和書 554168 (266)
「指紋の神様」の事件簿 (新潮文庫)
販売元: 新潮社
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ミステリやTVドラマで「指紋が一致しました!」「ああそう」とお話作りの便利な道具になっている「指紋」がここまで深いものだとは思いませんでした。「指紋認証キー」「指紋登録制度」などの問題を含めて、自分と同じものを持っている人は世界に誰一人はいない(とされる)指紋について、もっと深く考えるべきなのではないでしょうか…なんて思わされました。
内容は事件より「指紋」についての歴史、分類などに多くの分量を割いており、なんだか大学で「指紋学」の講義を受けているような印象を受ける本です。娯楽として読むには不向きかもしれませんが、犯罪捜査や鑑識などに興味を持ってる方にはオススメですね。勉強になりますよ。
「A」撮影日誌―オウム施設で過ごした13カ月
販売元: 現代書館
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とても特殊な立場からこの著者は「オウム」をドキュメンタリー化した。
極悪最悪の犯罪を犯したオウムと、その犯罪の後処理に追われる末端信者(と呼んでも差し支えないはず)この間にどんな共通点・相違点があるのか、それを知りたくてこの本を読んだ。・・・つもりだったが、自分が「奇妙で異常なオウム」を期待して、興味本位で読んでいることに途中で気づいた。
出てくる内容は、期待した「異常なオウム」からはほど遠く、やっぱり自分も冷静なつもりでいながら、偏見のかたまりであり、マスコミの流す面白おかしく編集された情報という色眼鏡で見ていることに気づいた。世の中を分かってるつもりになっていた事を恥ずかしく思わせてくれたので、読む価値はあったと思う。
しかし、犯罪を犯したオウムと、末端の信者をすっぱり分けて考えることはこの本を読み終わった後でも出来ない。自分もたいしたことない。
「教祖」に死刑判決下る―オウム「教祖」法廷全記録〈8〉
販売元: 現代書館
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「新法」成立で揺れる教団―オウム「教祖」法廷全記録〈5〉
販売元: 現代書館
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「暴対法」下のヤクザ (アウトロー論集)
販売元: 現代書館
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「死体の庭」あるいは「恐怖の館」殺人事件
販売元: ぶんか社
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“殺人”の真実 (宝島社文庫)
販売元: 宝島社
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「母性」の叛乱―平成犯罪事件簿
販売元: 中央公論新社
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「犯罪捜査官」の秘密ファイル―FBI・科学調査官・検死官…プロフェッショナルたちの驚異の記録 (青春BEST文庫)
販売元: 青春出版社
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“犯罪被害者”が報道を変える
販売元: 岩波書店
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日本では犯罪や事故の被害者や遺族になると、犯人よりもコソコソ暮らさなくてはならない。被害者の方にも何か落ち度があったように必ず言われる。日本人の嫌なところの一つである。
現代はこの風土に加えて、報道被害も相当大きい。隣近所の人だけでない、見も知らぬ全国の人から中傷されるようになってしまっている。二重三重の苦しみである。
この本は、犯罪被害者・遺族と報道人が平等な立場で勉強会を持ち、語り合い、考えあった記録である。
遺族の方も冷静かつ率直に問題点を指摘し、報道人の方も「知る自由」という理想を掲げつつ、反省すべき点もきちんと語られ、よい本だと思う。
こういう本や情報がもっと多くの人に読まれなくてはならないと思う。センセーショナルな報道を鵜呑みにしてしまう第三者(自分も含む)もまた、被害者・遺族を傷つける存在になり得るわけだから。
しかし本当は、こういう勉強会にも出ない、こういう本も読まない人たちこそが、これからも無知によって被害者・遺族を傷つけていくのだろう。実はここが一番の問題点のように思う。