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和書 554190 (78)



このヒジョーシキが日本を滅ぼす
販売元: 恒文社21

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 本書は太平洋戦争における第1の敗戦、デフレ経済対策における第2二敗戦を日本人のエトス(民族や社会集団に行き渡っている道徳的習慣・雰囲気)の観点から分析しています。かつてから問題が指摘されながらなお改善が困難な日本人の特性が「これでもか」と明示されています。これらは本当に耳が痛い指摘です。筆者の稲垣氏は「「第2の敗戦」を繰り返さないために」との問題意識から本書を上梓していますが、日本の閉塞感に拍車をかける危険性が大です。日本がいかにこれまで変わらなかったか、その原因が民族のエトスと密接に関わっている、との指摘は読後、暗澹たる気持ちにさせられます。とはいえ、これは問題を先送りしてきた政治家、それを選んだ国民(つまり私たち一人一人)の責任ですから、逃げずにこれ以上問題が難解になる前に解決しなくてはなりません。

本書では太平洋戦争における日本軍の多数の構造的失敗と旧大蔵省(官僚機構)が犯したデフレ経済対策のミスを対比させて日本人の集団特性がもつ問題点を指摘しています。

ただし、誤解してほしくないのは日本人の集団的行動特性の問題点を指摘して「だから日本人は駄目だ」という安易な結論には結びつかないことです。本書は日本人の集団的行動特性を示し、それがどういったケースのときに弱点として発現するかを示しており、明示はしていませんが、その弱点をカバーする社会システムの開発に私たちの目を向けさせようとしています。得手不得手は民族的にも存在し、直面する状況によってその性質が成功や失敗に結びつきます。成功に結びついたケースが日本製造業のQCやチームワーク、失敗のケースがリーダーシップの欠如や前例踏襲、横並び思想などでしょう。

上記の失敗例に加えて、既得権、先入観優先、事なかれ主義、客観的・科学的思考の欠如、言霊思想が収録されています。気分が重くなりますが非常に良い本です。まさにc




この国のかたち〈6〉 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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長年の連載も、著者の死によりついに絶筆。
奇しくも、未完となった章は「歴史のなかの海軍」。
「竜馬がゆく」「菜の花の沖」「坂の上の雲」など、明治維新の作品では必ず触れられてきた「海軍」には、司馬自身も相当な思い入れがあったと思うが、残念ながら絶筆となってしまいました。
司馬が残した功績は非常に大きなものがありますが、読者というのは欲張りなもの。適わぬ願いとはいえ、司馬の作品や歴史に対する考察をもっともっと読みたかった、と思ってしまう一冊です。




この土あるかぎり (平和への願いをこめて (14 農村婦人(東北)編))
販売元: 第三文明社

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この地球を受け継ぐ者へ―人力地球縦断プロジェクト「P2P」の全記録
販売元: 講談社

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 旅先で日記を綴ったことがあるだろうか。ある時は駅のビストロで、ある時は草いきれの立ちこめる山の上で、或いはホテルのベッドの上で……。旅のみそらで寄る辺ない自分と向き合うとき、その文章は決して一様にはならず、実にいびつなものとなる。誤字や言葉の誤用は言うに及ばず、思いがけない出会いに興奮して筆が際限なく滑ることもあれば、倦み疲れて食べたものをただ書き付けるだけの日もある。そのいびつな記録のひとつひとつが、どんな写真やビデオよりも生々しく克明な旅の記録となっていることに気付くのは、時を経てふとそれを読み返したときだ。

 石川直樹の9ヵ月の旅の記録は、読者にこの過酷で稀有な旅を共にしたという錯覚すら与えてくれる。二十歳そこそこの若者の目を通した自然の姿、人々の姿は、実に活き活きとした臨場感にあふれてはいるが、その描写は決して上滑りになることなく、常に冷静に対象を見つめている。尽きせぬ好奇心に突き動かされるこの青年に清々しい好感を持つと共に、今後の活動を応援したくなる一冊だ。




この子を連れて―ヨーロッパ行ったり来たり
販売元: 近代文芸社

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この旅にいのち燃やした
販売元: 毎日新聞社

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この旅はパリから (鈴木先生のたのしい人生講座 (第2巻))
販売元: 東北西塾

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この歴史永遠に忘れず―関東大震災70周年記念集会の記録
販売元: 日本経済評論社

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この比類なき土地―アメリカン・ネイチャーライティング小史
販売元: 英宝社

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この町へ行け
販売元: 阪急コミュニケーションズ

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