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和書 536082 (9)



生きるということ (新風舎文庫)
販売元: 新風舎

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異国の窓から (角川文庫)
販売元: 角川書店

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 十分な資質を持ちながら種々の理由で留学できない人が、世界中でどれくらいいるのだろうか。

 ドナウの旅人の取材目的で東欧を旅行する作者は、ブタペストで急に一行のガイド役を引き受けることになった現地の一大学生に出会う。彼は、日本に留学したいという夢を持っているが、研究テーマが国の求めている学問でないこと、また経済的な理由からそれが実現不可能なことであることを語る。こんな話を聞かされた時“フーン可哀相に。”という話で終わるのが現実であり、これが叶うのは、小説の世界と相場は決まっている。ところが宮本は、たった一度の出会いでこの異国の地の一青年に“行きの飛行機代だけは、自分で工面しろ。俺の家に住んで、日本の大学の修士課程を卒業しろ。”と言ってimpossible dream をpossible dream にすることを約束する。なんとも心温まる話である。体の底から感動が湧き出てきてしばらく治まることはない。お話でなく実話なのである。小説家というのは、現実が小説で小説の中が、現実なのだろう。 この話に色づけしたのが、彗星物語である。

 全作品に息づいている作者のこの優しさと人間性に私たちは、惹き付けられるのであろうか。何れにしろ彼が、魔法を心得ているのは間違いないようである。




維新前夜―スフィンクスと34人のサムライ (小学館ライブラリー)
販売元: 小学館

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一枚の集合写真からその時代を描くという手法は「追跡―一枚の幕末写真」(1984年)で著者はすでに用いているが、前回は誰が写っているのか分からない写真であったのに対して、今回は写された年月日、時間を始めとして、被写体の人物の名前、経歴、その後がかなり詳しくわかっている写真を採り上げた。

著者はこの「エジプト写真」を見てからご子孫に会ったり、図書館や資料館を訪ねて情報を集めていたが、「池田一行三十四人」の中の名倉予何人(なくらあなと)に関するものだけが漠然としていた。この本の主人公とした一番資料豊富な三宅復一(みやけまたいち)が維新後もつき合っていたという名倉という人物に著者は引っかかっていたのだが、99%偶然から彼が書いた旅行記を見つける。その瞬間、著者はこのドキュメントを「本当に書こう」と決心した。

「池田一行三十四人」に関する資料は確かに豊富なのだが、文章の中に感情を現わしておらず、このような状態で何を感じていたかを推定するにとどまっていたが、名倉の旅行記は情景描写の細やかさとともに時に感情をムキ出しにして書かれており、また何物にも好奇心を抱き、抱いたとみるや、直ちに言葉もわからぬ相手に向かって話しかけるというその旺盛な実行力は「三十四人」の中で名倉が随一だった。

今は無き武士たちの当時の純粋な使命感や未来へ鋭い眼をギラギラ輝かしている姿が描写されていて、著者一級の作品に仕上がっている。随行した他の人々や当時のフランスの様子を表す写真も多く掲載されていて読んでいて面白い。





異常快楽殺人 (角川ホラー文庫)
販売元: 角川書店

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この本を読む前に同じ文庫の殺人鬼を読んだ後がいいと思います。それと僕は大丈夫でしたが、気分が悪くなったら読むのを中断してまたにした方がいいです〔笑〕この本よく言うように自分の神経の強さが分かります。でも少し興味深いかも






イスタンブールでなまず釣り。 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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高校生の時、学校帰りのバスの中で椎名誠の旅紀行関係の本をよく読んでいた。
この独特の、軽妙な文章?がつぼにはまり
バスの中で笑いをこらえるのに必死。傍から見たらあぶない学生だったことでしょう。

椎名さんと一緒にあちこちに行ってるような気分になれる、そんな本。




一徹ヤクザ伝・高橋岩太郎 (幻冬舎アウトロー文庫)
販売元: 幻冬舎

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伊藤博文と安重根 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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前から一度は行きたいと思ってた安重根記念館にやっと行く事ができました。ある程度理解する事が出来ましたが,今度は本が読みたいと思い色々探しましたが見つかりませんでした。アマゾンさんから届くのを楽しみにしています。




命ある限り (角川文庫)
販売元: 角川書店

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 『草のうた』、『石ころのうた』、『道ありき』、『この土の器をも』に続く自伝です。

 聖書や信仰的表現はそう頻繁には出ませんけれども、全編を通じて流れている基底音はまさに三浦さんの信仰、また周囲の人の支えとでも言うべきものでしょう。信仰とは何か、生きるとは何かを問われているように読みながら感じました。

 解説を評論家の高野斗志美氏が書いておられますが、この書物が文学的にどのような位置づけにあるのかというものではなく、三浦綾子という人がどういう人であったのかという、あまり解説らしくないほっとする文章です。これも合わせてお読みください。




今をつかむ仕事―日本凡人伝 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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大杉栄 自由への疾走 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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“自由を求めて国家権力と戦った悲劇の英雄”
 本書を通して浮かび上がってくる大杉栄の人物像を簡単にまとめるとこうなるだろう。それは、大逆事件のシーンから説き起こし、甘粕事件及びその後日談でしめくくるというストーリー構成から如実にうかがえる。

 しかし、大杉とはそんな生真面目な男だったのだろうか? 「反権力」という分かりやすい図式に押し込められてしまい、自らに横溢するエネルギーを打ち上げ花火のようにパーッと爆発させる破天荒な彼の姿が見えてこない。「自由」という言葉にしても、鎌田氏が使うと陳腐な正義に転化してしまう。せっかく魅力的なタイトルをつけているのに、この言葉に込められたはずの疾走する躍動感が全く伝わってこない。
 資料を丹念に調べ上げた努力ち?大いに買う。だが、鎌田氏の筆致は硬くて息苦しい。社会悪の追求はできても、人間そのものの面白さを生き生きと活写するのには向いていないのではなかろうか。


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