和書 554168 (53)
「オウム真理教事件」完全解読
販売元： 勉誠出版
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「完全解読」と銘打ってあるが、読後、そうした言葉から期待されるようなすっきりとした感覚は得ることができない。しかしながら、まさしくそれが本書の誠実さであり、同時に本書が、きちんとものを考えようとする者にとって信用できるものである証となっている。すっきりと説明して、わかった気になることによっては、問題は解決しないのである。本書は要するに、マスコミ的な紋切り型の情報ではなく、実際に内部にいた人間の証言、あるいは教団そのものの刊行物を通じて、内在的にその本質的なあり方を解釈していこうというものである。したがって本書の主題は教団の犯罪的な行為の数々を暴くことではなく、さまざまな事件を引き起こすに至った背景となっている、教団の思想、教義、その世界観を明らかにしようとするものである。本書からわかることは、オウム真理教という教団が、めちゃくちゃな反社会的な行動と、荒唐無稽な「超能力」だの「ハルマゲドン」などといった道具立てとは裏腹に、自分の体を使った実践的な水準である修行や、イニシエーションといった部分に関しては鋭い時代感覚と、体系的、思想的に意外な堅固さを持っているということである。本書の圧巻は、あまりきちんとした形で取り扱われてこなかった教団の修行論、イニシエーション論の解説であるが、同じぐらい読みでがあるのが、どうしてオウム真理教が多くの人間の心をつかんで沢山の出家者を生み出すことができたのかということを、たとえば「ムー」「トワイライトゾーン」などといった雑誌の記事の分析などを通じて時代の思潮、時代の共通の感覚を解析しながら丹念に解析して行く部分である。本書の結論は驚くような観点からの分析や解明をもたらすわけではないが、本書を通じて麻原彰晃と言う男の恐ろしさ（心の闇は、戦慄的ですらある！）、オウム真理教の迫力は十分感じることができる。事件が示した時代の病は深く、こうした誠実で丹念な論究を通じても、問題の深層は決して明らかにならない。構造的ともいえるこの困難さは、時代の病の根深さに由来するのか、それとも人間そのものの心に存する闇の深さ、業の深さに由来するのか？ 多くを考えさせるものである。
狼と子羊
販売元： WAVE出版
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大阪拘置所の10年―実録「ムショのなか」シリーズ (宝島社文庫)
販売元： 宝島社
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大阪に蠢く懲りない面々―水面下の黒い攻防 (講談社プラスアルファ文庫)
販売元： 講談社
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という感想ですね。
関西の方が、バブル後の不動産価格の低落が激しく、その後の低迷につながっているようですが、そのためかこのようなアンダーグランド的な経済事件が多いのですかね？
名前は伏せるが、現在の自民党の大物の名前も何人か登場している。
やはり、政治には金が要るということなのであろう。
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大阪読売 阪神大震災―続・特別縮刷版〈1995.2.17~3.31〉
販売元： 読売新聞社
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大津事件―露国ニコライ皇太子の来日
販売元： 葦書房
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実話 犯された体験―禁じられた投稿 (マドンナメイト)
販売元： マドンナ社
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秘儀(オカルト)殺人 (実録・ヨーロッパ殺人シリーズ)
販売元： 中央アート出版社
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沖を見る犬―空光丸海難事件
販売元： 集英社
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別宝Real「沖縄ダークサイド」 (別冊宝島Real (059))
販売元： 宝島社
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幻想を押し付けるなって声が痛かったです。
沖縄移住を考えている方、これを読んで再考したほうが・・・
あと、アムロ母殺人事件の真相が興味深かったです。
あの事件、報道規制されたかのように突然報道されなくなったから、気になっていたんです。
それから、米軍基地やゴミ処分場に反対している人たちって、ほとんどが沖縄と無関係の本土の人たちなんですね・・・
ああいった運動の本質が、なんだかよく分からなくなってきました。