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和書 529056 (389)



満州と自民党 (新潮新書)
販売元: 新潮社

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郭沫若が60年安保闘争の頃に読んだ漢詩「無恥の尤岸信介 禍いを悔ゆるを知らず天良眛し…」が、私の岸評価の出発点であるが、その後は日米安保体制を支持する風潮とともに、あれだけの逆風に晒されながら安保改定を行ったことを私も高く評価するようになったのである。さらに本書によって、保守合同を推進し、統制経済的官僚主導経済システムを確立して高度経済成長を導いたことも知り、彼の評価はより高まった次第である。岸信介を中心とする満州人脈によって築かれた高度経済成長の基礎は、満州帝国が戦後の日本に残した大きな遺産とも言えるだろう。




明治天皇の一日 皇室システムの伝統と現在 (新潮新書)
販売元: 新潮社

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明治天皇8時に起床し、11時頃に就寝するまでの流れ、そして起床時、食事時、入浴時などの伝統、あるいは天皇に使える女官たちの作法、天皇のコレクション、退屈している侍従たちに対する天皇の退屈しのぎの指示、天皇の側近への気遣いなどが200ページに満たない書の中に凝縮されている。
多分に側近たちの回顧の引用が多く感じるが、内容が極々僅かな人間しか知らない天皇の宮殿内での御言動のために仕方ないと言える。
明治天皇の宮殿内での人間像に関して書かれた本が少ない中で、明治天皇の節約家としての一面、あるいは側近に気を配る一面、年上の皇后への気遣いなど読んでいて飽きはなかった。
ただこの件を雅子さまの問題を理解するための前提としている割には、それに対する関係性についての言及が少ないのが若干の不満である。




由布院の小さな奇跡 (新潮新書)
販売元: 新潮社

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(;'Д`)ハアハア  上人ケ浜公園から見る別府湾が何かを語る・!!

街が異国人に乗っ取られる・・・未来予知!!

そして時間がスローな 別府湾!!








情報、官邸に達せず (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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 北朝鮮のミサイル、アルカイダによるテロのリスクが現実のものとなってきている昨今、国家安全保障に対する真剣な取り組みが必要であることは国民誰もが肌身に感じている事実であろう。

 一方、我が国の諜報活動や、収拾された情報の統合的処理がどうなっているか、すなわち我が国のインテリジェンスは大丈夫かということについては意外に情報が少ないものだ。安全保障や軍事的テーマに異常に精通している筆者の手による本書はそのような期待に応えるものであろう。

 また、広い意味での国家安全保障と言える災害対応においても、やはり収集された情報を統合的に処理できないという問題点が、阪神・淡路大震災の際に浮き彫りになり、村山総理がテレビで震災を知り、官邸に行ったが数時間に渡り誰もいないので公邸でただ待っていたとか、たまたま警察庁から出向の総理秘書官が法事で離れていたので、情報が適切に上がらなかったとか、およそシステムとして機能していないことが明らかになる挿話が差し挟まれている。これらの問題はあれから9年経った今、全て解決されているのか、著者にでも一度監査・検証してもらいたいものだ。
  

 毎度のごとく感じるのだが、膨大なデータを駆使していることはさることながら、官邸、防衛庁、警察の人脈を通じて得た情報によりディテイルにこだわった作りとなっている。その意味でも類書とは随分異なる。トム・クランシーの「オタク」ぶりにも通じるものがあると思う。




鈴木光司と13人の父「父親業は愉快だ!」 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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本書は、鈴木氏と有名人13人の子育て参加についての対談集です。

確かに登場するゲストは多士済々です。
宮台真司、将棋の羽生さん、ヤンソギル、パンクラスの船木などなど、
幅広い男性をひきつける人選だとは思います。

しかし、はじめからポリシーを持って育てているというよりも、
俺はこんな風に子どもと関わってきたよ、と言うゲストに、
確固たる持論を持つ鈴木氏が絡む展開です。
したがって、確固たる育児論を期待する若い父親は、
鈴木氏の持論とそりが合うかがキモです。

ちなみに、私は鈴木氏の押し付けがましさに辟易しました。
また、そもそも、学者や作家、格闘家、俳優などは、
サラリーマンとはかけ離れたライフスタイルを送っているのではないでしょうか。
したがって、本書はあくまで鑑賞するものであって、
何かを学ぶ本ではないと考えます。

最後に、大鶴義丹ドンマイ。






住まなきゃわからないドイツ (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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他の方が書かれているように、取り上げた題材はやや偏りが見られますが、それがかえっていち個人のドイツ生活における素朴な感想を浮き彫りにしているように思います。ドイツ旅行は楽しいけれども、住むとなるとなかなか大変なようですね。著者が何度も「ドイツでの生活はストレスが多い」と書いているので、一体どれほどのストレスなんだろうと気になります。イラストは味があって楽しく、それがこの本をぐっと面白いものにしています。
読者からのドイツ生活に関する質問に答える、という形で本を書いてくれたらすごく面白くなりそうですが、無理でしょうか。




生活者革命―国家主義の終焉 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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世界軍事学講座 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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 良い。あらゆる軍事分野に古典からある程度の未来まで予想して記載がある。それぞれの分野別に記載が分かれ、理解がしやすい。内容的には、軍事学入門(防衛大学校防衛学研究会)と類似している。あわせて読むと良いのではないだろうか。




世界紛争地図 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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現在も世界各地で続く地域紛争を、図解やグラフを用いて説明してくれる。
文章自体はやや硬めであるのだが、内容は非常にコンパクトにまとめられており、「紛争はなぜ起こるのか?」という疑問に対する大まかな答えとなるだろう。
ただ、入門用に適してはいるが、紛争の根源的な問題に関して知りたいと言う人には物足りなく感じると思う。




一九九一年 日本の敗北 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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・『ウルトラダーラー』で時の人となった著者。以前にはどんな著書があるのだろうか?と探して見つけたのがこちら。
・湾岸戦争で1兆5000億円も資金協力をしていながら世界の誰からも感謝も尊敬もされなかった日本の外交敗戦がよく分かった。官僚機構(大蔵省と外務省)の偏狭なセクショナリズムが国家の存亡を危うくしていると。現在続いている省益争いに、一国民として無力感にも駆られた。
・前述は様々なところで言い古されたことだが今後のヒントになる要素も多々あった。1.羅列するが「代表なければ課税なし」=「政策決定への参画なくして、一方的な財政貢献なし」の原則。2.とはいえ、軍事オプションを持たなければ日本外交の十全の力は発揮できない、は短絡的だと。イラク機のイラン飛来事件がアンチテーゼになる。「耳の長いウサギ」戦略。3.英老外交官の言葉「常に米国にイエスを言い続けるのが職務であり、義務だ。しかしそれだけなら誰でもできる。外に向かってはあたかも同盟国に立ちはだかり諫言し、時に要求を拒むように見せること」



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