力の名の下で繰り広げられる略奪ののさばる自由社会の循環であるという。そして20世紀から現代においてもそれが踏襲されており、前者ではレーニンの武力弾圧によって生まれた旧ソ連時代でそこでは大量餓死、反革命分子の粛清など枚挙に暇の無い悲惨な苦境を経つつも、ブレジネフ時代、モスクワは東京とならんで最も治安が良かったというほどの安定な秩序をもたらし、恐怖のベールに包まれながらも逆説的ではあるが国民は、平穏な時代を過ごすことができたという。一方、後者ではゴルバチョフ・エリツィン時代がこれに相当し、欧米社会への移行を掲げ国民は言論思想の自由などの恩恵を得たものの経済はどん底に陥り(当時成長率マイナス10%以上を記録したことがある)ソ連時代には先進国と肩を並べるほどの工業国であったもののその凋落は凄まじく第三世界の仲間入りをするほどであった。さらに社会秩序は崩壊し、当然、法など機能することなく警察はマフィアへ癒着しKGBはマフィアへ天下りする始末でありこういったマフィアの台頭からも見られるように中世社会すなわち暗黒社会へと回帰した。本書ではこのエリツィン時代の失敗を、エトスすなわち精神的背景、心理背景から分析する。ロシアでは1865年において農奴解放令が発令されるまでは徹底的な専制国家であり、ここで特にその間に契約社会の土台となる封建社会を経なかったことそしてこの専制国家の長い歴史による国家の民衆への略奪の連続によって国家への不信が根付き、それが低信頼社会をもたらしたことが、欧米社会への移行に失敗した一因であるという。そして現代では、国家統制社会へ回帰していくプーチンの時代に至るのであるが今後のロシア動向を考える上でも興味深い一冊である。




現代殺人論 (PHP新書)
販売元: PHP研究所

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日本の犯罪の推移や最近マスコミで治安が悪くなったように言われてるが
それでも世界でいかに日本は犯罪が少なく安全な国であるかなどの
意外な事実が記されている。

近年マスコミは日本は治安が悪化したかのような
報道をしているが実際は昔にも猟奇的な殺人事件や凶悪事件は多数あり、
犯罪件数も2002年頃は多かったが、それ以降はむしろ減少しているなどの
意外な事実が記されている。

しかし各県の警察の犯罪白書などを見ると殺人事件などの凶悪事件は
それほどでもないとしても、強盗や窃盗などの軽犯罪は増加してるそうで、
その辺は本書では指摘されていないので
全て本書の作田明氏の考えを鵜呑みにすることは出来ない。

静岡沼津の女子高生ストーカー殺人やピアノ騒音殺人事件、
大阪池田小児童殺傷事件の宅間守など過去の凶悪犯罪を例に
犯罪者の心理を考察してる点も興味深い。

後半性犯罪者の心理などの考察に固執して本書のテーマから離れていった点が残念。

ジャーナリストの宮崎哲弥氏の推薦書でもある。


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