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和書 882814 (8)



教育はどこへ (朝日選書 252)
販売元: 朝日新聞社出版局

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忠臣蔵-意地の系譜 (朝日選書 76)
販売元: 朝日新聞社出版局

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アメリカの小さな町から (朝日選書 81)
販売元: 朝日新聞社出版局

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憲法9条の思想水脈 (朝日選書823)
販売元: 朝日新聞社

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内容はタイトル通り、憲法9条の元になった思想と運動の流れ。

9条は占領軍の押し付けだけで決まったものではなく、
それ以前からの非戦思想の結果と言う主張そのものについては
概ね納得ゆく内容となっている。
ただし本書では、非戦思想が理想論過ぎると見られていた点は指摘しているものの、
武装中立国スイスを例に軍備撤廃を説く奇妙な論も引用しており、
論の実現性は問わずに引用している。

非戦思想・運動の歴史紹介本として読むには良いと思う。




競争しても学力行き止まり イギリス教育の失敗とフィンランドの成功 [朝日選書831] (朝日選書 831) (朝日選書 831)
販売元: 朝日新聞社

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この本では、テストがないのに国際学力テスト1位のフィンランドと、
最近の日本の「全国学力テスト」とその結果による学校ランキングという
教育改革のモデルとなったイギリスの教育を比較することで
現在の日本で本当に必要とされる教育モデルを探っています。

当たり前かもしれませんが、どこの国でもよりよい教育を
子どもに与えようと研究、努力はしています。
日本での全国学力テストの再開も、その一端ではあると思います。
けれど初年度の結果は、教員などによるテストの不正が行われるなど
テストの結果を重視するあまり、本質を損なっていると思われます。

フィンランドでは、少人数クラスで個々の生徒にあった授業を行います。
これは、お金もかかり、手間もかかります。
テストのように成果も見えづらいです。
支える人々の覚悟がいる方針だと思います。
けれど教育は、ひとりひとりの子どもがそれぞれの人生を
切り開く礎とするためになされる、重要なことであるはず。
「敗者があってはならない」という著者の言葉を
胸にとめておきたいと思いました。





ヨーロッパ文明と日本 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社出版局

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アメリカ200のキーワード (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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アメリカ歴史の旅―イエスタデイ&トゥデイ (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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 最近すっかり落ち目、というか世界の顰蹙を買いまくっているアメリカ合衆国ですが、著者の猿谷要(さるやかなめ)氏はこれまで名前では知っていても実感のできなかった歴史の幕間を軽妙な語り口で紹介されています。

 以下の4つのテーマで、アメリカが辿った歴史の光と闇とを紹介した内容は単なる薀蓄に終わらず、アメリカという国の成り立ちの複雑さをうまく伝える内容となっており、謂わば「アメリカ研究」といった方が分かりやすいかもしれません。

①歴史の真実と虚偽
②政治の栄光と悲惨
③人間の平等と差別
④社会の表層と深層

 特にインディアンに始まり、黒人、ユダヤ人、アイルランド人、イタリア人、日本人、共産党員と常に社会の底辺に位置する人間たちを虐げ続けてきた歴史の様は、まさに現在のイスラム教徒を犠牲者として社会的な鬱憤のはけ口としている、アメリカという国の特徴がよく理解できます。

 私も特に反米主義という訳ではありませんが、著書内でも触れられているセオドア・ルーズベルト(Theodore Roosevelt 1858-1919)の以下の言葉が、今のアメリカの主張する「自由」という概念を良く表しているように感じ、どうもなぁ~という気がしないでもありません。

『個人主義的な物質主義が荒れ狂った時代で、個人の完全な自由は・・・実際問題として、強者が弱者を食い物にする完全な自由を意味していた』




アメリカ型不安社会でいいのか―格差・年金・失業・少子化問題への処方せん (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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格差社会は日本国民全体が直面しうる問題である。
その中でも著者は格差研究の第一人者ということもあり、格差に関する様々な問題提起と著者の是正策を論じている。
岩波親書から出版されている『格差社会何が問題なのか』を併せて読めば、格差社会に対する知識は豊富なものになると思われる。




異文化受容のパラドックス (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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日本における異文化への対応を分析した本。

とりあえずの感想として、抽象的な異文化受容の方法論、認識論とかは非常に興味深い。
「内=不可欠=現実・身近/外=余剰=憧れ・遠い」といった構図を用いて、どのような場合に日本人がCMに登場しやすく、どのような場合に白人が登場しやすいかなど論ずるのは斬新である。

しかし、より具体的な話になってくると疑問を禁じえない。

まず、筆者が日本人の抱いている外国人へのイメージの根拠としているのは、質問らしきことをされた日本人の返答である。
しかし、どのような質問がなされたときにどのような流れでその回答が得られたのか、そういうことがほとんどかかれていないので、どこまで信用できるのかは疑問である。
また、アンケートの全体の状況もわからないので、筆者が自説に都合のいい発言を作為的に抜き出しているとも限らない。
そういう意味では、もう少し厳密な調査を行い、それを巻末でもいいからきちんと記すべきだったと思う。今のままでは論拠の信憑性はそれほど高くないだろうから。

あと、これは本書が執筆されてから10年以上たっているためかもしれないが、筆者の言う「差別」が本当に存在するのかも疑問である。
例えば、在日朝鮮人はずっと差別されているというような叙述が散見されるが、私の経験からすれば、そのようには思えない。
私がいた小学校や高校には在日朝鮮人が多くいたけれども、そうした人々とは仲良くしていたし、そもそも彼らと接していて人種とか国籍とか民族とかを意識したことさえほとんどない。
筆者の「差別される在日朝鮮人」像自体が、ある種のステレオタイプの発現であり、現実と合致していないように思えてならない。
(なお、今日の問題としてネットウヨを挙げる人がいるかもしれないが、そもそも掲示板で吹き溜まりになっているという事実自体が、日常世界では在日ではなく在日を差別する人が白い目で見られることを証明しているし、ネットウヨは在日や韓国政府の「よくない行動」を論拠として実証的に在日を非難せざるを得ないという状況は、単純な在日への差別的視線は誰にも受け入れられないことを示しているといえるだろう)

結局、筆者の言動それ自体が、「差別する日本人/差別される在日」+「告発する筆者」という固定的ステレオタイプであり、こうした告発自体がかえって日本人と在日との差異を顕在化させてしまっているように思える。
特に「潜在意識では差別心を抱いているのだ」といった、反論しようのない言明で追いつめていくのはどうなんだろうか、と思う。
日本人から「告発する筆者」だけを外して、筆者自身の道徳的優位性を確保しているのでは、という皮肉な見方さえ出来る。


ということで、具体的な話は、時代遅れなのか筆者のステレオタイプによるのかは図りかねるが、ともかく現在では同意しかねる。
しかし、抽象的な文化受容の話は大変に面白いので、間を取って星3つとする。


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