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和書 872412 (22)



彩耳記―文学的断章 (1972年) (ユリイカ叢書)
販売元: 青土社

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最前線 (1972年) (ユリイカ叢書)
販売元: 青土社

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ユリイカ―詩と批評 (第34巻第8号)
販売元: 青土社

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詩人の館 (1972年) (ユリイカ叢書)
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ジャック・デリダ (シリーズ 現代思想ガイドブック)
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ジャン・ボードリヤール (シリーズ 現代思想ガイドブック)
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ジュディス・バトラー (シリーズ現代思想ガイドブック)
販売元: 青土社

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政治、主体性、ジェンダーなど幅広い分野において発言をしている、ジュディス・バトラーの解説書。

邦訳が出版されているうちで、日本で最も有名な著書が『ジェンダー・トラブル』である所為もあってか、バトラーと言えばジェンダー/セクシュアリティという印象が強いように思われる。しかし、バトラーを一般的な意味でのフェミニストとしてのみ捉えるのは、その理論のごく一部しか理解していないことのあらわれである。
本書でも指摘されている通り、バトラーが終始一貫して問うているのは権力および言説と主体性の問題であり、その問題群の大きな割合を占める要素として、ジェンダー/セクシュアル・アイデンティティがある、という感じである。すなわちバトラーは、「主体的に」活動しているフェミニストたちのアイデンティティさえも疑問に付す。
もちろん、全ての属性を権力、そしてその作用因としての言説/言語の上に成り立つ行為遂行的なものとして捉える見方には多くの批判があるし、私自身も、バトラーは生身の身体、および個人に先立って存在する社会構造など、象徴的次元における行為以外の社会的側面を軽視しているのではないか、という疑問を抱いている。
しかしそれでも、バトラーが展開する主体性への問いは、他のポスト構造主義の理論と併せて、批判的に(ここが重要である)読まれるだけの価値はあるだろう。

さて、肝心の本書の内容であるが、上記のようなバトラーの問いの核心を見失わぬようスッキリと解説されており、文章もかなり平易なので、いきなりバトラーの原典を読んでもよく分からなかったという人や、これからバトラーを読みたいがどれから手をつけて良いか分からないという人などにとって役に立つと思う。
しかし、著者も述べているとおり、本書はバトラーの主張をそのまま要約しているわけではない。また私見では、これほどのコンパクトなサイズにまとめようとした結果として、各々の論点のまとめ方がかなり大雑把になっている印象も受けた。
よって、本書はあくまで、原典を読む前の足がかり、もしくは読んでいて困った時の相談役程度の役割であろう。
バトラーが依拠するフロイトやフーコーについても言及しているが、これらもやはりかなり簡潔なものなので、より深い理解のためには彼らの原典にもアプローチするべきだろう。




ジル・ドゥルーズ (シリーズ現代思想ガイドブック)
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スチュアート・ホール (シリーズ現代思想ガイドブック)
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スラヴォイ・ジジェク (シリーズ現代思想ガイドブック)
販売元: 青土社

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ジジェクほど、いいかげんな精神分析的哲学者も珍しい。彼の言うことは嘘八百。思いつきで何でもほいほいと還元主義的に物事を整理してしまうひとなので重宝がられているが、こんなひとに騙されて、つきあっているような読者では、将来がおぼつかない。


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