戻る

前ページ   次ページ

和書 769110 (398)



つれなかりせばなかなかに―妻をめぐる文豪と詩人の恋の葛藤
販売元: 中央公論社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






つれなかりせばなかなかに―文豪谷崎の「妻譲渡事件」の真相 (中公文庫)
販売元: 中央公論新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






つれ釣れなるままに (1985年)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






つれ釣れなるままに (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 1985年に出た単行本の増補・文庫版。
 本書では、著者の釣り人生が描かれている。松竹の助監督時代の話から始まり、1970-80年代の釣りブーム到来まで。
 自身の釣りの話は半分くらい。あとは、出版当時の釣り人・釣り船・漁業行政に対する批判となっている。
 自身の釣りの話は、あまり魅力的ではない。磯釣り、船釣りが中心。名船頭、魚獲りの名人が出てくる部分が光っているくらい。
 批判の箇所は舌鋒鋭く、言っていることもいちいちもっとも。コマセ釣りを非難したり、200カイリ問題を論じたり、漁業権についての提議を行ったり。ただ、出版から20年以上を経た現在でも解決していない問題が多く、なんだか物寂しい気持ちにさせられる。




つわものの賦 (1978年)
販売元: 文芸春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






つわものの賦 (文春文庫 (200‐12))
販売元: 文芸春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

本書は永井先生の書かれた本にしては少し固い印象がある。いわゆる「歴史小説」と
「歴史の学術書」の中間的な位置づけにあると言うことが出来るのではないだろうか?。

院政期〜鎌倉時代を俯瞰したときに、平家物語的なストーリーでみていけば、平家による
武家(半貴族)政権の樹立があり、さらに源氏(やはり半貴族)の頼朝へと続いていく
流れが半ば一般化しているが、平家政権と鎌倉幕府には「西国政権」と「東国武士団」と言う
そもそも出生のことなる主体から発生していることが、本書では明らかとなっていく。

搾取され虐げられてきた「東国武士団」が源頼朝というコア(これも頼義/義家からの積み重ね
の集大成として)を中心に「東国武士団」の「西国政権」からの独立と言う切り口から全体の
ストーリーを吾妻鏡を中心としながら再構成したのが本書である。

特に、頼朝の旗揚げから承久の乱に至るまで、それぞれの時期を代表する武将にスポットを
当てながら彼らが何を考えて戦をし、その積み重ねの結果として東国武士団が、鎌倉幕府が
何を得ていったのかが時系列的に整理されていき非常に興味深い。

また永井先生の持論である「政治が理解できない義経」や「実は策謀の士ではなかった後白河法皇」
などの世評を覆す分析は、既存の歴史観にとらわれがちな読者の目から鱗を落とし、新たな
歴史の見方への示唆を与えられ、非常に興味深い。


 従って、「脱・平家物語」視点からの「東国武士団による独立闘争」として院政期〜鎌倉時代
初期を学び直すための入門書として、本書の意義は非常に興味深く、また勉強されられる事が多い
良書と言うことが出来るだろう。





てっぺん野郎 (1965年)
販売元: 集英社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






てっぺん野郎〈昇竜編〉 (1964年)
販売元: 集英社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






てっぺん野郎〈青雲編〉 (1963年)
販売元: 集英社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






てのひらの迷路 (講談社文庫 い 101-3)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

裏表紙に「人気作家の素顔を垣間見ることができる、あなたのための特別な一冊。」とありましたが、そのとおり石田衣良ファンのための本だと思いました。
掌篇の前に筆者の解説があるのも、ファンとしてはエッセイをお得読み出来た気分でしたが、これもファンかファンでないかによって感じ方は違うでしょう。

筆者のお得意とする、透明感あふれ美しいエロスを感じる「片脚」、「左手」。
良き夫が子供が産まれたことにより壊れていく「ジェラシー」。
筆者がデビューした経緯とその頃のプライベートがわかる「I氏の生活と意見」。
(これでは作家を目指す若者に、深い!と思わせるメッセージがありました)
あげていくときりがありませんが、男が冒頭で死に、正妻と愛人にメッセージを必死に伝える「最期と、最期のひとつまえの嘘」には、ホラーを感じつつ泣けるものがありました。
しかしファンとしてはやはり、筆者の20代の恋愛がわかる「ひとりぼっちの世界」を興味深く読みました(笑)

どれも読みやすい長さなので、ファンならずとも楽しめるでしょう。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ