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和書 554190 (314)



幕末維新懐古談 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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ヒュースケン日本日記 1855~1861 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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一つの地味すぎる仮説として。

ヒュースケン氏が、なぜ攘夷テロリストに殺されたかって? なぜ彼は日本に好意的な感情をもっていたかって? なぜ彼の上官のハリス氏は彼の墓標に名前と生没年しか刻ませなかったかって? 
簡単なことだよ。女の問題だ。
日本の女を紅毛洋鬼の男に取られることへの深い憤りが、日本の攘夷の男達の感情の根源にあるんだよ。
いつの時代も、船員男達が長い船旅から上陸すれば、当然そこにはそれを迎える経済的事由のある女達や、それらを媒介することを商売にしている人々がいるんだよ。相手が日本人や中国人だけでなく西洋人も加わるというだけの事なんだよ。
でもそういった港市の巷では、単に商売的な関係だけでなく、素朴に真実の情心の関係が形成される場合もあるんだよ。
国際港湾都市的な多重文化性に不慣れだと、そういったことはドメスティックな男達にとっては耐え難いこととなるんだよ。無論、アジア人からすれば無神経なある種の西洋人達の振る舞いへの嫌悪感や反発もあるだろう。それが超ペイトリオッを形成せしめていくんだよ。「国家の独立」だの「民族の誇り」だのといった能書きは一種の美辞麗句の面があるんだよ。
そして、実は、そのことは、昔だけでなく、目立たなくなってはいるが潜在的に現在の事でもあるんだよ。
うんと簡単に言えば、「日本の女を横取りするガイジン男は許せない」・「ガイジン男と結婚する日本の女は理解できない」…。




北槎聞略―大黒屋光太夫ロシア漂流記 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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ロシアでの約10年もの漂人生活から帰ってきた、大黒屋光太夫のたくましさ、勇気に深く感動しました。後半は女王に謁見したりとなかなかに良い生活をしていたようですが、帰国を熱望し帰ってきたところもまたかっこいいです。COOL!!
当時のロシアの生活が直に伝わってきたような気もします。またリアルな江戸時代の日本人の気持ちも悲しく伝わってきます。
当然江戸時代の文なので多少読みにくいので星4にさせて頂きました。
是非ノンフィクションを読んでください。




明治東京下層生活誌 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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兵営から出た残飯をカネを払って買って日々の食事としていたなんて想像できますか?
毎晩捐料(えんりょう)貸しから夜具を借りてきて翌朝返しにいったなんて信じられますか?
そのカネすら欠く時は着の身着のままでぶるぶる震えながら寝ていた。

明治東京の三大貧民窟といわれた四谷鮫ヶ橋・下谷万年町・芝新網町の様子をルポルタージュした当時の新聞記事からわかるのは、貧民窟というのが今のドヤ街・同和地区などとはまったく比較にならないほど悲惨な生活状態にあったということ。三大貧民窟以外にも東京の至るところがスラムだったこと。現在セレブなイメージの青山・六本木・麻布にもスラムが広がっていたこと。極貧の生活でも住民同士の助け合い、町の社でお祭りもあったこと。

今、当時の貧民窟を訪れても当時の面影は皆無である。
羽田空港へ行くのにモノレールを利用する人が多いが、浜松町の世界貿易センタービルの南側一帯がかつて「日本一の塵芥場」芝新網町だったことを知る人はいない。
先年報じられた皇太子妃・愛子内親王が”公園デビュー”したみなみもと公園、ここが実は東京最大のスラム四谷鮫ヶ橋町だったことを知る人はいるまい。





随筆集 明治の東京 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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季節へのこまやかな感覚を呼び覚まして
くれるような情景が、柔らかな筆致で
描かれている随筆。
周囲の雑音や日常からほんの少しの間逃れて、
静かに心を放ちたい時に読みたくなる本。

淡々として柔らかい鏑木清方の文章に触れていると、
せわしない日常に追い立てられ、乾き、尖っていた心が、
慈雨を享けたように柔らかくほどけていく。
日本画の知識はないけれど、機会があれば鏑木清方の絵も
ゆっくりと時間をかけて眺めてみたい。




明治百話 (上) (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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昭和初期に生きたライター・篠田鉱造が、当時辛うじて存命していた明治時代の担い手達に取材を行い、徹底して実話主義を貫いて生まれたのが本書。ここには歴史の表舞台に出てくる事のない、様々な明治時代の風景が活き活きと語られている。
まずは、最後の公儀首斬役人の述懐。なにしろ、万物の霊長の首を斬るわけですから・・・と秘伝の呼吸を説明し、高橋お伝を斬った話と、本人の語り口調そのままに物語は続く。
その他に、当時初めて出来た区役所に勤務した公務員の回顧談や、浅草周辺の花屋敷、水茶屋での粋人の様、薬袋「金袋円」の中にまれに入れられている金の観音像ほしさに皆が買い求めた話、年老いた吉原芸者が語る、当時は皆自毛結い裸足でお座敷を勤めたという粋な思い出話、銭の雨を降ァすお大尽の話、日清戦争時に名物の石鹸を作って大儲けした男の述懐などが多数収録されている。
各章4、5ページ完結なので、通勤時間や寝る前の5、10分を潰したい時等にちょうど良い。
もちろん、史実としての価値もあるのでお好きな人にはこたえられないと思う。




明治百話 (下) (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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ヨーロッパ文化と日本文化 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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日本の中世戦国期を知る上で欠かすことの出来ない書。
本書はテーマごとに14章でまとめられ、箇条書きされており、簡潔で読みやすい。
項目ごとの解説も過不足なく、煩わしくない。

14の章は、
・男性・女性・児童・坊主・寺院・日本人の食事・日本人の武器
・馬・病気、医師・書法・家屋・船・劇・その他

現代の日本と変わらぬものもあれば、現代から見れば寧ろエキゾチックな印象を抱くものもある。

次は感動した一項。

「われわれの間(ヨーロッパ)では普通鞭で打って息子を懲罰する。日本ではそういうことは滅多に行なわれない。」
…子を育てるに当って決して懲罰を加えず、言葉を以って戒め、六、七歳の小児に対しても七十歳の人に対するように、真面目に話して譴責する。




ロシア革命史〈1〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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レオン・トロツキーの大著(当文庫版で5分冊)第一巻です。
私は反共主義者ですが、ロシア革命が良かれ悪しかれ20世紀の世界史的大事件であったことは認めます。この本ではその様相が活写され、書物として謂わば筋肉質の面白さに充ち満ちています。また著者トロッツキーという人物は、一種の文学的才能に恵まれていたらしく、じつに巧まざるレトリックやユーモアなども、この硬派の本に彩りをそえています。ロシア革命の成功が、この国の後進性と近代的意識とが奇跡的に結びついた結果としているのも説得力があります。ただしそれが後の全体主義体制をも結局は用意したことも否定できないでしょう。
この本が党派性・イデオロギー性を超えた古典の生命力を備えていることは間違いないところだと思います。




革命前夜の地下出版 (岩波モダンクラシックス)
販売元: 岩波書店

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