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人類最古の哲学―カイエ・ソバージュ〈1〉 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

読みはじめた時は、なんだか
論理の展開がスムーズではなく
投げっぱなしの感覚が否めず、
いまいち本の中に溶け込めず楽しめなかった。

しかし、読み進めて行くうちに
この本が読者をどこに連れて行くのか興味を抱きはじめ
最後にはすっかり神話的思考に惹かれていた。

前半がかったるいので☆3つ。
かったる過ぎて、危うく挫折した。




対称性人類学 カイエ・ソバージュ (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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対称性について語り続けてきたこのシリーズも本書で完了となります。本書では、対称性が薄れてしまった結果生じている様々な問題を、仏教を軸にして解決する道を提起しています。仏教が語るエッセンスは、現代社会でやかましく言われている、「コンプライアンス(法律遵守)」ではなく、「エチックス(人間としての倫理・道徳)」であり、ここにこそ現代社会の諸問題を解決させるキーがあると著者は訴えます。
著者がここまで仏教に詳しいとも思いませんでしたし、最後の結びが仏教であったとは全く予想もしなかったため、vわず唸ってしまいました。
これだけのロジックを振り回しているのに、全編を通して十分抑揚が聞いた語り口を維持する著者の姿勢に大いに共感しました。




知の教科書 ソシュール (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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中央大学にて言語学者丸山圭三郎の師事を受けた著者のソシュール入門書。
私は通常、新書=広範な知識を集めた入門レベル 選書=専門書の基礎レベル  と言った感じであると認識しており、ソシュールについては新書の流行に伴って様々な著作が出版されているのが現状です。
しかし、本書が出版されてから4年をおいて尚、本書を上回る分かりやすさを持つ書籍は存在しないと感じます。

難解さを廃し、分かりやすい言葉・表現を用いながら、ソシュール言語学の用語や理念の解説はもちろん、ソシュールの幼少から死後に至るまでの経歴、ソシュール理論の発展に伴う実存主義から構造主義への転換まで、広範な著者の知識を披歴しています。

ソシュールに限らず、言語学に触れようと考える方は、まずこちらの本から足を踏み入れられてはいかがでしょうか。




知の教科書 フロイト=ラカン (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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ラカンの入門書という点では、出来が悪い。作田啓一『生の欲動』の方がずっとずっと卓越している。エクリの主要論文を紹介した気になっているが、英語が読める人は、ブルース・フィンク(Bruce Fink)のエクリの英訳書を読んだ方がずっとためになる。Finkには、A Clinical Introduction to Lacanian Psychoanalysis: Theory and Techniqueという本もあり、これもよい。日本のラカン研究では、自分が理解していないのに、本を書く似非研究者が多いのが残念な特徴なんだけど、なんとかその一歩手前で踏みとどまっている本。




知の教科書 デリダ (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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ポスト構造主義を代表するフランスの哲学者の、とっつきやすい小さな教科書です。デリダが実は学校嫌いだったことや、サッカーが大好きだったこと、さらに肝心なデリダの思想キーワード「脱構築」「散種」「代補」「差延」「亡霊学」・・・なども、少ないページ数で的を射た解説をされております。また、最早現代の古典となりつつある「グラマトロジーについて」「声と現象」などのミニガイドも記載されております。(「エクリチュールと差異」は紹介されておりません)他にも、デリダの女性関係といった、ちょっとどうでもいいような面白いコーナーもあり、今後ジャック・デリダを究めたい人にはかなりお薦めです。

僕は赤線を引いて、残りの作品を集めるのに必死になっております。




知の教科書 ニーチェ (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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私は哲学・思想を専門とする人間ではありませんが、最近になってこういった方面にも興味がわいてきたので、哲学・思想の概説書をいろいろと読んできましたが、それらを読んでも「ニーチェって、どうも一般人にはよく判らないことを、あれこれ考えてたんだなぁ」としか思えませんでした。

しかし、しかしです。
この清水氏の著作を読みますと、ニーチェの考えていたことの核心は、意外なほど単純明快であったということが判ります。
これには正直、驚かされました。

しかし考えてみますと、ルー・ザロメという女性は、ニーチェの思想の核心をしっかりと理解してニーチェ本人から絶賛されたのにも関わらず、彼女はニーチェ思想に特別な関心をもつこともなく、精神分析のほうに行ってしまうんですね。

まぁ確かに、肉体的な健康-病気の概念を、精神状態にまで当てはめるというのは、私もムリがあるかなとは思いますけどね。

最後になりましたが、このような素晴らしい著作をものされた清水氏の今後のご活躍を楽しみにしております。




知の教科書 批評理論 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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数ある批評理論の入門書の中では中級レベル程度の入門書。説明は丁寧で、しかも、イントロダクションしている批評理論を用いて実際に作品分析をしてみせるところなどは、他の入門書とは明らかに一線を画すところである。ただ、レベルは中級程度と言ったが、批評理論に関して最低限の知識が無いと、通読はやや困難だと思われる。批評理論に興味のある方で本書を最初の一冊目に選んでしまい、「批評理論って何だか難しいな」と感じてしまうことがあれば、もう少し平明に書かれた入門書も数多く存在するので、そちらを先に読んで基礎知識を十分得た上で本書を読んでみて欲しい。基礎的な知識さえ事前に押さえておけば、本書は批評理論の醍醐味を存分に伝えてくれるはずである。




知の教科書 フーコー (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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「知の考古学者」として知られる思想家フーコーの生涯、思想について実にわかりやすくまとめてある。

 現代思想や人文科学の学問書を読むときには、こういうセンスのいい専門家の入門書を読んでからより専門的な内容の本へと移行していくのがわかりやすい。




知の教科書 ヘーゲル (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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 表紙には「難解といわれる壮大な大系の見取り図を示す入門書」と銘打ってあるが、内容はヘーゲルの部分部分を分析するものであり、まったく逆である。
 本書の最大の問題は、ヘーゲルの生涯を概観した直後にある「ヘーゲルとスピノザ」の章にある。ここで筆者は詳しい人でなければ知らないヤコービの『スピノザ書簡』やシェリングの『哲学の原理としての自我』をとりあげ、細かい議論をしている。これが中級向けの論文集ならばいいが、「入門書」で出てくるのは非常に問題である。恐らく初級者はヘーゲル哲学の面白さに気付かないまま挫折してしまうだろう。
 これは筆者だけでなく、編者や編集者にも問題があると思う。




知の教科書 密教 (講談社選書メチエ)
販売元: 講談社

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教科書、だろう。通読してもそれほどおもしろくはない。キー・ワード、キー・パーソンが、おそらく平明に解説されてある。「おそらく」というのは、前半の歴史や教義の説明ならば何とかついてけたが、後半の曼荼羅や修行を扱う部分では、もはや何のことやらさっぱりわからなかったからだ。まあ、付録のブックガイドや寺ガイドなども含めて参照しやすい便利な本なので、できれば手元においておくと突発的に役にたつことがあるかもしれない。ある種の人たちには。
しかし、本書を読んで強く印象に残ったのは、密教の歴史における空海のどえらさである。日本史の枠内ではそりゃまあ有名人だよなあ、くらいにしか思っていなかったが、やはりただものではなかった。そもそもチベット密教について知りたくてこの本を購入したのだが、そしてその目的はおおよそ達成されたのだが、しかし空海ってすごいな!の方が勝ってしまった。これは著者の偏向のためではなかろう。もっとこの人のことを学ばねばな、と思いを新たにした次第である。


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