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和書 554314 (56)



狂気―ピアノ殺人事件 (文春文庫 (248‐3))
販売元: 文芸春秋

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著者は、元・朝日新聞・社会部記者で衝撃のノンフィクションレポートです。
謎の多い、この事件の真相解明!




恐怖の2時間18分 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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著者は主に事故の分析を行ない、再発防止策を提示するノンフィクション作家。本書は1979年の米・スリーマイル島原発事故を題材にしている。著者の特徴は、その事故がどういう過程で起きたかを克明に分析することにある。題名の「2時間18分」にある通り、事故の起こり始めから、一応の収束をみるまで誰が何故そのような行動をしたかを時系列に詳細に記述している。ノンフィクションでありながら、読者はあたかも良質のエンターテインメントを読むかのように手に汗を握る。そして、結論は危険拡大防止策として用意されているあるシステムの一部を改良すれば「人の手で」事故の拡大を抑止できたという事である。マン・マシン・インターフェース等と簡単に言うが、どんなシステムを作っても最後は人間の知見と判断が勝負になる。危機意識を持って、人間にとって使いやすく安全なシステムを作っていくことが今後も課題となろう。




昭和天皇論・続 (教文選書)
販売元: 日本教文社

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魯迅に学ぶ批判と抵抗―佐高信の反骨哲学 (教養ワイドコレクション (086))
販売元: 文元社

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巨怪伝〈上〉―正力松太郎と影武者たちの一世紀 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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 本書執筆の基本コンセプトは、文中に繰り返し明確に示されている。まずプロローグに「正力の八十四年の人生は、日本の大衆社会の趨勢とみごとなほど重なる」「その全体劇は、同時に、大衆の原像が遊弋する昭和という時代を映し出す格好のジオラマ像ともなっている」(上p16)。あるいは「正力の野望の炉心には、大衆の欲望がとりこまれつづけた」「刹那的な欲望と消費文明に狂奔した昭和という時代(中略)の基層に流れる大衆の情念と非合理的な精神をすくいとったという意味あいにおいて、正力はまさに稀代の興行師であり、昭和の化身的存在だった」(下p408)。
 巻末近くに「日本近現代史と個人史とを大衆に媒介してシンクロさせたその生き方こそ、数々の事業を生み出し、棺を蓋うてもなお磁力を失わない、正力の力の真の源泉だった」(下p427)。そしてあとがきで「この本は、“庶民”というものが、いかにして“大衆”というものに変貌したのか、ということが、大きなモチーフとなっている」(下p435)。
 ならば本書タイトルの「巨怪」とは、日本近代に現れた「大衆」でもあるだろう。米価沸騰に憤激して荒れ狂い(米騒動)、関東大震災では流言蜚語に踊らされて「異分子」を虐殺する。戦争報道に熱狂し、しかし戦後はマッカーサーを崇拝し、ミッチー・ブームに熱狂し、ウラン鉱に一攫千金の夢を追い、天覧試合サヨナラホームランによって長嶋を永遠のヒーローに祀り上げる。
(文庫本下巻レビューに続く)





巨怪伝〈下〉―正力松太郎と影武者たちの一世紀 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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(文庫本上巻レビューより続く)
 正力がこの大衆というモンスターを乗りこなし得た秘密を、著者はその「没理想」「没理念」に見る(上p239、p319)。もちろん、これは大衆の定義でもある。正力は大衆そのものではないにしろ、「刹那的な欲望の水路に大衆を導き込む運河の設計者」(上p191)として、大衆と一体だった。
 正力は周囲に多くの有能な「影武者」たちを従え、彼らの夢や理想を喰らって輝いた。そこには「夢をもった者はその夢を実現できず、夢をもたなかった者だけが、他人の夢を横どりできる、という苦い構図」(上p409)がある。ただし「その実現されたその夢は、いつも形骸化された夢、夢の抜け殻ともいうべきものだった」(上p345)。
 著者は本作の発表後、渡邉恒雄伝の執筆を勧められて腹を立てたという噂を耳にした。それはそうだろう。この著者の関心は、まっすぐに「日本近代の肖像を描くこと」に向かっている。対して、著者が渡邉の矮小さを軽蔑していることは、本書中の記述からも明らかではないか。著者が次のテーマに選んだのは、大衆化する日本社会の中で「真の庶民の姿」を捜し求めることに生涯をかけ、時には捏造に手を貸しさえした宮本常一だった。そこに著者の求める「解」があったかどうか、それは疑わしいと私は考えるけれども…




巨怪伝―正力松太郎と影武者たちの一世紀
販売元: 文藝春秋

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私が読んだ最高の伝記の一つ。たくさんの賞賛の言葉が多数の読者から寄せられているので敢えて不満を述べる。正力の異常なエネルギー、バイタリティーは特に方向性はなく、一種の病気のようなものと本の途中まではされてきたのだが選挙に出るにあたって「総理になるのが生涯の夢だ」とぽつりと述べたという。これは重要な証言だ。だったら彼の活動(警視庁入りも読売買収も球団も)はすべてこの計画あってのこと、その布石だったと解釈しなおせるからだ。そして総理への道が絶たれて生涯の夢が絶たれた時、なんらかの感慨があってしかるべきだがそれが書かれていない。最後に筆者は正力の異常なバイタリティーは彼が故郷富山の正力家の前に広がる風景を見て育ったせいなのではないかと結ぶが、これは感傷とこじつけが過ぎるというものだ。映画ならこんな終わりもありだが。これは本格的な評伝なのだ。画竜点睛を欠くとはこのこと。




巨人たちの握手―衝撃のカー・ウォーズ
販売元: 日経

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恐怖の2時間18分
販売元: 文藝春秋

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著者である、柳田邦男の他の本について、あまり問題無いと考えるますが、この本だけはちょっと別格になります。まず、内容においては原発事故の代表であるスリーマイル島原発についての検証が行われています。内容も新聞方法の範囲で収まる無難な本にはなっていますが、他の著者の本を読まれた方は奇異な感触を覚えるのでは(私もその一人でした)。とゆうのは、この本の出た後に他の著者により明らかにされた問題を、当時の著者であれば書けたのでは無いかとの思えてならないのです。確かに、この本を読んで著者の指摘する問題点は大いに参考になる貴重な指摘であろうと思われますが、「何か奥歯に引っかかっている」ような筆者のもどかしさを感じる本です。




記録ミッドウェー海戦
販売元: 文藝春秋

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