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和書 554168 (262)



分けられた場での事件―神戸小学生殺害事件
販売元: 現代書館

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私が愛した「走る爆弾娘」菊地直子へのラブレター
販売元: コアマガジン

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私にとってオウムとは何だったのか
販売元: ポプラ社

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 早川被告のオウムへの最初の興味は、自己の内在的な力を引き出す「ヨーガ」だった。国立大学で環境工学を学びながらも、既存の物理科学を超えた力に彼は惹かれていた。本人は自覚的ではないかもしれないが、それは物質社会への疑念だろう。高度資本主義の世の中で、そうした社会に疑問や限界を感じている人は少なくないだろうし、精神世界に惹かれていく気持ちもわからないではない。
 しかし、早川被告は、自己の力を引き出すために、他者に自己のすべてを委ねる結果となる。オウムの世界で閉じているうちは良かったが、やがて既存社会との軋轢が生まれてくる。問題なのは“真理はひとつ”という考え方だろう。人が2人いれば「解」はひとつではないのだ。「ポアするのはその人を救うため」というのはオウムの真理かもしれないが、殺されるその人にとっては、当然それは真理ではない。そんな簡単なことすら、早川被告にはわからなくなってしまっていた。
 しかし、自己の真理のためには平気で人を殺すオウムは決して他人事ではない。グローバリズムや宗教戦争など世界情勢は一見複雑に見えるが、「組織」が抱える問題という点では、オウムと同根である。高尚な精神世界がいつの間にか、省庁制を布き、武力を備え、国家の模倣になっていったオウム真理教。オウムは現実社会のデフォルメであり、カリカチュアなのかもしれない。
 本書は当事者である早川被告の言葉で語られていることに価値がある。それにしてもグル(麻原)のためとは言え、独力でサティアン建設、日本各地、ドイツ、ロシア、スリランカで支部開設、オーストラリアでウラン鉱探し、ダライ・ラマ、ブータン国王、鄧小平の娘らと会談セット、小型船舶免許取得、カラシニコフ、ヘリコプター入手、ロシアで射撃ツアー企画....って現実社会だったら超有能な一流商社マンである。皮肉なことだが、ある意味早川被告はオウムによって、自己の内在的な力を遺憾なく発揮したのかもしれない。もちろん、その事例の中には坂本弁護士一家殺人も含まれてしまっているのだけれど...




私の戦後は終わらない―遺されたB級戦犯妻の記録
販売元: 紀伊國屋書店

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「遺されたB級戦犯妻の記録」であってそれ以上ではない
それ故、戦犯裁判というものの不毛さが心を打つ
脚気で死んだ捕虜をどつき殺した旨でいい加減な裁判で死刑になるわけだが
証人として指定の期日に上京をしたら、委員の一人の都合で前日に裁判が終わってしまうのである
B級戦犯の裁判が非常にいい加減なものである、というのがよくわかった
さらにはもう数年、刑の執行が遅れれば釈放されたわけである
復興する社会の中でのこの不条理
そして戦犯の妻として差別されていくのである
真相を探ろうとするのだが、どうも上官に嵌められたっぽいということしかわからない
このへんの何ともいえないやりきれなさ、というのもB級戦犯の不条理さなのではないだろうか




私は貝になりたい―あるBC級戦犯の叫び
販売元: 春秋社

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2007年夏に日本テレビで放送された著者の伝記ドラマを見て、その原作である
この本を読んだ。

ドラマは著者の戦中従軍時の出来事から終戦直後の逃亡、結婚、巣鴨プリゾンで
の生活、そして妹である加藤不二子らによる嘆願運動で釈放されるまでを時系列
で描いて分かり易かったが、この本は著者が巣鴨プリズンに抑留中に書いた手記
など複数が集められ、ドラマとは全くの別物と思った方が良い。

敗戦、広島・長崎への原爆投下を経験し、「二度と戦争は繰り返さない」と
平和への道を進んできたはずなのに、教科書問題、9条改憲、海外派遣と
戦争への道を進んでいるのではないかと危惧している。

この本には、ドラマでは語られることのなかった、A級戦犯とBC級戦犯の問題、
再軍備の問題など、BC級戦犯とされた著者の戦争に対する考えが濃厚に
書かれており、戦争への道を再び進んでいると思える今の日本人に是非とも
読んで欲しい本である。






私は貝になりたい―あるBC級戦犯の叫び
販売元: 春秋社

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東京裁判で裁かれて無念の死を遂げた加藤哲太郎氏の本。
第2章 戦争は犯罪であるかに書かれていることは
戦争、戦犯裁判というものの本質を見事についている。
必読です。

多くの戦後日本人は戦争で戦った人々は狂っていると考えがちですが
彼らは人類の永遠の平和を願って死んでいったということです。
今の世界を見てみてください。

いまだに争いがたえません。
人間はまた同じ歴史を繰り返すのでしょうか。




私は戦う!―「グリコ・森永事件」の犯人に間違われた男の手記
販売元: 碧天舎

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私たちの滝川事件
販売元: 新潮社

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私たちは中国でなにをしたか―元日本人戦犯の記録
販売元: 新風書房

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私がベアリングズ銀行をつぶした
販売元: 新潮社

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同じ時期に井口俊英の「告白」と一緒に読みました。
読み進めると自分がリーソンになったかのように胃が痛くなる告白本です。

井口は途中から会社のためという名の自己保身に走り、とてもいいわけがましいですが、
リーソンは素直な気持ちをつづっており、質のよいフィクション小説のようです。

金融の話ですが、取り返しがつかないこと、と言う点では人生の反面教師になる一冊です。


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