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和書 554168 (52)



オウムと私 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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 筆者は,麻原が解脱者であると信じてしまうと,それに反するような証拠があっても,「深い考えがあるのだろう」と疑問を封印してしまって,芽生えかけた疑問を直視しようとしない。確かに,いわゆるマインド・コントロールの結果,最終的にはこのような心境に至ってしまうのだろう。
 しかし,林は,もともと,≪自分の力では解決できず,またとらえどころのない問題も含めて,世の中のすべてを包括的にかつ総合的に説明できて解決に導くような法則≫を発見し,人々に説くことを「人生のテーマ」と考えていた人間だった。そんな,あるのかないのか分からない宗教的テーマを追求して,宗教書を読み漁り,阿含宗などを訪れた末,オウムに至っている。そして,林は,自己の悪行を悔いている現在でも,このような「人生のテーマ」自体を疑っている気配がない(だから,「バルドーの悟りのイニシエーション」それ自体は純粋な修行上の手段であるなどと考えている)。
 問題は,上記のような法則が間違いなく存在し,ある方法によりそれを探すことができる(=それを知っている者が必ずいる)という考え自体にあるのではないか。こういう考え方自体を疑ってかからない限り,第二・第三のオウムはなくならないのではないか。
 林は,主観的には誠実・まじめに自分の悪行を直視し,その原因を追究しようとしているだけに,何とも痛々しい感じがした。





オウムの黒い霧―オウム裁判を読み解く11のカギ
販売元: 双葉社

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オウムの生物化学兵器
販売元: 読売新聞社

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オウム「破防法」事件の記録―解散請求から棄却決定まで
販売元: 社会思想社

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オウムはなぜ暴走したか。―内側から見た光と闇の2200日
販売元: ぶんか社

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オウム関係者が書いたオウム本は何冊か出ていますが、
教団の悪い部分や事件に焦点が当てられているものばかりです。
この本には誰もがもっとも素朴な疑問として持っている、
「なぜオウムに人が集まったのか?」という理由が書かれていて、
そのあたりをたいへん興味深く読ませてもらいました。
不満は事件のことについてあまり書かれていない点でしょう。
著者が事件に関わっていないからだと思いますが、
それでもあえてもうちょっと踏み込んでくれたら面白かったと思います。

あの地下鉄サリン事件から、はや10年になります。
教団の日常的な情報が盛りだくさんなこの本は、
「オウムってなんだったんだ?」と客観的に振り返りたい人にお勧めです。




「オウムに死刑を」にどう応えるか―年報・死刑廃止〈96〉
販売元: インパクト出版会

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オウム事件10年―年報・死刑廃止〈2005〉
販売元: インパクト出版会

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「オウム事件」をどう読むか
販売元: 文藝春秋

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「オウム真理教」裁判傍聴記〈1〉
販売元: 文藝春秋

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「オウム真理教」裁判傍聴記〈2〉
販売元: 文藝春秋

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